Month: June 2025

【日本ハム】新庄監督の「第六感」で見事な大逆転!昇格した野村、田宮、中島、宮崎が活躍

新庄監督率いる日本ハムが奇跡的な大逆転劇を見せました!「日本生命セ・パ交流戦」の広島戦で、6回表まで0-7と大きくリードされる展開。しかし、6回裏に1点、8回に4点、9回には2死からの2点で同点に持ち込みました。そして、延長10回には田宮裕涼捕手(25)が決勝のサヨナラホームランを打ち、試合を決めました。この7点差を追い越しての勝利は、日本ハムにとって2008年4月8日の楽天戦以来の快挙で、広島戦でのカード勝ち越しも4年ぶり。今シーズン最多の11の貯金を記録しました。   ◇   ◇   ◇新庄監督の指揮下で日本ハムがまさに死に物狂いで引き寄せた勝利。決勝打を決めたのは、13日に1軍に昇格したばかりの田宮選手。8回から守備に入り、9回に同点に追いついた後の延長10回、先頭打者として打席に立ちました。「ベンチは『まだまだいけるぞ』という雰囲気だった」。その高揚感の中で、カウント3-1から広島の栗林投手の151キロのストレートを豪快に振り抜き、打球は右中間スタンドに消えていきました。新庄監督は「見とれてしまったよ。6回の6失点は辛かったけど、選手たちがよく追いついてくれて、最後に決めてくれました」と喜びを語りました。この勝利は、指揮官の鋭い読みが呼び込んだ白星でもありました。5点を追う8回1死一、三塁で野村選手の犠牲フライにより4点差に縮め、田宮選手の内野安打により2死一、二塁とチャンスを広げました。続く宮崎選手が左翼線に適時二塁打を打ち、プロ初打点を記録し3点差に詰め寄りました。さらに2死二、三塁から相手のミスで2点差となり、9回2死の絶体絶命の場面で、ベテランの中島選手が2ストライクから四球を選び出塁。劇的な勝利への流れを作りました。 野村、田宮、宮崎、中島の4人は、指揮官が今カード初戦の13日に1軍に引き上げた選手たちです。野村選手は2軍で打率5割の結果を残していましたが、田宮選手について新庄監督は「タイミングをゆっくり取ることで、良い打撃が生まれている。結果を出していなくても、今が昇格のタイミングだと感じた」とコメントしました。中島、宮崎選手に関しても「ずっと見てきていますから。タイミングを見計らって。ファームの監督やコーチも昇格を予想していなかったかもしれませんが、私には分かった」と、彼の「第六感」がミラクルをもたらしたと語りました。適切な選手交代が功を奏し、監督就任後初の広島戦カード勝ち越しとなりました。「チームの層を厚くしたい。常にその気持ちがあります。選手にとってはチャンスであり、レギュラーを取るかもしれない」と、競争心を刺激しながら、9年ぶりのリーグ制覇を目指します。【永野高輔】▽日本ハム野村(8回1死一、三塁で犠打)「ゲッツーだけは避けたかった。最悪でも外野に運べればと思っていた。このような試合で勝ち切れたのは大きいです」▽日本ハム中島(9回2死走者なしから9球粘って四球を選んで出塁)「集中していたし、アドレナリンもかなり出ていました。なんとか粘り切れて、あの形で塁に出られたのは素晴らしかったです」▽日本ハム宮崎(8回に適時二塁打を放ちプロ初打点)「重要な場面で代打も考えられるところで出してもらいました。監督も最後にチャンスを与えてくれたと思い、思い切って打たないと後悔すると思いました」

大谷翔平の二刀流復帰間近か ロバーツ監督、次回ライブBPが最後の調整登板となる可能性を示唆

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が大谷翔平投手(30)について、次回のライブBP(実戦想定の投球練習)が二刀流復帰前の最後の調整登板になる可能性を示唆した。右肘の手術後から4度目のライブBPについて「来週初め(週明け)に打者相手に投げる予定だが、正確な日は分からない」とした上で、これが最後になるかとの問いに「可能性はある。かなり(復帰を)楽しみにしている。ライブBPで投げて、その後(打者で)プレーする。その体力を試合で使おうと、彼は楽しみにしている」と明かした。大谷は10日のパドレス戦前に術後3度目のライブBPを行い、3イニング想定で44球。6三振を奪い、復帰に向けて大きく前進した。14日のジャイアンツ戦で1試合2発をマークした試合後には、オールスター戦前の復帰について、米記者に「どう思いますか?逆に」とニヤリ、逆質問。早期復帰の可能性をにおわせていた。

【横浜】また監督解任、クラブ史上初の非常事態「裏天王山」完敗でキスノーボ体制に見切り

J1リーグで最下位に低迷する横浜F・マリノスが、今シーズン2度目の監督解任を決断しました。15日、新潟での試合で19位のアルビレックス新潟に0-1で敗北。この試合に勝てば3連勝を果たし、順位を19位に上げることができる大事な試合でしたが、完封負け。シュート数も4本に対し、14本許すなど、内容的にも敗北を色濃くした試合でした。 試合直後、クラブ首脳陣は元オーストラリア代表のディフェンダー、パトリック・キスノーボ監督(44)の解任を決定しました。複数の関係者によると、後任には昨シーズン途中までサガン鳥栖を指揮していた川井健太氏(44)が濃厚とのことです。 名門クラブにとっては初の非常事態と言える歴史的な低迷が続いています。シーズン中に2度の監督解任を行うのはクラブ史上初のことです。4月にはイングランド代表の元ヘッドコーチ、スティーブ・ホーランド氏(54)が電撃解任され、新たにキスノーボ氏が昇格したばかりでした。Jリーグ創設時から参加している“オリジナル10”の一員であり、降格未経験という名誉を保持しているクラブとして、迅速な対応を取りました。 しかしながら、荒療治の成果は現れず、アジア・チャンピオンズリーグでは準々決勝で敗退。リーグ戦も3連敗からクラブワーストの7連敗にまで悪化しました。5月下旬には首位鹿島との対戦で3-1、FC町田ゼルビアに対して3-0の勝利で息を吹き返したかに思えましたが、天皇杯では国内4部相当のJFLのラインメール青森に2回戦で0-2の完敗。中断明けの下位対決でもパフォーマンスは改善されず、またも黒星を喫しました。 現在、3勝5分け11敗で勝ち点14。残留圏内の17位FC東京とは6ポイント差があります。新監督を託される川井氏は、前サガン鳥栖監督であり、“戦術家”としての評価も高いものの、昨年8月に19位で事実上の解任となっていました。年末にはJ2ジュビロ磐田監督の最終候補に残っていたが、現在までフリーの状態が続いていました。 ◆川井健太(かわい・けんた)1981年(昭和56年)6月7日、愛媛県宇和島市生まれ。愛媛FCユースから桃山学院大学を経て2004年、当時JFLの愛媛に加入。2005年には優勝し、翌2006年にJ2を経験して引退。2008年から2017年まで女子サッカーの指導に携わりました。2018年5月にJ2愛媛の下部組織からトップ監督に昇格。2020年に退任しました。2021年はJ2山形でクラモフスキー監督に師事し、2022年から2024年8月の契約解除までJ1サガン鳥栖を指揮。攻撃的なサッカーを志向しています。身長182センチ、体重72キロ。血液型はB型。

【日本ハム】試合後、エスコンフィールドから広島ファンにメッセージ「私たちが目指す未来」

カード最終戦が終了した後、エスコンフィールドの大型ビジョンにおいて、球場スタッフ一同から広島ファンへの心温まるメッセージが映し出されました。メッセージ全文は以下の通りです。☆   ☆   ☆ 広島東洋カープファンの皆様へ 皆様の本拠地であるマツダスタジアムは、ただの野球場ではなく、広島という街そのものを反映しています。その日の天気よりも試合結果が話題になる日常に、私たちは何度も感動しています。カープを通じて街がひとつになる。その姿は、「地域とチームの理想の姿」であり、これこそが私たちも目指す未来です。私たちも、「ファン・地域・チーム・球場」が一体となり、地元に愛される存在を目指して、これからも挑戦を続けて行きます。再びエスコンフィールドでお会いできる日を楽しみにしております。この度はエスコンフィールドにご来場いただき、心より感謝申し上げます。球場スタッフ一同☆   ☆   ☆SNS上では「感動しました」「何て素敵なメッセージでしょう」「ありがとうエスコン」などのコメントが多数寄せられていました。

【日本ハム】新庄監督「何がこうなってどうなってそうなって…」7点差逆転にインスタでも大興奮

日本ハムの新庄剛志監督(53)が、劇的なサヨナラ勝ちに大喜びし、インスタグラムにその感動を投稿しました。この日は、6回表で0-7と大きくリードされていた中、6回裏に1点、8回に4点、9回に2点を返して同点に追いつきました。そして延長10回、田宮裕涼捕手(25)のサヨナラ本塁打で勝利を掴みました。新庄監督はインスタグラムで「何がこうなってどうなってそうなって7点差をひっくり返したのか もう~わかりゃん~ 皆んな 凄い 有難う 誇りに思います!」と、選手たちへの感謝と称賛の言葉を送っています。試合後、新庄監督は次のように語りました。「あー、しびれたねぇ。(今カードから1軍へ)上がってきてくれた選手が全員打ったでしょ。ホッとしたね。あの中島くんフォアボール、その前のヒットも。田宮くんの内野安打も、今日もサヨナラホームランでしょ。宮崎くんも1本出てくれたしねぇ。6回の6点で、あちゃ~ってなったけどね。いやぁ、よく選手が追いついてくれて、最後決めてくれましたね。スタンドを見ても、そんなに帰ってなかったんですよ。なんかうれしいなと思って。何か期待してくれてるファンのみんなが残ってくれてたっていうのが、今日のサヨナラホームランにつながってくれましたね」と、興奮と感謝の気持ちを表しました。

【オリックス】森友哉、感動の涙…「ひろとも頑張って」闘病中の親友に白星を捧げる

オリックスのキャッチャー森友哉(29)は、お立ち台で感動の涙を流しました。「今日の始球式で…ひろとが(涙)ひろとがマウンドに立ってくれました。僕たちはシーズンの最後まで絶対に負けないという気持ちで頑張ります。ひろとも頑張ってください」とコメント。この日は、大阪桐蔭高校での同期で、現在希少なガンと闘病中の福森大翔(ひろと)さん(29)が、特別始球式を務めました。森選手はキャッチャーとしてノーバウンドでその球を受け取り、二人は抱き合いました。試合では、1点ビハインドの5回に追いつき、なおも1アウト一、三塁の場面。同校の吹奏楽部の演奏が響く中、4球目の外角直球を右前に打ち返し勝ち越し打を決めました。「今日は大阪桐蔭の吹奏楽部とひろとが一緒に来ているので、絶対に自分がお立ち台に立つと強い気持ちで臨みました」と試合後に胸の内を語りました。この日は福森さんへの思いを込めて、自身の登場曲を「栄光の架橋」と「何度でも」に変更。また、多くのチームメイトも協力して登場曲を切り替え、エールを送りました。有言実行の一打によって親友に勝利を贈ることができました。

【中日】西武から佐藤龍世をトレードで獲得!三塁手不足と得点力の改善を目指して

中日ドラゴンズは15日、西武ライオンズから佐藤龍世選手(28)をトレードで迎え入れることを発表しました。入団会見は17日に行われる予定です。この発表は、セ・パ交流戦が終わった直後に行われました。中日の打線は、同日の試合でも千葉ロッテマリーンズと共にリーグワーストの14度目となる完封負けを喫し、打線の強化が急務となっています。今シーズン1軍での出場はまだありませんが、2軍では三塁や二塁を守りながら41試合に出場。打率3割2分4厘、4本塁打、16打点と安定した成績を残しています。中日は、三塁手のポジションに困っている状況です。「4番・三塁」として期待されていた石川昂弥選手が不振に陥り、福永裕基選手は左手首、高橋周平選手は左肘を負傷し、長期離脱が見込まれています。さらに、これまでのジェイソン・ボスラー外野手(31)やオルランド・カリステ内野手(33)の成績も期待には遠いものです。昨シーズン、4番打者を務めたこともある佐藤選手の勝負強い打撃力は、打撃が低迷している中日にとって大きなプラスとなるでしょう。▽佐藤龍世選手のコメント:「寂しい気持ちでいっぱいです。ライオンズファンの皆さんは本当に熱心で、ファイターズから戻った時に受けた温かい声援を今も思い出します。この移籍を前向きに捉え、ドラゴンズでの新たな挑戦をがんばります」

【交流戦】パ・リーグが全勝のために…楽天とロッテの努力報われず、上位4チームとの差が拡大する驚きの現象

パ・リーグがその強さを発揮しました。最後まで緊張感が続いた楽天対阪神戦は、楽天が延長12回に劇的なサヨナラ勝ちを収めました。この日は、パ・リーグの6球団全てが勝利を飾るという成果を上げました。 今週はパ・リーグの優位が際立ちました。日本ハムはこの日の広島戦で、7点差を覆す逆転勝利を収めました。今週の成績を5勝1敗で終えています。 オリックスと西武もそれぞれ5勝1敗という好成績を収めました。ソフトバンクは4勝1敗1分けです。 楽天とロッテは4勝2敗という結果でした。これで2勝ち越していますが、リーグ内での上位4チームとの差が広がってしまうという、交流戦特有の現象が見られました。  ◆15日の試合結果 <日本生命セ・パ交流戦:楽天3-2阪神>◇15日◇楽天モバイルパーク <日本生命セ・パ交流戦:西武1-0中日>◇15日◇ベルーナドーム <日本生命セ・パ交流戦:オリックス8-3巨人>◇15日◇京セラドーム大阪 <日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク4-3DeNA>◇15日◇みずほペイペイドーム <日本生命セ・パ交流戦:日本ハム8-7広島>◇15日◇エスコンフィールド <日本生命セ・パ交流戦:ロッテ5-4ヤクルト>◇15日◇ZOZOマリン

【ヤクルト】宮本慎也氏が古巣の連携ミスに苦言 「野球の上手い下手は関係ない」

元ヤクルト選手で現在は日刊スポーツの評論家として活躍する宮本慎也氏(54)が、NHK BS放送で古巣のヤクルトのずさんな守備についてコメントをしました。試合は9回表、無死一塁の場面で行われました。ロッテの愛斗選手が一塁線にバントを試みました。この打球に対し、投手の清水、捕手の古賀、一塁手のオスナ、そして三塁手の北村拓が処理に向かいました。最終的に古賀が愛斗選手をタッチアウトにしましたが、三塁ベースは無防備な状態に。北村拓が急いで戻りましたが、古賀は送球することができませんでした。この状況に宮本氏は、「北村の判断ミスです。自分が打球を処理しないと決めたら、すぐに三塁に戻るべきです」と指摘。また、二塁ベースにいた遊撃手の伊藤にも「できればショートが三塁に向かうべきです。二塁は間に合わなくても戻る必要はない」とアドバイスしました。この痛恨のミスにより、1死三塁のピンチとなると、ヤクルトの高津監督は田口投手を投入。しかし、代打の角中選手にサヨナラ犠飛を打たれてしまいました。宮本氏は、ヤクルトのプレーに対し、「カバーに行くか戻るか、これらは野球のうまさに関係なく基本のことです。こうしたミスをなくしたうえで、打撃についての議論をすべき」と苦言を呈しました。ヤクルトはこれで両リーグ最多の借金「21」。5位の中日とのゲーム差は「9」まで広がっています。

【阪神】岡田顧問が佐藤輝明に苦言「これは大きいよ」延長11回、本塁打確信歩きで二塁進めず

阪神タイガース前監督である岡田彰布オーナー付顧問(67)は仙台で行われた東日本放送の「khbスーパーベースボール、楽天-阪神」のテレビ解説において、阪神タイガースの内野手、佐藤輝明選手(26)の走塁についてコメントしました。試合は2-2で進み、延長11回に佐藤選手は先頭打者として中堅方向へ本塁打性の打球を放ちました。打球はスタンドインするかと思われましたが、フェンスに直撃しました。しかし、佐藤選手は打った瞬間に本塁打を確信し、次の塁への進塁が遅れ、一塁で止まる結果となりました。この点について岡田顧問は、「これは大きいよ。セカンド行くのと(行かないのでは)」とコメントし、重要な場面での判断ミスを指摘しました。その後、大山選手が左前ヒットを打ち、無死一、二塁の好機を迎えましたが、阪神は勝ち越せず、貴重な得点機を逃しました。