【第1日見どころ】久保凛、新星フロレスら登場 男子100mは決勝進出者が決定/陸上日本選手権

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陸上日本選手権が本日4日、東京の国立競技場で幕を開けます。この大会は、9月に行われる世界選手権東京大会(13~21日)の選考会も兼ねており、初日には男女計17種目の競技が予定されています。

女子5000メートル決勝では、田中希実(ニューバランス)が4大会連続となる代表入りを目指します。彼女はすでに参加標準記録(14分50秒00)を突破しており、3位以内に入れば代表が内定します。廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)や山本有真(積水化学)も上位に食い込むことを狙っています。

男女800メートル予選には、女子では久保凛(東大阪大敬愛高)、男子では落合晃(駒大)が登場します。どちらも日本記録保持者であり、前回大会の優勝者です。5日の決勝に向けて、良い流れを作れるでしょうか。

女子400メートル予選に初めて出場するのは、6月に日本国籍を取得したフロレス・アリエ(日体大)です。彼女はペルー国籍だった5月の静岡国際で、日本記録(51秒75)を0秒04上回る好記録を出しました。

男子100メートルでは、予選と準決勝が行われ、5日の決勝に進出する8人が決まります。今年1~6月に10秒20を切った選手は史上最多の17人で、激しい競争が予想されます。右股関節上部骨を痛めながらも出場するサニブラウン・ハキーム(東レ)、今季日本人最速の10秒06を記録した柳田大輝(東洋大)、自己ベスト9秒98を持つ小池祐貴(住友電工)、今季10秒台を4回記録している桐生祥秀(日本生命)、6月に10秒12をマークした山縣亮太(セイコー)らが頂点を目指します。

◆世界選手権一般種目の代表選考について 各種目の出場枠は最大3名(女子やり投げは例外的に4名)。パリ五輪で入賞した日本人最上位者は、1月1日から日本選手権までに参加標準記録を突破すれば代表内定となります。日本選手権で3位以内に入り、さらに8月24日までに参加標準記録を突破すれば、代表に大きく近づきます。開催国枠も設定され、参加標準や世界ランキングの選考条件を満たした選手が一人もいない種目には適用されます。

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