Day: July 3, 2025

【阪神】藤川監督、豊田寛選手へ「ヒットが出ないくらいで気落ちしないで」とアドバイス

阪神タイガースは今シーズン3度目のサヨナラ勝利を収め、現在5連勝中です。この結果、2位の広島とのゲーム差は今季最大の5となり、貯金は12に増えました。同一カードでの巨人戦3連勝も今季2度目です。 試合は2-2のまま9回を迎えましたが、豊田寛外野手(28)が巨人の抑え投手マルティネスからサヨナラとなる中犠飛を放ちました。 この日、豊田選手はここまで2併殺と見逃し三振でしたが、藤川球児監督(44)は彼の忍耐力を称え、「豊田は自分でホームを進む姿勢を示し続け、野球の神様が最後のチャンスを与えたんじゃないかな」とコメントしました。 4回の打席の際には、藤川監督が豊田選手に「1打席や2打席、または1試合や2試合でヒットが出なくても気にすることはない。どんな選手も同じで、我々は起用すると決めた選手を信じているから、気落ちしないでほしい(笑い)」と声をかけたことを明かしました。 豊田選手は9回無死満塁の場面でプロ初のサヨナラ中犠飛を成功させ、「最高にうれしいです。正直、よく分からない気持ちですが(笑い)、チャンスを潰してしまっていたので、なんとか結果を出そうと思って立ちました」と話しました。

【阪神】豊田寛「妻と子どもに」プロ初サヨナラ打の喜びを家族へ「日頃のサポートのおかげで打てた」

阪神豊田寛外野手(28)がプロ4年目で初のサヨナラ打を放った。2-2の9回無死満塁、カウント3-2からの7球目。高めの直球を捉えて中犠飛で試合を決めた。ヒーローインタビューでは甲子園のお立ち台は「初めてです」と息切れしながら話した。勝利直後はチームメートから水をかけられるなどさまざな形で祝福を受け笑顔。「もうなんかよくわからないです。うれしいです」と喜んだ。喜びを誰に届けたいか問われ「一番は家族に。多分、家で応援してくれていると思うので、妻と子どもに届けたいと思います」と答え「日頃のサポートのおかげで打てたと思います。ありがとう」とメッセージを送った。阪神森下(サヨナラの9回に先頭で中前打を放ち出塁)「出塁することだけを意識していた。厳しいボールがきたらカット、引っ張りすぎないと。(中学時代の所属チーム、高校の先輩の豊田は)決めてくれると思っていた。いい犠牲フライだった」【動画】巨人マルティネスに黒星付けた!阪神豊田寛がサヨナラ犠牲フライ!痺れる勝負制し3連勝

【巨人】開幕31試合連続無失点のマルティネス、32試合目でついに初失点し…サヨナラ負けでセ・リーグ新記録ならず

巨人の頼れる守護神、ライデル・マルティネス(28)が開幕から32試合目で今季初めての失点を喫し、チームはサヨナラ負けで今シリーズ3連敗を記しました。試合は2-2の同点で迎えた9回裏。阿部慎之助監督(46)は、試合を締めるためにマウンドにマルティネスを送り出しました。しかし、先頭打者の森下に中前ヒットを許した後、けん制球が一塁でエラーとなり、ノーアウト二塁のピンチに。その後、佐藤輝を申告敬遠し、大山の内野安打でノーアウト満塁の状況に。最後は豊田のサヨナラ犠牲フライで決勝点を奪われました。マルティネスは29日のDeNA戦で無失点を守り、開幕から31試合連続無失点の偉業を達成。これは16年に田島慎二(中日)が記録したセ・リーグ記録に肩を並べたものでした。次に目指していたのは、平良(西武)が持つプロ野球記録の39試合連続無失点でした。

【阪神】今季3度目サヨナラ勝ちで5連勝!2位広島とゲーム差は今季最大5に広がる

阪神が今季3度目のサヨナラ勝ちで5連勝とし、2位広島とのゲーム差を今季最大の5に広げた。貯金を12に伸ばし、5連勝は今季2度目、巨人戦も今季2度目の同一カード3連勝となった。先制は巨人だった。初回、阪神先発の伊原陵人投手(24)が先頭の丸、オコエに連打を許し、1死一、二塁から4番増田陸に2点適時二塁打を浴びた。伊原は先発11試合目にして、初の1回に失点となった。それでも2点を追う4回1死から、森下翔太外野手(24)、佐藤輝明内野手(26)、大山悠輔内野手(30)の3連打で1点をかえすと、続く5回。先頭の小幡が右翼への二塁打を放ち無死一、三塁から、代打ヘルナンデスの犠飛で同点に追いついた。その後は両チームリリーフ陣が踏ん張り、どちらも譲らぬ展開。それでも最後はホームの阪神が試合を決めた。【関連記事】阪神ニュース一覧【動画】巨人マルティネスに黒星付けた!阪神豊田寛がサヨナラ犠牲フライ!痺れる勝負制し3連勝

【DeNA】「18」の背番号を背負う小園健太、待望のプロ初勝利「長かった」

濃紺のユニホームに背番号「18」が輝く。DeNAの小園健太投手(22)が喜びを露わにした。試合は3回2死二塁のピンチ、1回に先制3ランを打たれた中日のボスラーを空振り三振に仕留めた。「絶対に打たれたくなかった」と、悔しさを乗り越えた。この日、小園は毎回走者を背負いながらも5回3失点でプロ初勝利。彼は「長かったです。様々なことを乗り越えて、喜びが込み上げてきますが、悔しい気持ちも多かったです。」と振り返った。 小園は21年のドラフトで競合の末にDeNAに1位指名で入団。三浦監督から背番号「18」を受け継いだ。ファンの大きな期待を背負いながらも、プロ入り後1軍登板はわずか1回のみだった。厳しい声が目につく中、「グーグルを開くと否定的な意見が目に入る。見たくないと思いながらも、つい気になってしまいます。」と、ドラフト1位としての重圧に苦しんできた。 オフシーズンにはフィジカルの強化に取り組み、筋肉量と体重を大幅に増加。また、先輩の坂本選手に頭を下げてスプリットチェンジを教わり、ゴロアウトや三振を増やすことに成功した。それが功を奏し、イースタン・リーグではトップの防御率1.67を記録し、1軍での初勝利を掴んだ。「背番号18の重みを感じながらも、今日は自分らしくありのままの小園健太を見せると決めていました。」と語る彼は、エースナンバーの期待を背に大きな一歩を踏み出した。 ▽DeNA三浦監督(小園の初勝利に対して)「よく粘って結果を出したと思います。この背番号18は小園のものです。この1勝を積み上げて、さらに成長してほしい。」 ◆小園健太(こぞの・けんた)2003年4月9日生まれ、大阪府出身。貝塚一中時代には貝塚ヤングに所属し、高校時代にはバッテリーを組んでいた松川(現・ロッテ)と全国制覇。市和歌山高校では1年の春からベンチ入りし、3年春にはセンバツに出場した。2021年のドラフトでDeNAに1位指名され入団し、背番号18を受け継いだ。2024年4月10日の中日戦でプロ初登板を果たした。身長185センチ、体重90キロ、右投げ右打ち。今季推定年俸690万円。

【ヤクルト】新星・中村優斗、プロ入りの驚き!高校では想定外の道、5回無失点で初勝利達成

ヤクルトの期待の新人、中村優斗投手(22歳、愛知工大出身)が5回を投げ7安打を抑え、見事プロ入り初勝利を掴みました。5回2アウト満塁の緊迫した場面では、自信を持ってサインに頷き、127キロのスライダーで広島のファビアン選手をファウルフライに仕留めました。三者凡退こそなかったものの、しっかりと粘りを見せました。「当初、プロ野球は考えていなかったが、今1勝を手にし、不思議な気持ちです。でも、もっと勝っていきたいですね」と語りました。 彼にとっての転機は1年前の春でした。「あの瞬間が私の変わり目でした」と話します。大学在学中に侍ジャパンの強化試合メンバーに選ばれ、オリックスの山下舜平大選手とのキャッチボールで驚きを感じました。球の伸びや軌道、音のすべてが別次元だったのです。「どんな感覚なのか」「どんなトレーニングをしているのか」、疑問が次々と湧き出し、彼はそれに答えを求め続けました。 その結果、ボックスジャンプなどの瞬発力を鍛えるトレーニングを取り入れ、最高速は157キロから160キロに向上しました。プロの舞台に立ってからも、コンディション不良に悩む中、栄養学やトレーニングについての勉強を続けました。 高校時代はプロを目指さず、公務員を志望していました。しかし、高校3年の時に145キロを記録し、野球を続けることを決意。今、その選択が実を結びました。今回の試合後には登録を一度抹消し、次の登板に備えます。苦戦するチームに光をもたらした中村選手の活躍に期待が高まります。【上田悠太】 ◆中村優斗(なかむら・ゆうと)2003年2月8日生まれ、長崎県出身。諫早農業高校卒業後、愛知工業大学に進学。大学リーグ戦に1年生の春から出場し、通算51試合で16勝18敗。大学3年春から3季連続で奪三振王を獲得。24年のドラフト1位でヤクルト入団。25年6月22日にオリックス戦でプロデビュー。身長176センチ、体重86キロ。右投げ左打ち。今季の推定年俸は1,600万円。 ▽ヤクルトの高津監督は中村選手について「5回まできっちりと投げ抜き、変化球もしっかりと腕を振って投げていた。勝利を導く姿を見て立派だと思った」と評価しました。

【読売ジャイアンツ】緊急スタメンの門脇誠が脱水症状で途中交代

読売ジャイアンツの内野手、門脇誠(24歳)は、脱水症状による足の痙攣で試合の途中、5回の守備時に交代を余儀なくされました。体調不良により今季初めてスタメンから外れた吉川尚輝内野手(30歳)の代役として二塁を守りましたが、「急なことでした。準備はしていましたが、試合中はいつも以上に汗をかいていました。それに2打席とも塁に出て走ったことが影響したと思います。準備不足を痛感しています」と振り返りました。明日以降については「変わらずしっかりとした準備を続けるしかないと思っています」とコメント。指揮官の阿部監督は「こういった屋外の球場では特にこの暑さも影響します。そういった点も考慮する必要がありますね」と試合後に述べました。

【DeNA】プロ初勝利に挑む小園健太、今季初先発で5回3失点、勝ち投手の権利を手に降板

今季初先発を務めたDeNAの小園健太投手(22)は、5回3安打3失点の粘り強い投球を見せ、プロ初勝利の権利を持ちながらマウンドを降りました。1回の最初の打者、中日上林を二ゴロ、続く田中を中飛に仕留め、わずか5球で2アウトを取るテンポの良さを見せました。しかし、その後は岡林に四球を与え、4番細川には2球で追い込んだものの、3球目の直球を左前に運ばれました。2アウト一、二塁の危機に直面し、前夜の試合でホームランを放ったボスラーには、3球目の133キロのスプリットチェンジアップを右中間席へ運ばれ、先制の3ランを許すことになりました。一瞬、呆然とした表情を見せた小園でしたが、すぐに切り替え、続く板山を二ゴロに打ち取り、1回表の投球を終えました。その裏、打線が同点に追いつくと、2回以降は気迫あふれる投球で打者を凡退に仕留めました。3回には、1アウトから岡林に二塁打を許しましたが、続く4番細川と、1打席目に3ランを打たれた5番ボスラーをスライダーで連続三振に仕留め、豪快なガッツポーズで気持ちを爆発させました。打線は4回、井上が2試合連続のソロホームランで勝ち越しに成功しました。5回の裏には2アウトから四球を与えたものの、岡林を遊飛に仕留め、勝ち投手の権利を守り抜きました。そして、5回の打席で代打が送られ、マウンドを降りました。

谷繁元信氏、巨人の初回先制点における巧みな駆け引きを解説「阪神捕手の坂本が考えすぎ」

日刊スポーツの評論家、谷繁元信氏(54歳)は、プロ野球試合の初回での先制点について行われた「駆け引き」を詳しく解説しました。谷繁氏はテレビ中継の解説を担当しており、1回表に巨人の4番として初めて起用された増田陸選手(25歳)が、先制の2点タイムリー二塁打を放った場面を取り上げました。この場面では1死一、二塁で阪神の先発投手である伊原選手が7球目の内角カットボールを投じ、増田選手が左翼線に打ち返しました。しかし谷繁氏が注目したのは、その前の6球目です。6球目の外角ツーシームを増田選手がファウルにした際、増田選手がバッティングフォームで開いてしまったと指摘しました。普通、バッターはそれを見て修正したがるものですが、増田選手は7球目でもフォームを変えませんでした。それについて谷繁氏は「だから打たれたんです。これは坂本捕手が考えすぎた結果ですよね。普通に考えれば、外にボールを落としておけば問題なかった。しかし、坂本選手は相手が修正してくると考えて駆け引きをしましたが、結果的にはそれが裏目に出ました」と述べました。

【日本ハム】首位から3位へ…今シーズン3度目の3連敗でオリックスとソフトバンクに先を越される

日本ハムは4月25日以来、今シーズン3度目の3連敗を喫し、首位から3位に後退しました。先発の金村尚真投手(24歳)は4回3失点と厳しい状況を乗り切れず、打線もソフトバンクの先発松本晴投手を攻略することができませんでした。結果、3回に敵失で1点を取るのが精一杯で、14三振を喫するなど元気がありませんでした。4月29日からのみずほペイペイドームでの3連戦ではソフトバンクに3連勝していたものの、東京ドームでのこのカードでは逆に3タテを食らってしまいました。その結果、5月11日から守ってきた単独首位の座を失いました。この日試合がなかったオリックスには勝率で5厘差をつけられ首位を明け渡し、ソフトバンクにも勝率で2厘差を許し2位に上昇され、日本ハムは4月28日以来の3位に順位を落としました。◆パ・リーグ上位3チームの6月3日時点の順位は以下の通り。首位オリックス 40勝29敗3分け 勝率5割8分0厘2位ソフトバンク 41勝30敗3分け 勝率5割7分7厘3位日本ハム 42勝31敗2分け 勝率5割7分5厘※上位3チームのゲーム差はありません