青森山田で選手権V2度の檀崎竜孔容疑者を逮捕、豪州で八百長疑い「賭博の罪10件」現地報道
オーストラリア1部リーグ「Aリーグ」のウエスタン・ユナイテッドFCに所属する25歳のMF檀崎竜孔(だんざき・りく)容疑者が、オンライン賭博の罪で逮捕されていた。複数の豪メディアが一斉に伝えた。既に起訴されているという。「賭博スキャンダルの渦中にAリーグのスター選手」などの見出しで伝えられた現地報道によると、メルボルンのクラブに在籍している檀崎容疑者は、今年4月と5月に行われたAリーグの4試合で賭博不正行為に関わったとされており、捜査の末に計10件もの罪で起訴された。当局は「試合中にレッドカードやイエローカードを故意にもらい、オンライン・ベッティングの結果を不正に操作していた」と、八百長とみられる行為を指摘。賭博汚職に関する大規模な捜査の結果、警察に起訴された2人のうち1人とされている。7月末に裁判所へ出廷する予定のようだ。クラブも2日、公式サイトに声明を出した。「先週末、ウエスタン・ユナイテッドはAリーグ男子の選手1名が賭博に関する犯罪で起訴されたことを知り、ショックを受け、失望しています」「我々はこの問題を深刻に受け止め、クラブと試合の誠実さ、高潔さを損なうあらゆる行為も非難し、全ての関係当局に全面的に協力しています。事件の性質上、この件に関しては、これ以上コメントすることはできません」檀崎容疑者は、ベガルタ仙台ジュニアから青森山田中へ進学。得点王に輝く活躍で全国中学校大会を2連覇に導いた。中高一貫の青森山田高では1年から定位置を獲得。16年の全国高校サッカー選手権で悲願の初優勝に貢献した。3年時には2度目の選手権V。決勝で2得点する活躍だった。卒業後はJ1北海道コンサドーレ札幌へ。オーストラリアのブリスベン・ロアーFCやJ2のジェフユナイテッド市原・千葉、スコットランドのマザーウェルFCを渡り歩いて23年からウエスタン・ユナイテッドでプレーしていた。※初報の際に添付した画像に別人の画像がありました。お詫びいたします。