大谷翔平と再会した恩師ネビン氏、伝説の二刀流回想「みんな彼に休ませろと言ったが…」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30歳)は、かつてエンゼルスで監督を務めたフィル・ネビン氏(54歳)と再会しました。彼とは2022年シーズン途中から2023年にかけて共に過ごした恩師です。試合前、大谷はキャッチボールを終えた後、ネビン氏との懐かしい時間を楽しみました。
現在、シカゴ・ホワイトソックスで選手育成特別補佐の役職を務めるネビン氏は、メディアの取材に応じ、エンゼルス時代の大谷のパフォーマンスで特に印象に残っている出来事について語りました。「デトロイトでの完封勝利の日を覚えているかい?その日、彼はダブルヘッダーの2試合目で2本のホームランを打った。あの日は、関係者なら絶対に忘れないでしょう。」と述べ、23年7月27日のタイガース戦が大谷の二刀流としての伝説の日であったと即答しました。
さらに驚くべき出来事がありました。「その後カナダのトロントに移動して、みんなが彼を休ませるべきだと言いましたが、彼は初打席で本塁打を打ちました。その24時間は私がこれまで見てきた中で、最も素晴らしいプレーでした。」大谷はデトロイトでのダブルヘッダーで足にけいれんを起こし、一時交代しました。その後、ブルージェイズ戦のためにトロントへ向かい、「2番DH」として出場し、初球で本塁打を放ちました。
この伝説的な二刀流の活躍を目の当たりにしたネビン氏は、大谷の今後のワールドシリーズ制覇や前人未到の「50-50(50本塁打&50盗塁)」達成について「彼のフィールドでの活躍には驚かないが、当然のことだとは思わない。彼が野球界、さらに世界にとってどれほど大きな存在かを私は理解している。」と最大の賛辞を送りました。