Month: June 2025

山本由伸「小さなズレですね」ブルペンで予兆はなかったが、制球難で今季最短4失点で降板

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26歳)は、今シーズン最短となる3回2/3を投げて4失点し、今季4回目の敗戦(6勝)を喫しました。 1回の攻撃では、1アウト1塁からアーロン・ジャッジ外野手(33歳)をファウルフライに打ち取りましたが、2死1、2塁からドミンゲスにスプリットをレフト前に運ばれ、1失点。2回は1アウト3塁のピンチを凌ぎましたが、1-1の3回ではジャッジを先頭に四球で歩かせた後、ライスにスプリットを打たれてセンター越えの2ラン本塁打を浴びました。 マウンド上で首をかしげる山本は、被本塁打後も立ち直ることができませんでした。連打で2アウト1、3塁のピンチを招くと、ペラザに対する投球が暴投となり、4点目を許しました。4回の2アウト1塁の場面で、2番手のアンソニー・バンダ投手(31歳)にマウンドを譲りました。 この日は合計96球を投げ、被安打7、四球3、奪三振2で4失点。最速は97.2マイル(約156キロ)でした。奪った空振りは8回で、そのうちスプリットでは3回。2回までは僅か2回にとどまりました。 【山本由伸の一問一答】 -登板を振り返って 「立ち上がりからあまり制球できず、なんとか立て直そうとしましたが、最後まで良い投球ができませんでした」 -スプリットが思ったように投げられなかった原因は 「スプリットだけではなく、ストレートやカーブなど他の球種も総じてコントロールが効きませんでした」 -ブルペンでアジャストしないといけない 「そうですね。シーズン中にはうまくいくこともあれば、そうでないこともあります。特に調整を変える必要はないと思っています」 -試合中にはどのようなアジャストを試みたか 「試合中にうまくいかないときは、試行錯誤する方法がいくつか自分の中にあります。様々な方法を試して投げましたが、最後まで立て直せず、交代となり非常に悔しいです」 -クリーブランドでのバント処理で臀部を少し痛めましたが影響は 「コンディションは問題なく試合に入りました。そこに問題は全くありません」 -ヤンキース打線に対して感じた対策は 「非常に強力な打線であり、対策は様々あったと感じています」 -ジャッジとの対戦で注意したことは 「ホームランを打つ力を持つ打者なので、慎重に投げましたし、色々と気をつけました」 -昨年2試合ヤンキースと対戦しましたが、アプローチの変化は...

平成時代以降の横綱の引退後の道—相撲界を離れた6人:曙、貴乃花、若乃花、朝青龍、日馬富士、白鵬

歴代最多の45度の優勝を誇る元横綱白鵬の宮城野親方(40歳)が、このたび日本相撲協会を退職することになりました。日本相撲協会は2日、東京で臨時理事会を開き、昨年4月から閉鎖されていた宮城野部屋、および宮城野親方の退職を承認しました。宮城野親方は昨年、元前頭北青鵬による暴力問題の監督責任を問われ、2階級降格などの処分を受けました。それにより、部屋は閉鎖され、昨年4月に師弟共に伊勢ケ浜部屋へ転籍しました。平成時代以降に昇進した横綱は13名おり、そのうち11名が引退しています。その中で6名が角界を去りました。平成時代以降に昇進し引退した横綱たちは以下の通りです。旭富士:1990年秋場所で新横綱昇進、1992年初場所で引退、優勝4回→伊勢ケ浜親方★曙:1993年春場所で新横綱昇進、2001年初場所で引退、優勝11回→2003年11月に退職★貴乃花:1995年初場所で新横綱昇進、2003年初場所で引退、優勝22回→2018年9月に退職★若乃花:1998年名古屋場所で新横綱昇進、2000年春場所で引退→2000年12月に退職武蔵丸:1999年名古屋場所で新横綱昇進、2003年九州場所で引退、優勝12回→武蔵川親方★朝青龍:2003年春場所で新横綱昇進、2010年初場所で引退、優勝25回→2010年2月に引退(親方になる条件の日本国籍がない)★白鵬:2007年名古屋場所で新横綱昇進、2021年秋場所で引退、優勝45回→2025年6月に退職★日馬富士:2012年九州場所で新横綱昇進、2017年九州場所で引退、優勝9回→2017年11月に引退(親方になる条件の日本国籍がない)鶴竜:2014年夏場所で新横綱昇進、2021年春場所で引退、優勝6回→音羽山親方稀勢の里:2017年春場所で新横綱昇進、2019年初場所で引退、優勝2回→二所ノ関親方照ノ富士:2021年秋場所で新横綱昇進、2025年初場所で引退、優勝10回→照ノ富士親方

ヤンキース監督、山本由伸攻略の要因を説明 強力な打線でスイープを阻止

ニューヨーク・ヤンキースは、ロサンゼルス・ドジャースの投手山本由伸(26)を打ち崩し、スイープを免れる勝利を収めました。 試合は1回2死一、二塁の場面で、5番打者のドミンゲスがレフトへの適時打で先制。3回には試合が1-1で並ぶ中、先頭打者ジャッジが四球を選び、その後4番ライスが低めのスプリットを捉えて中越えの2ランを放ちました。その後もボルピとウェルズの連打で一、三塁のチャンスを作り、山本投手の暴投を利用して4点目を奪いました。 ヤンキース打線は、山本投手を今季最短の3回2/3回で92球、7安打4失点で降板させました。さらに、5回には救援投手からラメーヒューとペラザが適時打を放ち、追加点を挙げました。 ピッチングでは、昨年7月までドジャースに所属していた左腕ヤーブローが6回を投げて4安打1失点と好投。1番大谷から4番スミスまでの上位打線を無安打に抑えました。 ブーン監督は、山本投手に多くの球数を投じさせられた要因について、「(打線が)良い状態にあったことが大きい。ストライクゾーンをしっかり把握し、ストライクに入ってきた球を確実に捉えることができた。打線全体が良いアプローチをしていた」と語りました。先発のヤーブローについては、「彼は配球を少し工夫して、進化を続けている。以前も我々に対して良い投球をしていたのを見ているので、我々のチームで投げる姿を見るのは嬉しい」と評価しました。

【阪神】交流戦の先陣を切るのは才木浩人「もう交流戦かって感じですけど…」3日日本ハム戦先発

阪神才木浩人投手(26)が3日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で先発する。2日は甲子園でキャッチボールなどの調整。「もう交流戦かって感じですけど、いつも通り頑張ります」。交流戦第1戦に向け、平常心で臨む。昨年、球宴第1戦で先発したのがエスコンフィールド。2年続けての登板となる。「マウンドにイメージはないけど、人工芝に変わっているらしいんで、そこも含めて明日(3日)行って、チェックしてどうかなって感じですね」。パ・リーグ首位の日本ハム打線を自慢の速球でねじ伏せ、今季5勝目を目指す。【関連記事】阪神ニュース一覧

【全米女子オープン】渋野日向子が涙の7位「本当に悔しい終わり方」

昨年2位だった渋野日向子(26=サントリー)は健闘したものの、最終的にトータル3アンダーの285で7位に終わりました。 最終日は2打差で3位からスタートし、2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーを記録し、スコアは74となり下降しました。 後半の14番パー5では3メートルのイーグルチャンスを逃したものの、この日2個目のバーディーを取り、トータルを6アンダーまで伸ばしました。 しかし、次の15番パー4で痛恨のミスがありました。ラフからの第3打がピンを大きく超え、約10メートルのパーパットも4メートルほど左にずれてしまいました。この3パットによるダブルボギーで首位との差は5打となり、優勝争いから後退しました。 ホールアウト後、渋野は悔し涙を流しました。 「バーディーが最初に来てくれたのは良かったけれど、その後続かず、ダブルボギーもあり、本当に悔しい終わり方でした。4日間いい位置でプレーできて嬉しさもあったのですが、同時に悔しさも感じます」 2019年の全英女子オープンで初出場優勝を果たして以来、6年ぶりの2度目のタイトル獲得はなりませんでしたが、この大会では20年4位、24年2位、25年は7位と安定した成績を残し、翌年の出場権も獲得。今季最高の成績を収め、メジャー大会での強さを改めて証明しました。

ダービー優勝馬クロワデュノールの翌日 間宮助手「脚は問題なさそう」と出走前のやりとりを語る

第92代ダービーの覇者となったクロワデュノール(3歳牡馬、斉藤崇厩舎)は、激闘を終えた翌日、栗東トレーニングセンター内の厩舎で静養しました。クロワデュノールは2日午前1時頃に東京競馬場から戻りました。担当の間宮助手は「エサをちゃんと食べていますが、少し疲れた様子です。脚の状態は問題なさそうです」と述べました。1番人気の重圧を跳ね返し、同世代の7950頭の頂点に立ちました。出走直前には、ゲート裏でジョッキーの北村友一騎手に自信を託したといいます。「自分の思う通りに乗って、後悔のないように」と語り、その言葉通り、好位から堂々とした競馬を見せました。「友一が馬を信じて乗ってくれました。皐月賞での2着の悔しさを乗り越えて…」と、彼は喜びをかみしめました。秋には凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=フランス・パリロンシャン)にも登録しており、その動向に注目が集まっています。「まだ成長の余地はありますが、少しずつ確実に成長しています。ただ、まだ後肢の筋力が安定していない部分もあります」。さらなる飛躍が期待されます。

元横綱白鵬の宮城野親方が2日にも日本相撲協会を退職 多くの親方が「退職の意思は固い」と証言

歴代最多45度の優勝を誇る元横綱白鵬の宮城野親方(40)が、今日2日にも日本相撲協会を退職する。同協会は2日に臨時理事会を実施。昨年4月から閉鎖となっている宮城野部屋、宮城野親方が提出している退職届について協議される。同親方は現在、式典出席のため出身のモンゴルに滞在中。本人への聴き取りはないが多くの親方が「退職の意思は固い」という。退職届が受理されれば歴代最多45度優勝の大横綱が去る。昨年、宮城野部屋の元前頭北青鵬の暴力が発覚し、宮城野親方は監督責任を問われ、2階級降格などの処分を受けた。部屋は閉鎖、昨年4月に師弟ともに伊勢ケ浜部屋に転籍。その要因となった北青鵬が1日、都内で行われた元前頭旭大星の断髪式に出席。ハサミを入れると、報道陣を避けるように会場を後にした。ただ204センチの長身で独特の存在感は変わらず。にわかに騒がしくなってきた。

骨折のベッツ「初めて普通に歩けた」左足つま先の現状を説明 前向きに「苛立つことはない」

ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ選手(31)が、骨折した左足のつま先についての現状を説明しました。5月30日のニューヨーク・ヤンキース戦から2試合連続で欠場しています。足の状態については、「とても良い調子だよ。今日は初めて普通に歩けたんだ。これから動いてみて、どんな感じになるか見てみるよ。でも、苛立つようなことでは全然ないし、シーズン中はこういうこともあるからね。」と冷静に語りました。彼はサンダル姿でクラブハウスに現れましたが、「この数日は靴も履けなかったけれど、今日は履けると思う。動いてみて問題がなければ、復帰も早まるかもしれない」と前向きな様子でした。現時点では負傷者リスト(IL)入りを避ける方向で、数日様子を見た上で復帰する予定です。

GLAY「30周年記念」特別版を6月2日よりネット通販で販売開始

日刊スポーツ新聞社では、GLAY「30周年記念 GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE」東京ドーム公演の様子を特別編集した紙面を、通販限定で発行しました。通常版では掲載できなかったページも含まれています。特別版は以下のネット通販で購入可能です。<GLAY「30周年記念 GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE」東京ドーム公演 日刊スポーツ特別版3紙セット>日刊スポーツショッピング(2日正午から受付開始、9日より順次発送)https://www.nikkansports.shop/shopdetail/000000005327 <GLAY「30周年記念 GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE」東京ドーム公演 各日ごと>日刊スポーツショッピング(各日正午頃から受付開始)https://www.nikkansports.shop/shopdetail/000000005328

【ダービー】クロワデュノール北村友一騎手「すべての過程に意味」大けがを克服し1番人気に応えて優勝

単勝1番人気のクロワデュノール(牡3、斉藤崇)は皐月賞2着の悔しさを晴らし、世代7950頭の頂点に立ちました。道中で好位置をキープし、直線で先頭に立ってそのまま押し切りました。このレースで見事ダービー初制覇を果たしたのは北村友一騎手(38)。レース後、満員のスタンドの前で拳を高く突き上げ、「自分がダービージョッキーになったことよりも、クロワデュノールがダービー馬になったことが最も嬉しい」と感慨深く語りました。デビューから20年目にして、遂にダービージョッキーの称号を手にした北村騎手は、大けがの試練を乗り越えました。「ここまでの道のりのすべてに意味があった。すべての巡り合わせが勝利を呼び寄せ、縁を感じています。すべてがつながったと実感している」と語りました。1番人気のプレッシャーを打ち破り、直線で堂々と先頭を走り切りました。「馬を信じて乗りました。絶対に伸びると信じていました。その信念が勝利へと導いてくれました」と喜びを噛みしめました。