Month: June 2025

菅野智之、逆転勝利を手にし6勝目を飾るも、失点はメジャー自己ワースト

オリオールズの菅野智之投手(35)は、本拠地でのレイズ戦において、2回に6失点を喫し5回途中で降板しましたが、チームの猛攻により逆転勝利を手にし、今シーズン6勝目を挙げました。ゲームの立ち上がりは上々で、初回には先頭のディアスを含む2者を連続三振、3番のカミネロも内邪飛に打ち取りました。しかし、2回に入ると、4番のアランダにカットボールをセンターへのソロホームランにされると、その後も6番のローにライトへの2打点のホームランを許しました。2死二塁からは9番のジャンセンにセンター前の適時打を打たれ、さらに1番ディアス、2番ローの連続安打で一気に6点を失いました。続く3回では、アランダからの打順を3者凡退に抑え立て直しましたが、4回に再び9番のジャンセンから連打を浴びて7点目を失いました。5回は何とか無失点で切り抜けましたが、5回までに86球を投じ、3被弾を含む9安打で7失点、1四球2奪三振という成績でマウンドを降りました。これらの被安打数、被本塁打数、失点数はいずれも自身のメジャーでのワースト記録となりましたが、それでも6勝目(4敗)を手にし、防御率は4.06に。チームは5回に8-7と逆転。その後も6回、7回にそれぞれ3点、さらに8回には一挙に7点を追加するという猛攻で、試合を圧勝で終えました。2回表終了時点では0-6という大量のリードを許していた状況からの大逆転で、連敗も2で止めました。

今季メジャー最多32本塁打を達成したマリナーズのローリーがホームランダービーに参加決定 アクーニャに続き2人目

MLBは27日(日本時間28日)、今シーズン最多の32本塁打を記録しているシアトル・マリナーズのキャッチャー、カル・ローリー(28)が、アトランタで開催されるオールスター戦前夜の7月14日(日本時間15日)に行われるホームラン・ダービーに初めて出場することを発表しました。 ローリーは、「マリナーズの球団とファンを代表してこのイベントに参加できることを楽しみにしています。また、子どものころに夢中で野球をしていたアトランタで出場できることも、自分にとっては特別なことです」とコメントしました。父親のトッドさんが投手を務め、15歳の弟、トッドJr.さんがキャッチャーを務める予定だそうです。 21年にマリナーズでデビューし、今シーズンがメジャー5年目となるローリーは、26日までの時点で79試合に出場し、リーグ最多の32本塁打と69打点を記録しています。オールスター戦前にキャッチャーやスイッチヒッターで30本塁打に達成したのは史上初の快挙です。 ホームランダービーにはすでにアトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャ(27)が出場を表明しており、これで参加者8人中2人が確定しました。

大谷翔平、ルーキー左腕から初スイングで飛距離131mの29号先頭打者弾 メジャー単独2位に

ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場。第1打席で2戦連発となる29号先頭打者アーチを放った。第1打席はルーキー左腕キャメロンと対戦。1度もバットを振らずにカウント1-2と追い込まれたが、4球目の内角78・1マイル(約126キロ)のチェンジアップを右翼席へ運び、2試合連発の29号先頭打者アーチとした。打球速度は110・4マイル(約178キロ)、飛距離429フィート(約131メートル)、角度は35度だった。試合前時点でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)と28本塁打で並んでいたが、これで単独2位に躍り出た。今季は試合前時点で打率2割9分1厘、メジャー2位タイ、リーグ単独トップの28本塁打、52打点、11盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.025としている。投手としては復帰戦となった16日(同17日)のパドレス戦で28球、22日(同23日)のナショナルズ戦で18球、それぞれ1イニングに登板。次回登板は28日(同29日)のロイヤルズ戦を予定している。【動画はこちら】大谷翔平、2戦連発の29号先頭打者弾!>>

大谷翔平の豪快な29号ホームランがMLBで話題に – ルーキー左腕からの初スイングで圧巻の一打

MLB公式サイトは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30歳)が放った29号の見事なホームランを取り上げました。大谷選手は試合の第1打席、ルーキー左腕のキャメロン選手と対戦しました。1度もバットを振らずにカウント1-2まで追い込まれましたが、4球目の内角78.1マイル(約126キロ)のチェンジアップを見事に捉え、右翼の滝を越える特大の一発を放ちました。これで彼は2試合連続のホームランとなる29号先頭打者アーチを達成しました。この打球は今季8本目の先頭打者ホームランであり、打球速度は110.4マイル(約178キロ)、飛距離は429フィート(約131メートル)、打球角度は35度でした。試合前の時点で、大谷選手はヤンキースのアーロン・ジャッジ選手(33歳)と28本のホームランで並んでいましたが、この一打で単独2位に浮上しました。MLB公式のソーシャルメディア「X」では、大谷選手のホームランの映像が公開され、ルーキー左腕からの初スイングで見せた圧巻の一打に、コメント欄では驚きの声が多数寄せられました。

藤田譲瑠チマ、ザンクトパウリへ完全移籍「自分の強いをここで発揮し、成長できると確信」

ブンデスリーガ1部ザンクトパウリは27日、ベルギー1部のシントトロイデンから日本代表MF藤田譲瑠チマ(23)が完全移籍で加入すると発表した。藤田はクラブの公式サイトを通じて「ザンクトパウリは評判のいいクラブです。スポーツディレクターと監督との話し合いを通じて、自分の強みをここで発揮し、ともに成長できると確信しました。新しいチーム、街、そしてファンのみなさんとの関わりを楽しみにしています」とコメントした。また、チーム編成を担うスポーツディレクターのボルネマン氏は「ジョエルはゲームインテリジェンス、ダイナミズム、そして守備での存在感を持ち合わせている。技術力も高く、国際経験も豊富で非常に洗練されている」と称賛している。ザンクトパウリはかつて宮市亮が所属したクラブ。今季は1部で14位だった。

橋岡大樹、チェコの名門スラビア・プラハへ完全移籍「CLバルサ戦が決め手」契約は2029年6月まで

チェコの名門クラブ、スラビア・プラハは27日、イングランド3部リーグに降格したルートンからDF橋岡大樹(26)を完全移籍で迎えることを発表しました。契約期間は2029年6月までです。 クラブの公式サイトには橋岡のコメントが掲載されており、「スラビア・プラハは素晴らしい歴史を持っています。特にチャンピオンズリーグでの試合、例えばバルセロナとの対戦を観た時、とても興奮しました。それがスラビアとそのサポーターを選んだ理由でもあります。チームには素晴らしい選手が揃っていて、私は毎日YouTubeで彼らのプレーを見ています。家族もここは特別な雰囲気があると言ってくれました。早くここでプレーするのが楽しみです」と述べています。 スポーツ・ディレクターのビレック氏は「万能な選手であり、強力なヘディングシュートを持っています」と評価し、「彼の加入によりチームはさらなる進化を遂げると共に、アジア市場での地位強化にもつながるでしょう」と語りました。 スラビア・プラハは今シーズン、リーグ優勝を果たし、次シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得しています。

【阪神】サヨナラエラーでヤクルトに逆転負け「使っているこちらのところ」藤川監督一問一答

阪神がプロ野球のリーグ再開初戦で、今季5回目のサヨナラ負けを経験しました。3-3で迎えた9回、3番手の及川雅貴投手(24)は、先頭打者の岩田選手に二塁内野安打を許し、2死二塁のピンチになりました。3番の内山選手のゴロを三塁手・高寺選手がはじき、痛恨のエラーを犯してしまい、その間に二塁走者の並木選手がホームイン。逆転でのサヨナラ負けとなりました。先発の村上頌樹投手(27)は粘り強く投げていましたが、3点リードの7回に並木選手のソロ本塁打、オスナ選手の2ランを浴びて同点に追いつかれました。7回8安打3失点で、4試合連続で勝利なしの結果に。1試合、1イニングで2本の本塁打を浴びたのは、2021年8月28日の広島戦(マツダスタジアム)以来、4シーズンぶりのことでした。阪神の藤川監督の試合後の質疑応答は以下の通りです。- 高寺選手は最後にバウンドを合わせられませんでした「それも使っているこちらの責任ですから。また明日、しっかり顔を上げて頑張ってくれればと思います。」-村上投手は粘り強かったですね「あの回まで頑張ってほしいと思っていましたが、こういう時もありますし、次の登板に向けて準備してほしいですね。」-7回は神宮球場の難しさもありましたか「彼自身も1イニングで2本打たれることはめったにないでしょうけど、また切り替えて次の試合に備えてほしいです。」-中野選手の好走塁が得点につながりました「また明日、毎日新たに試合に挑んでいくしかありません。」

【なでしこ】W杯王者スペインに1-3で敗北、田中美南の先制点実らずアウェーで逆転負け

日本女子サッカー代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング7位)は、アウェーでW杯王者のスペイン代表(同2位)と対戦し、1-3で試合を落とした。主力選手である長谷川唯が体調不良で遠征に参加できない中で、GK山下杏也加をはじめ、4-2-3-1のフォーメーションで試合に臨んだ。DF陣は右から守屋都弥、熊谷紗希、古賀塔子、北川ひかる、ボランチに三浦成美と宮澤ひなた、攻撃陣には右から浜野まいか、松窪真心、藤野あおば、そして1トップに田中美南が配置された。ボールポゼッションを重視するスペインに対抗し、なでしこは素早い攻撃を心掛けた。前半9分には田中から浜野へのクロスでチャンスを作る場面もあったが、まもなくアクシデントが発生。北川がクリア時に負傷し、急遽宝田沙織が途中出場。古賀が左にスライドする形で対応した。ボール保持の時間が少ない中、前半30分に田中が相手の攻撃をカットし、浜野へボールを展開。見事なターンを見せ、左足で先制ゴールを決めた。しかし、スペインの攻撃が一層激しくなり、前半44分には同点に持ち込まれた。後半開始からフォーメーションを4-4-2にシフトし、三浦と藤野を下げてMF長野風花と杉田妃和を投入したが、相手に押し込まれる場面が続いた。後半17分にも選手交代が行われ、多くの選手が試合に参加。ライトな試合ながら、スペインの猛攻に突破され、1-2とリードを許してしまう。谷川が後半の重要な場面で失誤し、18歳ビッキー・ロペスに得点を許した。後半29分には田中がチャンスを迎えたが、惜しくもシュートはセーブされる。後半43分には再び失点し、1-3で試合終了。この試合は2年後のW杯に向けた貴重な経験と位置付けられたものの、連続3戦での敗北となった。

大谷翔平「1番DH」出るか2試合連発29号/ロイヤルズ戦速報中

ドジャース大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場。 前日ロッキーズ戦で28号ソロを放ち、2試合連発に期待がかかる。 ロイヤルズ先発は左腕ノア・キャメロン。 2025年全本塁打写真特集 チーム123456789計 ド 0 ロ 0 大谷翔平第1打席 ドジャース大谷翔平(25年4月) ロイヤルズ対ドジャース 試合前練習で笑顔で調整するドジャース大谷(撮影・滝沢徹郎) ロイヤルズ対ドジャース 試合前練習で笑顔で調整するドジャース大谷(撮影・滝沢徹郎) ロイヤルズ対ドジャース 試合前練習で調整するドジャース大谷(撮影・滝沢徹郎)

【オリックス】祝トップ10!オリメン西川龍馬4安打4打点 オリ姫のお眼鏡にかなう大活躍** **

** オリ姫たちの願いが叶いました。オリックスはリーグ戦再開後の初試合を快勝でスタートしました。「オリ姫デー2025」の初日という、女性ファン向けの毎年恒例イベントで、1番打者の西川龍馬外野手(30)が4安打4打点の活躍を見せ、チームは14安打10得点と大爆発。パ・リーグでは5番目のチームとなる通算5000勝を達成し、首位の日本ハムに2.5ゲーム差の2位をキープしたことで、今季最多の貯金9を記録しました。    ◇   ◇   ◇ 試合の爽快な音が響くたびに、オリ姫の歓声が止まりません。「オリ姫デー」の初日で、試合開始7時間以上前からグッズショップには長蛇の列ができ、球場の内外は女性ファンで賑わいました。大型ビジョンにはスタイリッシュなファッションでメガネをかけた選手たちの微笑む限定映像も流れ、選手たちのモデル顔負けのビジュアルが話題でした。しかし、何より選手たちのバットがその魅力を引き出しました。 初回には早速「オリメンコンビ」が活躍しました。オリメンとは、オリ姫(女性ファン)が選ぶお気に入りのメンバーの略称です。今年は「メガネ男子」がテーマで、10人の選手が選出されました。その先頭を切ったのは初めて10位にランクインした西川選手。5試合連続で1番打者として出場し、初回に楽天の早川投手の外角低めに来た変化球を中前に弾き返すヒットを放ちました。「打順によるこだわりは特にありませんが、初回の先頭打者として塁に出られれば試合が流れに乗っていきます。」とコメント。また、7位の宗佑磨内野手(29)も中越えの二塁打を放ち、無死満塁から杉本裕太郎外野手(34)の中犠飛で1点を先制しました。 1度火が付くと止まらない、まさに12球団最強の打線です。4回には5位の中川圭太内野手(29)が無死一塁から左越えの二塁打でチャンスを拡大し、相手エラーも絡んで2点目を獲得。この後、1死満塁の場面で再び西川選手が外角低めのカーブを左中間に運んで2点の適時打を放ちました。5回には4位の若月健矢捕手(29)も中越え2点適時打を放ち、10得点の猛攻で先発の九里選手を援護しました。 屋外球場ではサングラスをかけた姿も印象的な西川選手。移籍2年目の今年、初めて「メガネ男子」としてオリメン入りし、今季初の4安打を記録しました。大活躍については「もういい歳なので…」とクールなコメントを残しています。打率は3割を超え、直近10試合で9度の複数安打と絶好調です。 リーグ戦再開後の初戦を猛打で快勝し、今季4度目の2桁得点となるメモリアルな1勝を飾りました。岸田護監督(44)も「節目で大きく勝てたことは大きい。勢いに乗るきっかけになると思う」とコメント。交流戦前と変わらず首位の日本ハムに2.5ゲーム差で追い続け、2年ぶりの歓喜の瞬間を目指して、ファンと共に熱い戦いを進めます。【村松万里子】 ▼2リーグ制後の球団通算5000勝=オリックス 27日の楽天9回戦(京セラドーム)に勝利して記録。初勝利は阪急時代の1950年3月13日の西鉄1回戦(藤井寺)で、通算成績は5000勝4799敗358分け。2リーグ制後に5000勝達成は巨人、ソフトバンク、西武、中日に次いで5球団目。1リーグ時代からの通算成績は5630勝5365敗399分け。