元2階級制覇王者京口紘人が現役引退「けがもなく引退を決められる」今後は芸能&タレント活動希望

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プロボクシング元世界2階級制覇王者の京口紘人(32=ワタナベ)が現役引退を表明した。2日、自身の公式ユーチューブチャンネルで「【報告】今まで沢山の応援ありがとうございました!」の動画内で自ら発表した。所属ジムのリングにスーツ姿で登場した京口は「3月13日の世界戦で、前回、自分が試合した世界戦の試合があって結果は負けてしまったのですけど、それを最後に現役引退することを決めました。本当にありがとうございました」と報告した。3月、WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)に挑戦し、判定負けした世界挑戦がラストマッチとなった。プロキャリアの約9年間で世界2階級制覇を成し遂げた京口は「いろいろな方に支えられて22戦、戦ってこられた。プロデビューから1年3カ月で世界王者になれた。そこから階級も上げて2階級で世界王者になり。3階級制覇という大きなチャレンジもさせていただけて思い描いていた以上のプロキャリアを歩めたかなと思います。たくさんの応援をありがとうございました」と振り返った。現役最後の試合となったオラスクアガ戦後から引退までに到達した心境について明かし「前回の3月の試合が終わって直後ぐらいには引退と決めていて。準備から出せる力を120%ぐらい出せて、悔いは残らなかった。オラスクアガ選手という強い王者にあれだけ戦えたし、終わった直後にすごくすっきりしたというか、健康な体でリングを下りれたと思った。さみしいはありますけど出せる力は出せて大きいけがもなく引退を決められるというのは、ある意味幸せなのかな」と口にした。妻の亜希夫人に現役引退を報告した際には「妻も驚いた感じではあったが、自分の気持ちも尊重してくれた。妻も『借りに、この後に復帰戦する時にもし世界戦いのチャンスが来るのだったらどうする?それでも引退するの?』と言われたが、それでも自分の中で世界戦のチャンスが来たとしても引退という気持ちは揺らがないと言ったら、妻は『じゃあ良いんじゃない、お疲れさま』と言ってもらえた」と話した。

また今後についても言及し「今後はいろいろなメディアに出てタレントのお仕事だったり、そういうお仕事をしたいと思うようになりました。解説のお仕事、タレントのお仕事、講演活動もしていきたい」と説明。芸能に特化した会社と自身の設立した会社と提携し、芸能&タレント活動を行う方向性を示した。また選手育成など本格的なトレーナー業は否定しつつも、セコンドライセンスは取得し、後輩のサポートは継続していくという。大阪・和泉市出身の京口は16年4月、2回KO勝ちでプロデビュー。17年2月に東洋太平洋ミニマム級王座獲得し、同7月、IBF世界同級王座を奪取した。18年12月にはWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し世界2階級制覇を成し遂げた。22年11月、寺地拳四朗(BMB)とのWBAスーパー、WBC世界同級王座統一戦に臨み、7回TKO負け。3階級制覇を目指し、フライ級に転向。今年3月にはWBO世界同級王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)に挑戦したが、判定負けしていた。

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