Day: July 5, 2025

【陸上】新たな肩書きの重圧、失われかけた“楽しむ”心…久保凛が日本記録を更新するまでの道のり

久保凛(17歳、東大阪大敬愛高校)が1分59秒52の日本新記録で2連覇を達成しました。昨年7月に自身が記録した日本記録を0秒41上回りました。9月に行われる世界選手権東京大会の参加標準記録(1分59秒00)には達せず、今大会での内定は持ち越しとなりましたが、世界ランキングでの代表入りに大きく前進しました。出場が決まれば、高校生の女子個人種目としては、1999年のセビリヤ大会5000メートル代表に選ばれた藤永佳子選手以来、26年ぶりとなります。高校3年生の期待の星が、世界舞台へと羽ばたきます。 ◇   ◇   ◇久保は電光掲示板のタイムを見て、少し悔しそうな表情を見せました。日本新記録を達成したものの、目標としていた世界選手権の参加標準記録には0秒52届かず、「悔しいタイムになった」と言葉を漏らしました。しかし、その表情は一瞬でした。すぐに顔を上げ、「楽しくレースができたので、満足しています」としっかりとした声で語りました。レースを楽しむ心を持つことができたことが、大きな成長だったのです。彼女は高校1年生ながらにして23年全国高校総体を制覇しました。高校2年時には日本選手権で初優勝し、日本女子として初めての1分台を記録しました。気づけば「あのサッカー選手の久保建英のいとこ」という紹介ではなく、「日本記録保持者」と呼ばれるようになりました。「肩書きはあまり気にならなかったけど、それだけに『絶対に勝ちたい』『負けたくない』という思いがあった。日本記録を更新できて、たくさん注目してもらえて嬉しい」と語りました。デビュー当時は充実感がありましたが、3年生になると、それが重圧へと変わっていきました。注目を集めることが増え、試合後には10分以上もサインに応じることも。それだけに「必ず記録を出さなければ」と気持ちが引き締まり、自分の記録を超えられない日々が続きました。5月の木南記念では2位となり、国内大会800メートルの連勝も「13」でストップ。レース後には涙を流し、自分がタイムに縛られていたことに気づきました。「心がいっぱいいっぱいになると、走れないと分かりました」と久保は言います。今回は「楽しむ」という決意でスタートラインに立ちました。恐れることなく、号砲直後から積極的に前へ出て、1度もトップを譲らずに駆け抜けました。国立競技場にどよめきが走り、1年ぶりに日本記録を更新しました。「楽しく走れた。ようやく1年ぶりに納得のいくレースをすることができて、本当に嬉しくてたまりません」と明るく振り返りました。ゴール直後は悔しそうだった表情も、取材エリアでは晴々としており、報道陣に「皆さんもぜひ800メートルを体験してみてください」と笑顔で勧める場面もありました。今回の大会では内定は得られませんでしたが、世界ランキングでは日本人トップとなり、代表入りはほぼ確実です。「東京で開催されるのでワクワクします。出場できたら、入賞を目指したい」と、1年前の記録を上回り、初の世界舞台を心待ちにしています。【藤塚大輔】◆久保凛(くぼ・りん)2008年(平成20)1月20日生まれ、和歌山・有田川町出身。小学1年生でサッカーを始め、串本JFCでプレー。高学年時に地元の駅伝大会で区間新記録を達成、中学3年で陸上競技を開始し、全国中学校体育大会800メートル優勝。23年に東大阪大敬愛高校に進学し、全国高校総体2連覇を達成。サッカー日本代表MF久保建英はいとこ。憧れの選手は田中希実選手。身長167センチ。--【写真特集&まとめ】久保凛、新星フロレス、田中希実ら登場/陸上日本選手権第1日--

三笘薫が親指を立てるポーズでブライトンに帰還「戻ってこれて嬉しい」

日本代表MF三笘薫(28歳)がブライトンのチームに再び合流しました。クラブの公式SNSアカウントでは、5日に「戻ってこれて嬉しい」と三笘の親指を立てるポーズの写真が投稿されました。三笘はドイツのバイエルン・ミュンヘンへの移籍の噂もありましたが、ブライトンと新しい契約を結ぶ方向に向かっていると、英スカイスポーツが4日までに報じています。ヒュルツェラー監督は「プレシーズンのトレーニングで再び彼と会えるのを楽しみにしている。それが私たちのプランです。彼と一緒に働き続け、彼の成長を促したいです。彼はまだ限界に達していないと思っています。彼は私たちの重要なメンバーになることを確信しています」と述べています。

MLB公式、ドジャース大谷翔平の31歳の誕生日を祝福 幼少期から現在までの貴重な写真を公開

```html MLB公式インスタグラムが、ドジャースの大谷翔平投手の31歳の誕生日を祝い、特別な投稿を行いました。大谷選手の成長をたどる貴重な写真が公開されました。幼少期の父・徹さん、母・加代子さんとの2ショット写真をはじめ、花巻東高校時代に活躍したU-18日本代表での投球シーン、北海道日本ハムファイターズ、ロサンゼルス・エンゼルス、そしてドジャースでのプレー写真が一挙に紹介されています。「ショウヘイオオタニ、31歳の誕生日おめでとう! 彼は赤ちゃんの頃からすでにスターでした」と、MLBのアカウントはコメントを添えて投稿しています。この記念すべき日に、大谷選手は今シーズン4回目のマウンドに立つ予定です。2イニングを予定しており、誕生日に出場するのは日米通じて初となります。バッターボックスでは、試合開始時点で打率.282、リーグトップの本塁打30本、打点56、OPS(出塁率+長打率)は1.006と輝かしい成績を残しています。 ``` This rephrased version focuses on keeping the cultural nuances in mind while conveying the same information for...

大谷翔平31歳を盛大に祝福 秘蔵ショットに「彼は赤ちゃんの頃から強打者だった」 MLB公式

MLB公式Xが、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手の31歳の誕生日を祝福しました。幼少期の大谷が、おもちゃのバットを持っている秘蔵ショットを公開し、「ショウヘイオオタニ、31歳の誕生日おめでとう!彼は赤ちゃんの頃から強打者だった。」とコメントを添えて投稿しました。本日、大谷選手は今季4度目の登板を予定しており、2イニングを投げる予定です。この登板は日米を通じて初のバースデー・マウンドとなります。打者としての成績は、試合前時点で打率.282、リーグ単独トップでメジャー3位の30本塁打、56打点、そして12盗塁を記録しています。出塁率と長打率の合計であるOPSは、1.006となっています。

【陸上】フロレス・アリエ「次から青木アリエ」家族を迎えて特別な大会で3位/日本選手権

6月に日本国籍を取得した女子400メートルのフロレス・アリエ(21=日体大)は、3位の結果にも「プレッシャーの中で走るのは初めて。ようやく肩の荷が下りた」と笑顔を見せた。6月には右手の人さし指にひびが入り、200メートル以上の練習ができなかった。さらにレース直前にはふくらはぎに違和感を感じたそうだ。「前半に力を入れて、後半は崩れてもいいと思って走った」と感想を語った。5月の静岡国際では51秒71を記録し優勝。日本記録を0秒04上回っていたものの、ペルー国籍だったため公認されなかった。日本人選手として初めて出場した今回の大会では、初めて家族を呼んだ。「特別な大会だから。父と母、姉が来てくれて、支えてくれた人に感謝したい」。世界選手権の混合1600メートルリレー代表の選考基準記録(52秒30)を突破しており、代表入りが期待されている。「次のレースからは苗字が青木アリエに変わります。父の家族が青木だから。新しい自分を見せたい」と意欲を見せた。【首藤正徳】

【陸上】桐生祥秀、5年ぶりの優勝で歓喜の涙「30歳でも日本で勝負できる」/日本選手権

桐生祥秀(29=日本生命)が男子100メートル決勝で5年ぶり3度目の優勝を果たし、初めてのうれし涙を流しました。決勝は追い風0.4メートルの下、10秒23でフィニッシュしました。このタイムは特別早いものではありませんでしたが、激しい接戦を制し勝利しました。中学から陸上を始めて以来、多くの悔し涙を経験してきましたが、今回は初めての歓喜の涙となりました。男子110メートル障害では泉谷駿介(25)が優勝し、野本周成(29)の2人が世界選手権代表に内定しました。   ◇   ◇   ◇5年ぶりの勝利インタビューで、桐生は「すみません」と手で口元を覆いながら、号泣しました。悔し涙の経験があるため、反射的にテレビカメラから顔を隠そうとしましたが、この夜の涙は隠す必要も恥じる必要もないものでした。男子100メートル決勝では、号砲に対する反応速度が決勝参加者8人の中で最速の0.133秒でした。準決勝では狂っていた上体を起こすタイミングを修正し、経験豊富な選手たちが集まるレースで勝利しました。「最後の2メートルで横を見て、いけると思った」と述べ、フィニッシュ後は左の人差し指を突き上げて歓声を上げました。「泣くつもりはありませんでしたが…。(後藤)トレーナーを見た瞬間に涙が出ました。東京オリンピックでも悔し涙しか流しませんでしたが、中学時代から初めてのうれし涙です。」桐生は、16年リオデジャネイロオリンピック選考の日本選手権では3位となり、「想定外の内定だった…」と号泣しました。東京オリンピックでは400メートルリレー決勝でバトンが失敗し敗退、走ることもできず涙しました。2013年4月に高3で10秒01を記録し、9秒台の期待を受けて、感情を素直に出すことは難しくなりましたが、29歳の今、初めて歓喜の涙を流しました。世界選手権の切符はまだ手にしていませんが、ランキングを上げるか、参加標準記録の10秒00突破を目指しています。今年から厚底スパイクを使用するなど挑戦を続けています。「速いタイムではないが、勝利をつかめた。30歳でも日本で活躍できることを示したい。若い力に負けないように頑張る」。ジェット桐生はまだ健在です。【益田一弘】

【巨人】9安打も無得点で今季3度目の引き分け…満塁機会を逃し、菊池の好守に阻まれる

巨人は延長12回まで無得点に終わり、広島と0-0で引き分けた。1回ではオコエが二塁打を放ち、三塁まで進むも無得点。4回もオコエが先頭で安打、1死から盗塁成功するも得点につながらなかった。6回には2死二塁、7回では坂本が1死から二塁打を放つも、キャベッジの二ゴロが菊池の好守に阻まれ好機を逃した。延長10回では2死から3連打で2死満塁のチャンスを作ったが、丸が遊ゴロで倒れた。延長11回、12回も無得点で終わった。投手陣は好投が光った。先発のグリフィンは2回に左すねに打球が当たるアクシデントにもかかわらず、7回無失点の好投。8回は田中瑛とバルドナードが無失点でつなぎ、9回は中川が無失点に抑えた。延長10回は船迫、11回はケラー、12回は石川が無失点に抑え、守護神マルティネスが不在の中、無失点リレーで引き分けに持ち込んだ。▼巨人は本拠地の東京ドームで6月27日から連続無失点試合を続けており、これは2011年に日本ハムが札幌ドームで達成して以来2度目で、セ・リーグでは初の記録。日本ハムは当時、札幌ドームの交流戦で5試合連続完封勝ちを収めている。

【阪神】危険球判定が懸念されたデュプランティエ、完封まであとわずかで危機を乗り越える

阪神タイガースのジョン・デュプランティエ投手(30)は、完封を目前にした「危険球退場」の危機を無事回避しました。試合は9回に入り、無失点のまま進行していましたが、1アウトを取った後の球が桑原将志外野手(31)の顔付近に投げられました。桑原選手は素早く体をひねって背中に当たったものの、もしヘルメットに直撃していたら「危険球」として退場処分を受ける可能性がありました。しかし、球審は判定を下さず、試合はそのまま続行されました。

【阪神】たまらんティエ! モンスター化した右腕が再び完全制圧 2度目の完封&奪三振単独1位

阪神タイガースのジョン・デュプランティエ投手(30)が、今シーズン2度目となる完封勝利を果たし、5勝目(3敗)を挙げました。走者が二塁に進んだのは4回の一度だけで、それ以降は全く隙を与えませんでした。6月19日のロッテ戦(甲子園)での完封勝利、同月28日のヤクルト戦(神宮)での7回無失点に続き、今回も素晴らしい投球を見せ、連続無失点記録は25イニングまで達しました。この試合では9つの三振を奪い、シーズン奪三振数は95に到達。DeNAのトレバー・バウアー投手(34)を抜いて、リーグの単独トップに立ちました。規定投球回に満たないにもかかわらず、驚異的な奪三振率を誇っています。▼デュプランティエが今シーズン2度目の完封勝利を達成したのは、阪神の外国人投手では2014年のランディ・メッセンジャー(3度)以来です。来日1年目の投手としては2002年のジェフ・ウィリアムス(2度)以来、実に23年ぶりの快挙です。▼さらに、デュプランティエは6月19日のロッテ戦から3試合連続で無失点を続け、次回の登板で9回無失点を達成すれば、NPB外国人投手最長の記録である34イニング(1965年のジーン・バッキー)に並ぶことになります。

【フォトギャラリー&まとめ】日本陸上選手権第2日にドルーリー、久保凛、新星フロレス、桐生祥秀が登場

東京・国立競技場で陸上日本選手権が4日から6日まで行われています。9月に開催される世界選手権東京大会の代表選考も兼ねており、男女合計34種目で日本一が決まります。 競技の詳細は、第1日に女子5000メートル、第2日に男女100メートルと800メートル、女子400メートル、第3日に男女走り幅跳び、200メートル、女子100メートル障害などが行われる予定です。 ドルーリー朱瑛里 女子1500メートル予選 女子1500メートル予選1組で苦しんだ様子のドルーリー(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組をスタートする田中(中央)、ドルーリー(左端)ら(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組のスタートで前に出るドルーリー(右から2人目)。中央は田中(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組で競り合う田中(左)、ドルーリー(右)ら(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組で競り合う田中(中央左)、ドルーリー(同右)ら(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組で力走するドルーリー朱瑛里(中)(代表撮影) 女子1500メートル予選1組をゴールし苦しげな表情を見せるドルーリー(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組 13位でゴールし苦しげな表情を見せるドルーリー(代表撮影) 田中希実 女子1500メートル予選 女子1500メートル予選1組で先頭を走る田中(中央)(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組を1着でゴールした田中(撮影・足立雅史) 女子1500メートル予選1組で力走する田中希実(右)(代表撮影) 女子1500メートル予選1組で力走する田中希実(左から3人目)(代表撮影) 女子1500メートル予選1組で力走する田中希実(代表撮影) 女子1500メートル予選1組を1着でゴールした田中(撮影・足立雅史) 久保凛 女子800メートル決勝 女子800メートル決勝を日本新記録で優勝した久保(右)(撮影・足立雅史)...