Month: June 2025

【広島】16失点の大敗に新井監督が謝罪「申し訳ありません」貯金0に/一問一答

広島は、今季最悪の16安打16失点という結果でソフトバンクに大敗し、このカードでは8季連続で負け越す形となりました。先発のドミンゲス投手は初回に嶺井選手の2ランホームランなどで4点を失い、その後も4回に2失点。最終的には5回で8安打6失点を喫し、来日初黒星を記録しました。代打で出場した中村奨成選手の今季2号2ランホームランで一時は4点差まで詰め寄ったものの、その後登板した中継ぎ陣が次々と失点し、結果として大敗を喫しています。広島はこれで3カード連続で負け越し、交流戦での借金が1に。シーズン成績も5割の勝率に戻ってしまいました。以下は、試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話です。    ◇   ◇   ◇ -初回の4失点から苦しい試合展開になりましたね 新井監督 そうですね。でも、こういった展開の中でも、中村奨成選手のホームランは素晴らしかったですし、小園選手や大盛選手も良い打撃を見せてくれました。打者としての内容は良かったと感じています。 -中継ぎ陣も失点が続きましたね 新井監督 今週の真ん中ということで、益田選手が今季初めての登板でイニングをまたいで投げてもらいましたし、(長谷部)銀次選手もいました。難しい状況だったと思いますが、彼らにはこの経験を次に生かしてほしいです。 -先発ドミンゲス投手について 新井監督 ドミンゲス投手は通常、高めに球を集めてファウルを取る投手なんですが、今日は周東選手に打たれたりして、いつもより球に力がなかったのかなと思います。 -交流戦も残り1カードとなりましたが 新井監督 今日は球場に応援に来てくださったファンの皆さんに、こういった試合を見せてしまって申し訳なく思っています。しっかりと切り替えて、最後のカードを頑張りたいと思います。

【阪神】7番打者としての脅威「恐怖の7番」坂本誠志郎 交流戦での打率4割超「もっともっと」バットに対する意欲

阪神の坂本誠志郎捕手(31)が、9個目の「0」を記録した際に、体格の大きいデュプランティエにハグされ、笑顔を見せた。お立ち台では「横にいる男は配球の天才です」と称賛され、喜びに満ちていた。 捕手としての高い貢献度はもちろんのこと、最近ではバッティングでも注目されている。0-0の4回、無死一塁の場面で、ロッテの先発投手・種市からヒットエンドランで中前打を放ち、連続試合出塁の記録を「24」に更新。この貴重な一打が、近本の先制犠飛につながった。7回には、左翼の頭を越えるフェンス直撃の二塁打を放ち、甲子園を再び歓声で包んだ。先発出場では3試合連続のマルチ安打。交流戦では37打数15安打を記録し、規定打席には届いてはいないものの、打率は4割5分に達している。 シーズン全体でも規定打席に達していないが、打率は2割7分1厘と好調だ。23年に最も打撃で活躍した際も、2割7分台は5月以来。「もう少し良い場面で打てたら嬉しいんですが…。パ・リーグの投手もみんなすごい。打てる球は1球か2球だけ。それをしっかり仕留めるのが大事だと思っています」と語る。データを用いた準備や捕手としての配球の読みも鋭い。 今季はバットにもこだわり、履正社や明大で愛用していたメーカーのものを使用。材質をイエローバーチから、硬いメープルに変更した。海外のメジャーブランドも複数試し、他球団選手のバットを観察するなど、打撃にも熱心である。「うちの打線は素晴らしい打者が揃っています。僕のところでみんな一息つくんですよ」と冗談を言うこともあるが、相手チームにとっては“恐怖の7番捕手”として脅威である。 20日からの交流戦では、首位を走るソフトバンクとの最終3連戦が控えている。全試合での先発マスクの可能性が高い。「投手を楽にしてあげたい、もっともっとと思いながらプレーしたい」と意気込む。20日の初戦では今季無傷の6勝を挙げている強敵、モイネロが待ち構える。下位打線に潜む貪欲な強打者が、昨季のパ・リーグ王者にとっての脅威となるかもしれない。【柏原誠】

【大橋秀行】佐々木尽、初回に倒れるも頑張りを見せる ウェルター級はやはり“世界の壁”

WBO世界ウェルター級2位の佐々木尽(23=八王子中屋)は、大きな期待を背負って初の世界タイトルに挑んだが、残念ながら結果は失神KO負け。この階級ではまだ日本人の世界王者が誕生していないため、佐々木選手にとっても日本ボクシング界にとっても大きな試練となった。試合は同級王者ブライアン・ノーマン(24=米国)に挑み、計3度ダウンを喫した。5回0分46秒、左フックの一撃で敗退し、試合後は病院へ直行することになった。    ◇   ◇   ◇ 佐々木選手には3回までに反撃のチャンスがあると思われていたが、1回2度のダウンが痛手となった。特に試合序盤での左フックが側頭部に命中したことでペースを乱され、そのダメージが試合全体に影響を及ぼした。それでも2回からは持ち前の気迫で立ち向かい、観客を沸かせる場面を作った。 ノーマン選手のパンチは的確で、ディフェンスも巧みで、佐々木選手を翻弄した。残念ながら、これが日本人がまだ到達できていないウェルター級という“世界の壁”であることを改めて実感させられる試合となった。24歳という若さながらノーマン選手の強さと雰囲気は特別で、今後の成長が楽しみだ。 佐々木選手も見事な場面を作り、未来の可能性を感じさせてくれた。決して手が届かない差ではない。彼の挑戦は、日本人にもウェルター級で十分戦えるという希望を与えてくれた。これを良い経験にし、さらなる成長を期待したいと思う。(元WBA、WBCミニマム級王者)

【クラブW杯】レアル・マドリードFWエムバペ、急性胃腸炎で入院 第2節パチューカ戦の出場が困難に

レアル・マドリードは19日、フランス代表のフォワード、キリアン・エムバペ(26歳)が急性胃腸炎のため入院したと発表しました。エムバペは、今シーズンからレアル・マドリードに加入し、スペインリーグで31ゴールを記録。ピチチ賞(リーグ得点王)とゴールデンシュー(欧州得点王)を受賞しました。その勢いでクラブワールドカップに出場するためアメリカへ向かいましたが、体調を崩したため、18日にマイアミで行われた1次リーグ第1節のアル・ヒラル(サウジアラビア)戦には発熱のため欠場しました。クラブは翌日、エムバペが急性胃腸炎を患ったため、検査と適切な治療を受けるために入院したと発表しました。スペイン紙アスによると、彼は発熱と胃腸の症状が悪化し、18日の夜に入院することになったとのことです。このため、22日の第2節パチューカ(メキシコ)戦の出場も厳しいと伝えられています。レアル・マドリードはパチューカ戦の後、26日のザルツブルク戦で1次リーグを締めくくりますが、エムバペが出場できるかどうかは、今後の回復が鍵となります。(高橋智行通信員)

【西武】長谷川信哉、熱い応援に応じる5号ソロ「忘れられない試合に」好相性のDeNA東から

西武の長谷川信哉外野手(23)は、試合を振り返りながら「自分にとって忘れられない試合になった」と真剣な表情で語り、改めて自分を律するように話しました。6回1死、相性の良いDeNAの東から打った5号ソロホームランは、西武ファンが大きな声援を送る左翼席の中段に見事に飛び込みました。「ファンの皆さんも勝ちたいと思っているので、その期待に応えたいです」と感謝を述べました。思い出の試合―。激戦を終えたナイターの後、ことば選びに不器用さが出てしまいましたが、その重みはしっかりと理解していました。オンラインカジノでの賭博疑惑についての書類送検が報じられ、その件について問われた際は7秒間の沈黙の後、「続けて頑張るだけです」と短く応じました。今はただ、グラウンドで全力を尽くすのみです。西口監督も「早く(先制点が)欲しかった場面でした」と感謝の意を示しました。他の選手たちについても「選手たちは、自分たちがやるべきことをしっかりやってくれれば」と話すにとどまりました。交流戦の貯金を3として、まだ優勝の可能性を秘めています。

【ボクシング】佐々木尽、無敗王者に大の字失神KO負け 日本人未到の激戦階級、歴史変えられず

世界初挑戦のWBO世界ウエルター級2位佐々木尽(23=八王子中屋)が失神KOで敗れ、王座獲得を逃した。同級王者ブライアン・ノーマン(24=米国)に挑戦したが、計3度のダウンを許して5回0分46秒、KO負けを喫した。同回開始すぐに左フックを浴び、キャンバスに大の字で倒れ込んで敗退。担架で運ばれると病院に救急搬送された。過去に日本人世界王者ゼロという同級の世界挑戦となったが、佐々木は日本ボクシング界の歴史を変えることはできなかった。   ◇   ◇   ◇初回から世界との差をみせつけられた。佐々木が打ち終わりを狙われ、左フックを浴びて計2度ダウンを許した。武器の左フックを狙ったが、空振りが目立った。すると5回、左ボディージャブを打った直後、右のガードが下がったところに強烈な左フックを浴びてキャンバスに大の字で倒れ込んだ。カウント途中に陣営の中屋広隆チーフトレーナー(71)からタオル投入による棄権申し出があってKO負けとなった。脳振とうを起こした佐々木は、そのまま担架で控室まで運ばれた。病院に救急搬送され、精密検査を受けた。所属ジムの中屋一生会長(46)によると、脳の出血などはなかったものの、後頭部をキャンバスに強打したため、試合時の記憶を失っているという。また20日に念のため再検査する予定となっている。欧米男性の平均体格とされる同級は名ボクサーが多く誕生する人気階級。ミニマム級からミドル級の13階級で唯一、日本人の世界王者がゼロだった難攻不落の「激戦区」だ。今回は約36年ぶりとなる国内開催の同級世界戦、日本人の挑戦も約16年ぶりだった。日本勢は挑戦することも難しいとされ、国内で開催された世界戦もわずか2回。今回も日本5人目というチャンスだった。世界2位まで到達し「何かを起こしそうな」ムードがあった佐々木でも世界との壁は厚く、高かった。高校から本格的にボクシングを開始した佐々木は定時制昼間部に進学し、練習時間を確保。期待の逸材としてジム側もスポンサーを探し、高校1年時にアルバイトした以外はジムワークに専念できる環境を整えてもらった。18年8月のプロデビュー後から頭角を現し、アジア2冠王者、世界2位まで到達した。まだ23歳と若い。日本人初の世界同級王者になるという夢は持ち越しとなった。【藤中栄二】【ラウンドVTR】1回 衝撃のスタート。開始40秒、王者ノーマンの左フックで佐々木がダウン。コーナー、ロープに追い詰められ、2分すぎには再び左フックで2度目のダウン。佐々木は残り1分で左ボディー、左フックの連打で反撃した。ニッカン採点はノーマンの10-82回 王者ノーマンが開始50秒に左フックなどで攻勢。1分半に佐々木はワンツー。その後も距離をつめて打ち合うも、有効打はノーマンが勝る。ニッカン採点はノーマン10-93回 1分すぎからノーマンが左右の連打など猛攻。佐々木はフラフラの状態も、大声をあげた。気合で懸命に左フックなどを出す。ノーマンは左右の強打を決めるが、佐々木は何とか耐えた。ニッカン採点はノーマン10-94回 開始から佐々木は前にでる。得意の左フックを狙うが、有効打は奪えない。ノーマンは冷静に交わしながら自分の距離に。佐々木は終盤接近戦に持ち込み、懸命にパンチを放った。手数は佐々木が上回った。ニッカン採点は佐々木10-95回 佐々木は積極的に前に出る。しかし、40秒、ノーマンは強烈な左フックを顔面にたたきこむ。佐々木は大の字に倒れる。そのまま動けなくなった。ノーマンが5回KO勝利◆佐々木尽(ささき・じん)2001年(平13)7月28日、東京・八王子市生まれ。小学5年から4年間は柔道を学び、都大会2位に。中学1年から並行してボクシングも開始。ボクシングの練習時間を確保するため、定時制の八王子拓真高に進み、18年8月にプロデビュー。20年12月、日本ユース・スーパーライト級王座獲得。21年10月、日本、WBOアジア・パシフィック同級王座決定戦で平岡アンディ(大橋)戦に敗れてプロ初黒星。ウエルター級に転向し、23年1月、WBOアジア・パシフィック王座を獲得。24年5月、東洋太平洋王座も奪取。身長174センチの右ボクサーファイター。血液型はAB。【ライブ詳細】佐々木尽5回46秒KO負け 3度のダウン喫し世界ウエルター級日本人初戴冠ならず

【西武】オンラインカジノ利用で埼玉県警により書類送検された外崎修汰選手ら5人

オンラインカジノで賭け事をした疑いで、埼玉県警が西武ライオンズの外崎修汰内野手(31)など5人を19日に書類送検しました。他の4人は柘植世那捕手(28)、児玉亮涼内野手(26)、長谷川信哉外野手(23)の3選手と、球団の男性職員です。県警はこれまで任意で事情を聴取し、スマートフォンなどの捜査を進めていました。 球団も彼らに自主的な申告を促し、5人について埼玉県警に相談していました。この日に球団は、「オンラインカジノが法的に賭博に当たることを十分に認識させることができなかった点を深く反省し、ファンや関係者の皆さまに心からお詫び申し上げます」と謝罪しました。「関係者は興味本位で利用したことを深く反省しており、球団が要求した制裁金の支払いも異議なく受け入れています」との状況説明も行いました。 球団としては、「このような率直な申告に至った本人たちの誠実な姿勢を踏まえ、今後の捜査機関の判断を注視し、その結果に基づき適切な対応を取る」とし、今のところ出場停止などの処分は行いませんでした。該当者個別のコメントはないものの、外崎選手と長谷川選手は19日のDeNA戦(横浜)にスタメン出場し、長谷川選手は6回に先制の5号ソロを放ちました。児玉選手は途中から代走として出場しました。また、2軍で調整中の柘植選手もこの日、正午前からの2軍練習に参加していました。 プロ野球界におけるオンラインカジノ問題については、ペナントレース開幕までに8つの球団で計16人の関与が明らかになり、所属球団から制裁金が科されています。

【日本ハム】新庄監督「オーマイガッシュ…あー悔しい」ノーヒットノーランを逃した北山亘基投手への想い

日本ハムの新庄剛志監督(53)は、北山亘基投手(26)がノーヒットノーランまであと2アウトのところで達成を逃したことを、自分のことのように悔しがりました。試合後の取材で「オーマイガッシュ。緊張したよ(笑)。また1つ、目標が出来たんじゃないかな。あー、達成してほしかった。あー、悔しい」とコメントしました。

【ボクシング】大の字失神KO負けの佐々木尽が病院へ緊急搬送 試合後の会見中止

WBO世界ウエルター級2位の佐々木尽(八王子中屋)が日本人初の世界同級王座獲得に失敗した。世界初挑戦で同級王者ブライアン・ノーマン(24=米国)に挑戦したが、計3度のダウンを許して5回0分46秒、KO負け。1回に左フックで2度ダウンを許すと5回には左ボディージャブを放って右ガードが外れていた瞬間を狙われ、強烈な左フックを浴びて大の字で倒れ込んだ。ダメージが深いため、担架で運ばれた。関係者によると「佐々木は意識はあるが、念のため緊急搬送されました」と説明。予定されていた試合後の会見は中止となり、病院に救急搬送されていた。【ライブ詳細】佐々木尽、大の字5回46秒KO負け 3度のダウン喫し世界ウエルター級日本人初戴冠ならず

不倫報道の錦織圭が謝罪「妻や子供、それぞれの両親にも悲しい思いをさせ、傷つけた」直筆署名

男子テニス選手の錦織圭(35歳=ユニクロ)が、19日に所属事務所を通じて、週刊文春に報じられた不倫の件について謝罪しました。彼は直筆の署名入り文書を公開しました。「このたびは、私の不誠実な行動により、私を応援してくださる皆様、テニスファン、テニス協会、スポンサーをはじめとする関係者の皆様に不快感を与え、ご心配、ご迷惑をおかけしていることを深くお詫びいたします。また、妻や子供、それぞれの両親にも悲しい思いをさせ、傷つけたことについても深く反省しております。これからは、責任ある社会人として選手生命を全うするため、テニス競技に集中し、結果を出すことによって皆様の信頼を取り戻せるように精進いたします」(原文まま)錦織選手は腰痛を理由に、5月25日開幕の全仏オープンを欠場しました。さらに、今月30日開幕のウィンブルドン選手権も負傷により欠場が決定しています。彼は2015年に世界ランキング4位となった経験がありますが、現在は66位となっています。私生活では2014年から元モデルの山内舞さん(旧芸名・観月あこ)との交際を開始し、2020年12月に結婚を報告しました。現在は2人の子供の父親でもありますが、18日に不倫の疑惑が報じられました。