Month: June 2025

藤浪晋太郎が自由契約に マリナーズ公式サイト発表 今年1月に傘下3Aタコマと契約 

マリナーズ傘下3Aタコマの藤浪晋太郎投手(31)が、同球団からリリースされた。マイナー公式サイトで発表された。藤浪は今年1月にマリナーズとマイナー契約を結び、今季は3Aで21試合に投げ2勝1敗4ホールド、防御率5・79。5月18日のアルバカーキ戦から8試合続けて無失点に抑えていたが、自由契約となった。藤浪は22年オフに阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスと契約し、23年にメジャーデビュー。同年途中にオリオールズに移籍し、昨季はメッツ傘下でプレーした。メジャーでは通算64試合(先発7)で7勝8敗、5ホールド2セーブ、防御率7・18。

【中日】井上監督、2度目降格の石川昂弥に「結果がすべて。期待はするけど、置いておけない」

中日井上一樹監督(53)が試合後、この日出場選手登録を抹消した石川昂弥内野手(23)について「今のままでは置いておけない」と突き放した。開幕から4番・三塁も13試合で2軍へ。5月31日巨人戦からの復帰も2度目の降格となった。「結果がすべてというこの世界で、再昇格してからの結果的に、要は18打数1安打でしょ」と、結果を残せなかったことを理由に挙げた。「もちろん地元のファン、ドラフト1位、東邦高校出身。『あいつは頑張らなあかん』。そんな、もう俺らも重々分かってる。分かってるけども、やっぱりそこで何かこう、変わるっていうようなものを見せてくれないと。ほんで、『変わるって何を変えればいいんですか? 』的なことをもし彼が思っていたら、『それ変われないよね』って話で。もちろん体格がいい、スイングが速い、ホームランを打てるっていうようなものを求められてるのに、じゃあ、試合になったら『なんでそこまで振れないの』。『なんでそんなに(振り)遅れるの』。『なんで詰まるの』っていうことを考えないと、オレらがもう死ぬほどいろんなこと言うたとて、あいつがやるかやらないかの話だから」と、現状を変えない限り厳しいと話した。「もちろん期待はあるのよ。これからも期待はするよ。するけども、今のままでは置いておけないよ。という形で佐藤龍世と代えたという話」。今季の成績は21試合出場で打率1割3分2厘、0本塁打、4打点。井上監督は状態を上げて再び1軍に戻ってくることをもちろん待っている。【関連記事】中日ニュース一覧

【日本ハム】達孝太、大谷翔平以来のデビューから無傷5連勝「並べたとか全然、思ってない」** **

** 日本ハムの先発投手、達孝太選手(21)は、6回2/3を投げて4安打7奪三振1失点で4勝目を手にし、初登板となった2022年9月25日の楽天戦以来、5連勝を果たしました。デビューから無傷の5連勝は、大谷翔平選手が2013年から2014年にかけて達成して以来、球団としては11年ぶりの快挙です。ちょうど大谷選手が二刀流復活を遂げた日に、その後継者と期待される21年ドラフト1位の右腕が大きな一勝を挙げました。 初めての東京ドームでの登板ながらも粘り強い投球を見せたものの、彼自身はまだ納得していません。「(大谷選手と)並べたとかは全然、思っていません。一緒にしないでください」とコメント。7回2死一、二塁の場面で交代を告げられた際は悔しそうな表情を見せ、「完投するつもりでした。代えるとは…という気持ちでした」と振り返りました。新庄監督も「完投してほしかったですね。彼ならできるピッチャーなので」と語り、次回登板に期待を寄せています。 調子が悪い中でも修正を重ね、最少失点にしのいだ姿は成長の証です。4回には1死から2者連続で四球を許し、2死一、二塁で増田選手に左前適時打を許し、連続無失点記録は28回1/3で途絶えましたが、5回以降は無失点で抑えました。捕手の伏見選手は「いつも決まる球が決まらず序盤は苦労したと思いますが、彼は落ち着いていました。ピンチにしっかりギアを上げられる、いい投手です」とその成長を感じ取っています。 まだ1軍での登板は7試合のみですが、試合後にすぐ映像を確認して「フォークが多かったこととテンポが速すぎた。もっと広い視点で自分のピッチングを見らればよかった」と反省を述べました。常に高い目標を見据え、自分自身を磨き続けています。【永野高輔】 ▼達選手が今季4勝目を挙げて無傷の5連勝を達成。日本ハムではデビューから5連勝は、大谷選手が2013〜2014年に達成して以来です。デビューからの連勝記録には、1966年の堀内選手(巨人)が13連勝を達成していますが、達選手はプロ初登板の2022年9月25日楽天戦から7試合すべて先発で登板しています。プロ初登板からすべて先発での5連勝は、これまで高木勇(2015年、巨人)、山下(2023年、オリックス)、武内(2024年、西武)の3人が達成していますが、達選手は果たしてこの記録を超えるかどうか注目です。

【阪神】藤川監督、負傷した才木浩人の続投判断について説明「彼の責任感を信じて」

阪神タイガースは、逆転負けを喫し連敗が7試合に伸びました。試合は1-0で迎えた7回、才木浩人投手(26)が3失点し逆転を許しました。この回、才木投手は右手に打球を受け治療を受けた後、続投しましたが、その直後に同点打と勝ち越し打を許しました。藤川球児監督(44)は続投の判断について、「特に問題はなかったです。選手自身が『続投したい』と言ったので、そのまま送り出しました。彼の責任感を信じてのことです。私たちとしては、普段通りのプレーをしてくれれば良かったのですが」と説明しました。6回まで無失点で投げる力投を見せましたが、援護点が少ない中でのピッチングでした。「本人も投げ続けたいと思ったでしょうが、これまでも6、7回で少し球が浮くこともありました。ただ少しインターバルがあるので、また気持ちを切り替えて次の試合に臨んでくれればと思います。今日もできる限りのパフォーマンスを見せてくれましたね」と振り返りました。

【クラブW杯】浦和、強豪リバープレートに1-3で初戦落とす 松尾PKで1点返すも健闘及ばず

米国で開催されているFIFAクラブワールドカップ(W杯)において、浦和レッズはアルゼンチンの強敵リバープレートに1-3で敗れ、惜しくも初戦を落としました。試合の中で、2点を追う展開となった後半13分に、FW松尾佑介(27)がペナルティキックを決めて1点を返しましたが、及びませんでした。次の試合では、日本時間22日午前4時に、欧州チャンピオンズリーグ準優勝を誇るインテル・ミラノ(イタリア)と対戦します。 この初戦では、1次リーグ突破に向けて勝ち点が重要視されていました。浦和はJ1での試合と同様に、ベスト布陣で挑みました。スタメンは、GK西川、守備ラインには左から長沼、ホイブラーテン、ボザ、石原が配置されました。ボランチには安居とグスタフソン、そして2列目には左からマテウス・サビオ、渡辺、金子、最前線には松尾が入った4-2-3-1のシステムです。 一方、リバープレートはGKアルマーニを中心に、DFアクーニャ、モンティエル、ペッセージャなど、2022年W杯カタール大会を制したアルゼンチン代表メンバーで後方を固めてきました。また、レアル・マドリードへの移籍が決定している17歳のアルゼンチン代表MFマスタントゥオーノも先発しました。 試合は予想通り、立ち上がりからリバープレートにボールを支配される展開となりました。前半12分には、マスタントゥオーノの正確な左足のパスから攻撃が展開され、FWコリーディオに頭でゴールを決められました。 序盤は相手の激しいプレッシャーに苦しんだ浦和ですが、前半25分を過ぎると少しずつボールを持てるようになり、攻撃の形ができるようになりました。32分には、渡辺が倒されて得たFKをマテウス・サビオがゴール前に送ると、ホイブラーテンが頭で合わせましたが、オフサイド判定で得点にはなりませんでした。 その後もチャンスを作りましたが、前半42分には松尾のシュートをGKアルマーニにセーブされました。後半早々に失点し、さらに0-2とされましたが、浦和は諦めずに反撃を試みました。後半11分にグスタフソンから金子にパスが渡り、PKを得ます。同13分、松尾がこのPKを冷静に決め、1点を返しました。 浦和は勢いを取り戻し、松尾のスピードを活かしたプレーで攻め込みますが、後半28分に再び失点し、1-3となりました。試合終盤には交代選手を使いながらもゴールを奪うことができず、試合はそのまま終了しました。

大谷翔平選手のスプリット使用が減少、制球力向上が課題に – ストライク率は57%

ドジャースの大谷翔平選手の投球は、右肘の手術を受けた後の特別な調整で、1イニングのみという形式でした。ベースボールサバントによると、彼が使用した投球の種類は、スイーパー10回、直球9回、ツーシーム(シンカー)8回、スプリット1回の合計4種類でした。通常、大谷選手はカーブやカットボールを交えた6球種を用いることが多く、2023年に4種類の球を使用した試合は3回だけです。スプリットの使用は1球(4%)だけでしたが、年を重ねるごとにその頻度が減少しています(2021年: 18.1%→2022年: 11.9%→2023年: 6.4%)。直球の最速は100.2マイル(161.3キロ)で、今シーズンのドジャースでは、佐々木朗希選手の100.5マイル(161.7キロ)に次ぎ、コペック選手と並ぶ2位タイの速度です。直球の平均速度は99.1マイル(159.5キロ)で、2023年の96.8マイル(155.8キロ)を上回りました。最高速度、平均速度ともに彼の手術の影響を感じさせない結果となっています。課題は制球力です。四死球は0でしたが、ボールを引っかけることが多く、ストライク率57%は、安定して60%台中盤であった手術前の成績(2021年: 64%→2022年: 66%→2023年: 64%)と比べて低下しています。短い1回でも奪三振0は、以前の手術から復帰した2020年7月26日以来2度目の出来事です。これからはストライクを先行させた投球を目指したいところです。【斎藤直樹】

【巨人】4連敗、阿部監督が「なかなかうまくいかない」と悔しさをにじませる 打順大幅変更も実らず

巨人はパ・リーグ首位の日本ハムに敗れ、4連敗を喫し、借金生活に入ることとなりました。連敗中の試合では全て3得点以下だったため、打線を強化することを狙い、ベテランの丸と坂本を今シーズン初めて1番と2番に起用しました。また、吉川を5月9日以来、31試合ぶりに4番で起用しました。この日、打順を大幅に見直したものの、得点は1点にとどまりました。阿部監督は「みんな得点圏打率が良いわけでもなく、その中でも成績の良い選手をクリーンアップに配置しているが、なかなか思う通りにいかない」と現状の苦しさを語りました。 先発した井上投手は序盤に多くの失点を許しました。2回に万波、伏見、水谷選手に本塁打を打たれ、1イニングで3本の本塁打を浴びてしまい、4失点となりました。その後は立ち直り、5回まで投げ切りましたが、阿部監督は「2回が少々重い先制点になってしまった」とコメントしました。チーム状態は厳しいものの、幸いセ・リーグの上位3チームも連敗中で、ゲーム差は広がっていません。阿部監督も「また気持ちを切り替えて頑張ります」と前向きな姿勢を見せました。

【中日】3連敗で井上監督の追悼試合ならず「見守ってください」高校時代の恩師に心を寄せ、巻き返しを誓う

中日はオリックスに敗北し、3連敗となり、井上監督の追悼試合にはなりませんでした。先発したマラー選手は、今季最多となる124球を投げ、6回で2失点という内容でしたが、4敗目を喫しました。借金は再び4となりました。16日夜、井上監督の指導者である鹿児島商時代の恩師、塩瀬重輝さんが86歳で亡くなられました。「あの方がいなければ私はこの世界にいません。これからも誇れるような野球をしますので、どうかしっかりと見守ってください」と故人を偲びながら、巻き返しを誓いました。 中日のマラー選手(6回2失点も4敗目)「感覚はよかったです。もっと早いカウントでアウトを取れるようになればいいと思います」 中日のウォルターズ選手(9回に来日初登板。制球に苦しみつつも1イニング無失点)「守備陣のみんなの助けで無失点で終えることができました。明日も投げたいです」

【中日】佐藤龍世、移籍即デビュー戦は1安打1打点「久しぶりにブルブル身震いした」

西武から移籍し即スタメン出場した佐藤龍世内野手(28)はフル出場し4打席で2打数1安打1打点だった。「5番・三塁」の佐藤は1点を追う1回1死満塁で初打席がまわってきた。「いやあ、結構緊張しましたね。久しぶりにブルブルする、身震いする打席でした」。中堅へ同点となる犠飛を放った。8回には右翼へ移籍初安打となる二塁打を放った。「ペルドモは対戦が何度もあるので球筋とかもイメージしながら思い切っていこうかなと」。初安打のボールは中日ベンチへ戻った。三塁の守備では5回2死一塁から杉本のゴロを捕れずに左前安打に。先発マラーの2失点目につながった。「結果、ヒットになって投手の自責点につながるし申し訳ないです」と悔やんだ。だが9回1死満塁のピンチでは中川の三邪飛を背面キャッチし、タッチアップを狙った三塁走者森をストライク返球で本塁で刺した。投げていたウォルターズは「信じられない! すごいプレーだよ。彼も来て初日なのに。今度、クリームパンをプレゼントしたいよ」と感謝した。井上一樹監督(53)は「新しい風として来たわけだからね。仕事っぷりというか、最後(9回)のプレーとかいいものを見せてくれた」と喜んだ。中日には佐藤姓はひとりしかいないが「龍世と呼んで欲しい」とスコアボードは「佐藤龍」、ユニホームの背ネームも「R・SATOU」と西武時代のまま。球場のファンもさっそく「龍世コール」で「うれしかったですね。めちゃくちゃ。佐藤って(ひとりしか)いない中で、下の名前で呼んでくれてうれしかったですね」と喜んだ。敗戦の中、ドラゴンズの佐藤龍世はしっかりとその存在感を発揮した。【関連記事】中日ニュース一覧

【日本ハム】新庄監督の愛のムチで万波中正13号2ラン「自分を見つめなおす、いい時間に」

日本ハムが序盤の1発攻勢で勝利を引き寄せ、貯金を今季最多の12に増やした。2回に万波中正外野手(25)が右中間席へ13号2ラン、続く伏見寅威捕手(35)が2者連続となる2号ソロを左中間へ運び、水谷瞬外野手(24)も4号ソロ。球団では18年4月7日ロッテ戦以来、7年ぶりの1イニング3発で4点を奪い突き放した。   ◇   ◇   ◇くすぶっていた男の1発が、のろしとなった。0-0の2回無死一塁、万波はフルカウントから巨人井上の内角低めスライダーを捉えた。「良い感触でした」という打球は、東京ドームの右中間スタンドに吸い込まれた。6月8日DeNA戦(横浜)以来、15打席ぶりの1発に「すごくいいホームランだったと思う。場面も打球も、すばらしかった」と自画自賛した。新庄監督は、10日ヤクルト戦の第3、4打席で連続三振した万波が、11日のヤクルト戦でも第1打席から2連続三振すると、即座に代打を出した。さらに13、14日の広島戦はスタメンから外した。10日から14日まで、12打席中5打席連続を含む7三振。指揮官は「浮き沈みが激しい選手なので、頭を冷やす時間(をつくって)。そうすることで集中して結果が出ると信じて(結果を)出してくれた。僕の作戦」。新庄流の愛のムチに万波は「自分を見つめなおす、いい時間になりました」と期待に応えた。伏兵伏見の1発にも、新庄流の伏線があった。「練習中に『2本打てよ』と言ってたんですよ。『ポイント前にして。この球場なら2本打てるから』って冷静に言いました」。第2打席以降、快音は響かなかったが指揮官の暗示が3点目を呼び込み、さらに水谷の1発へのスイッチとなった。15日広島戦は0-7からじわじわ追い付き、終盤にミラクル逆転劇を演じたが、今度は序盤の1発攻勢で昨季セ・リーグ覇者を撃沈。交流戦開幕2カード連続負け越しから地道に巻き返し、5試合を残して8勝5敗。指揮官の目標「11勝7敗」まで、あと3勝に迫った。【永野高輔】日本ハム水谷(2回に4号ソロ)「打ったのは真っすぐ。1打席目はアイブラックをつけ忘れていたので、やっぱりアイブラックだなと思いました。現場からは以上です」【関連記事】日本ハムニュース一覧