Month: June 2025

大谷翔平は中5日で1イニング18球で降板 予想外の球数に解説も「どういう意味を持つのか…」

元西武監督の伊東勤氏が「NHKBS」で解説を務め、ドジャースの大谷翔平投手(30)のピッチングについて言及しました。大谷選手は、1回を18球で無安打無失点、2つの三振を奪った後に降板しました。最速は98.8マイル(約159キロ)を記録し、球種の割合はスイーパーが7球、直球が6球、スプリットが3球、カットボールが2球という順番でした。前回の登板となる16日(同17日)では28球を投げており、今回のマウンドはそれよりも10球少なくなりました。球種の変化も見られ、前回は8球投げたツーシームは1球も使わず、新たにカットボールを2球投げました。伊東氏は「ある程度(球数やイニングが)決まっていたのではないでしょうか。初回の試合を見る限り、スライダーがかなり多かったです。これもある程度は計画的な投球だったと思います。また、ナショナルズの打者陣が昨日ホームランを(5本)打ったということもあり、直球勝負ではなく曲がり球を使おうとしたのかもしれません。比較するだけの球数や内容ではなかったという印象です。スライダーを意識した投球だったと考えています。18球にはどういう意味があるのか…」とコメントしました。

大谷翔平、平均159キロで前回よりコントロールを重視 復帰登板で驚異の161キロを記録 ###

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)は、今季2回目の登板で最速98.8マイル(約159キロ)を記録し、前回よりも控えめなピッチングを見せました。前回の16日(日本時間17日)に行われた対パドレス戦では最速100.2マイル(約161キロ)を記録しましたが、それに比べて今回はやや速度を抑えての投球となりました。ライブBPでの最速が97マイル(約156キロ)前後だったことから、それを超える球速を何度も記録したことは驚きでした。試合後、大谷は「なるべく95~96(マイル)くらいで投げたいと思っていたんですけど、試合のテンションが上がると球速も上がってしまう」と述べました。デーブ・ロバーツ監督も「理解できるが、できれば95、96マイルに抑えてほしかった」とコメントし、大谷の体調を気遣っていました。この日は全体で18球を投じ、その中で直球は6球でした。残りはスイーパーが7球、スプリットが3球、カットボールが2球を占め、前回の登板で投げたツーシームは今回は投げず、新たにカットボールを試みました。1回の登板で18球を投げ、無安打無四球で2つの三振を奪いました。【全直球の球速】97.2マイル(約156キロ)98マイル(約158キロ)97.3マイル(約156キロ)98.1マイル(約158キロ)98.8マイル(約159キロ)98.1マイル(約158キロ)

【巨人】戸郷翔征が今シーズン2度目の2軍再調整へ「1回抹消を考えてますので」と杉内投手チーフコーチ

読売ジャイアンツの戸郷翔征投手(25)は、5イニングで6安打3失点を喫し、今シーズン6回目の敗戦となりました。初回から不安定な投球が目立ちました。西川選手に対していきなり死球を与えると、滝沢選手の犠打を処理する際、大城卓三捕手(32)の送球エラーで一塁と二塁にランナーを背負うピンチを迎えました。しかし、後続を断ち切り、なんとか無失点で切り抜けました。しかし、2回には無死満塁から武内選手と西川選手の連続犠牲フライで2点を失い、3回には1死二、三塁から源田選手に投手強襲の内野安打を浴び、追加点を許しました。試合後、杉内俊哉投手チーフコーチ(44)は「(戸郷と降板後に)話をしました。1回抹消を考えているので、抹消して調整に入る感じですね」とコメントし、戸郷の2軍再調整を明言しました。さらに、「元々(7月1日~3日の)甲子園で投げる予定でしたが、そこは別のピッチャーで対応しようと思っています」とも述べました。戸郷投手は、シーズン開幕から成績が振るわず、4月12日に1度登録を抹消されました。その後、2軍で調整した後、5月5日に1軍登録されましたが、再び2軍での調整となります。

【DeNA】快投ウィック、同僚からの連絡で気付いた3者連続3球三振「理想的。カンペキ」

DeNAのローワン・ウィック投手(32)は、プロ野球の歴史上、わずか22人目となる「イマキュレートイニング」(1イニング3者連続3球三振)を達成しました。この日、ロッテとの試合で1点を追う8回に登板し、山本、西川、代打の藤岡をすべて3球三振で打ち取りました。9回でも3者凡退に抑え、合計2回を無失点で終えました。「試合後、チームメイトのケイから連絡があり、それで初めて達成に気付きました。自分にとって理想的な1イニングでした。カンペキ」と、ウィック投手は日本語を交えて振り返りました。▼1イニング3者連続3球三振=ウィック(DeNA) 22日のロッテ3回戦(横浜)の8回、山本、西川、藤岡を3球三振で仕留めて達成。今年の4月5日にヤクルトの石山投手以来22人目、24回目の達成で、DeNAでは1979年6月16日の平松投手、1991年8月28日の佐々木投手、2001年5月1日の河原投手に次いで4人目です。外国人投手としては、2011年5月24日のウルフ投手(日本ハム)、2018年5月16日、2023年6月6日のモイネロ投手に次いで3人目、4回目であり、セ・リーグの助っ人としては初の達成です。◆イマキュレートイニング このイニング3者連続3球奪三振のことは、大リーグで「イマキュレートイニング」と呼ばれます。「イマキュレート(immaculate)」は英語で「完全無欠の」「汚れのない」という意味です。

【クラブW杯】市場価値1155億円に対して…欧州CL準Vのインテルに大善戦の浦和、総額は?

日本から唯一、FIFAクラブワールドカップ(W杯)米国大会に挑む浦和レッズが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準優勝のインテル・ミラノ(イタリア)に惜敗した。後半途中までリードしていたが、同33分に同点弾を浴び、最終盤のアディショナルタイムに決勝点を浴びた。善戦も2連敗で1次リーグ敗退が決まった。それでも、選手陣容の市場価値を考えれば大番狂わせまで、いま1歩の大善戦を演じた。ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、選手の市場価値はインテル・ミラノが7億2180万ユーロ(約1154億8800万円)で世界10位。浦和は1985万ユーロ(約31億7600万円)で、アジア王座3度といえども国内3位。総額では36.36倍もの差があり、そのまま下馬評にも直結していた中、終盤まで金星を感じさせた戦いは、浦和とJリーグ勢の価値を高めたに違いない。欧州、世界にネットワークを張り巡らすイタリアの著名記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のニュースサイト「GianlucaDiMarzio.com」でも、大会に先駆けた4日、浦和とインテル・ミラノの話題が紹介されていた。そこでも市場価値に触れられており「チームの価値を理解するには、インテルの6億7700万ユーロに対して、チーム全体の移籍金がわずか1800万ユーロであることを考えるといいだろう」とつづられ、注目されていた挑戦だった。クラブW杯2025スコア速報

【巨人】阿部監督、4位転落で今季3度目の会見回避 広報「今日はコメントはありません」

巨人は今季7度目の完封負けを喫し、交流戦で同一カード3連勝とはならなかった。先発の戸郷投手は5回で3失点。打線も初回に無死一、二塁のチャンスがあったものの、得点には至らなかった。この結果、リーグ戦で4位に転落し、阿部慎之助監督は今季3度目となる試合後の会見を回避した。広報担当者からは「今日はコメントがありません」というアナウンスが報道陣に伝えられた。

【DeNA】ウィック選手の快挙!3者連続3球三振で「イマキュレートイニング」達成—史上22人目の偉業

DeNAベイスターズのローワン・ウィック投手(32)が、日本プロ野球史上22人目となる3者連続3球三振で「イマキュレートイニング」を達成しました。試合は9-10と激戦の中、ウィック選手は1点を追う8回に登板。先頭打者のロッテ山本選手を155キロの速球で見逃し三振に仕留めると、続く西川選手を3球連続のストレートで空振り三振。最後に代打の藤岡選手を156キロのストレートで見逃し三振に仕上げました。これは、DeNAの球団としては24年ぶり4人目の快挙であり、今シーズンではヤクルトの石山投手に続き2度目の達成です。◆イマキュレートイニングとは 大リーグでは、1イニングで3者連続3球三振を「イマキュレートイニング」と表現します。「イマキュレート」には「完全無欠」や「汚れのない」という意味があります。▼1イニング3者連続3球三振=ウィック(DeNA) 22日のロッテとの第3戦(横浜スタジアム)の8回に、山本、西川、藤岡選手を3球三振で仕留め達成しました。今年4月5日の石山(ヤクルト)以来、史上22人目、24度目の記録で、DeNAでは1979年6月16日の平松、1991年8月28日の佐々木、2001年5月1日の河原に続いて4人目の達成です。また、外国人投手としては2011年5月24日のウルフ(日本ハム)、2018年5月16日、2023年6月6日のモイネロに続いて3人目、4度目の偉業であり、セ・リーグの外国人選手として初の快挙です。

【ソフトバンク】6年ぶりの交流戦優勝!通算9度目で圧倒的 困難を乗り越えた結束力

ソフトバンクが、2019年以来6年ぶりに交流戦で優勝を果たしました。阪神との試合の途中で日本ハムが敗れ、優勝が決まっただけでなく、自らの試合でも華々しい勝利を収めました。この結果、ソフトバンクは通算9度目の優勝を達成し、12球団の中で断トツの実力を誇示しました。交流戦におけるソフトバンクの強さが際立ちました。 今季の交流戦は数々の困難がありました。守護神として活躍していたオスナは、6日のヤクルト戦でセーブに失敗。モイネロが1試合で18奪三振を記録した功績も無駄になり、チームはサヨナラ負けを喫しました。その後、オスナは配置転換されました。昨季、リーグで本塁打と打点の2冠を獲得した山川穂高内野手(33)は、本調子からほど遠く、交流戦最終週には2軍で再調整となりました。 守備の要であった今宮健太内野手(33)は、14日のDeNA戦で左脇腹を痛めて戦線を離脱しました。昨季のリーグMVPと首位打者だった近藤健介外野手(31)は、17日の広島戦で本塁打を放った後、左かかとを痛めました。近藤は登録抹消はされていませんが、それ以降5試合連続で欠場しました。さらに、交流戦前から柳田悠岐外野手(36)も離脱しており、チームは多くのアクシデントに見舞われました。 そんな中、若手選手たちが奮闘しました。柳町達外野手(28)は、交流戦期間で規定打席に達し、パ・リーグと交流戦の首位打者に躍り出ました。野村勇内野手(28)は3本の本塁打を記録。山川からのアドバイスで「究極の前さばき」という新しい打撃スタイルを開花させました。オスナの代役守護神は日替わりで藤井、杉山、津森らが務めました。ベテランの中村や牧原大、そして選手会長の周東など、経験豊富な選手たちの存在も重要でした。 オスナ、山川、近藤、柳田、今宮がいない中でも、ソフトバンクは勝率1位に達しました。今シーズンは世代交代を見据えたものでもあり、選手層の厚さを証明した交流戦となりました。【只松憲】

【DeNA】バウアーが来日最短7失点でKO 2回は1アウトもとれず「今日は何もない」

DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が来日後最短の1回0/3で7失点し、KOされました。これまでのNPBでの最短記録は、今シーズン3試合目となった5月16日の広島戦での2回7失点でした。今季最短記録は、4月16日の巨人戦での5回5失点でした。バウアーは球団のコメントを通じて「今日は特に言うことはありません。チームが逆転してくれることを願っています」と伝えました。試合開始から予想外の展開となりました。1回の先頭打者、ロッテの藤原選手を2球目で中飛に仕留め、リズム良く立ち上がったかに見えましたが、それに続く寺地選手に右前打を許し、3番の安田選手には中前への不運なポテンヒットを打たれ、一、二塁のピンチを迎えました。4番山本選手には、2球目の内角低めツーシームを左翼席に3点本塁打され、悔しさを堪えました。ここで終わることなく、ルーキーの西川選手の打球は風を受けて左翼フェンス直撃の三塁打となり、2死三塁から友杉選手の左翼への適時二塁打で4失点目。その後も小川選手に中前適時打を打たれました。1回の立ち上がりが不安定だったバウアーは、6安打5失点を喫し、大量ビハインドを抱える展開となりました。1回裏に打線が3点を返し、9番のバウアーの打席には代打戸柱選手が準備されましたが、打席は回りませんでした。そのまま2回のマウンドに上がるも、先頭の藤原選手に四球を与え、寺地選手と安田選手の連打で6失点目を喫したところで降板。三浦監督がマウンドに駆け寄り、交代を告げました。無死一、二塁の場面で堀岡選手にマウンドを譲り、堀岡選手は山本選手を併殺に仕留めましたが、続く西川選手に右前適時打を許し、点差が4点に広がりました。最終的にバウアーは7失点となりました。

【日本ハム】2007年以来の交流戦優勝を逃す…中日に投打で完敗 交流戦を11勝7敗で締めくくる

日本ハムは中日に投打で完敗し、2007年以来となる交流戦優勝を逃しました。日本ハムとしては勝利し、交流戦首位のソフトバンクの結果を待ちたかったところですが、先発の金村尚真投手(24)が3回までに4失点を喫しました。打線も中日の先発・松葉に7回まで1失点に抑え込まれ、救援投手陣も崩し切ることができませんでした。今シーズンの交流戦は、新庄監督が「11勝7敗でいけたらうれしい」と話していた通りに11勝7敗で終了しました。これにより貯金を4つ増やし、トータルで貯金13とし、リーグ首位を維持したまま、27日からの西武戦(ベルーナドーム)でリーグ戦を再開します。