谷繁元信氏、巨人の初回先制点における巧みな駆け引きを解説「阪神捕手の坂本が考えすぎ」

日刊スポーツの評論家、谷繁元信氏(54歳)は、プロ野球試合の初回での先制点について行われた「駆け引き」を詳しく解説しました。
谷繁氏はテレビ中継の解説を担当しており、1回表に巨人の4番として初めて起用された増田陸選手(25歳)が、先制の2点タイムリー二塁打を放った場面を取り上げました。この場面では1死一、二塁で阪神の先発投手である伊原選手が7球目の内角カットボールを投じ、増田選手が左翼線に打ち返しました。しかし谷繁氏が注目したのは、その前の6球目です。6球目の外角ツーシームを増田選手がファウルにした際、増田選手がバッティングフォームで開いてしまったと指摘しました。
普通、バッターはそれを見て修正したがるものですが、増田選手は7球目でもフォームを変えませんでした。それについて谷繁氏は「だから打たれたんです。これは坂本捕手が考えすぎた結果ですよね。普通に考えれば、外にボールを落としておけば問題なかった。しかし、坂本選手は相手が修正してくると考えて駆け引きをしましたが、結果的にはそれが裏目に出ました」と述べました。