【空手】東京オリンピック代表の植草歩、ルッキズムに対する静かな怒り「太ったことで何か問題が?」

2021年の東京オリンピック代表選手であり、現在は日体大柏高校の空手道部監督を務める植草歩(32)が、インスタグラムを更新しました。
彼女はルッキズムについて、静かに怒りを表しました。
植草は目をアップにした画像と共に、長文のコメントを投稿しました。
◇ ◇ ◇
「選手だった頃の方が痩せていて可愛かったよね」
「痩せたらもっと可愛いのに、もったいないよ」
今日はこんな言葉をかけられました。
それはどんな立場から言っているのでしょうか?
まず、太ったから何?あなたに何か迷惑をかけましたか?って話です。
選手を辞めたからといって
体型が変わったからといって
その人の価値は変わるものではありません。
こういった「外見いじり」や「美の押しつけ」は
一体何のために言うのでしょう?
優しさのつもりですか?アドバイスのつもりですか?
それを言って喜ぶと思ったのですか?
どちらにしても、あまりにも勝手すぎます。
私は現役の頃、女性アスリートとして
見られることも仕事の一部でした。
勝利することはもちろん、強さも
美も、筋肉も、発言もすべて含めて「商品」でした。
それも仕事の一部だと考えていましたし、
知ってもらうきっかけのひとつであるとも思っていました。
今の時代、多様性や自分らしさが尊重される中
いまだに「細い=可愛い」と公然と言って
笑いを取ろうとしている人がいるなんて、本当に驚きです。
選手時代の私も、今の私も、どちらも自分。
どちらの自分も、自分の足でしっかりと立って生きてきました。
そんな人に媚びたくもないですし、
そんなことを言って笑いを取ろうとする
低俗な思考力と語彙力には、ただただ唖然とします。
フォロワーからは「固定観念というか思考が貧困ですね」「植松さんの過酷な訓練の日々を理解しない人が、勝手に言う無責任な言葉です」「そういう人は気にしなくて大丈夫」といった賛同の声が寄せられました。