【南北海道】センバツ出場校・東海大札幌が惜敗 「これで終わりか」との思い、9回に痛恨の暴投で決勝点を許す

今春のセンバツに出場した名門・東海大札幌は、札幌地区でその姿を消すこととなった。
試合は3-3のまま緊迫した状況で迎えた9回2死一、三塁のピンチ。6回からマウンドに立っていた3年生の高橋英汰投手の暴投により、痛恨の一投で決勝点を奪われました。その裏の攻撃では、主将である3年生の山口聖夏内野手が二塁打で出塁し、犠打で1死三塁のチャンスを演出しましたが、あと一打が出ませんでした。
試合後、涙を拭いきれずにいた山口選手は、「目標としていた夏の聖地への道が途絶え、自分たちの挑戦がここで終わったという実感です。高校野球はもうありませんが、後輩たちにはぜひ頑張ってほしいと思います。高校入学時からこの縦縞のユニフォームを着て試合に出ることを夢見ていました。夏の甲子園に出られたらさらに良かったですが、最高の仲間たちと出会えたことが何よりも良かった」と語りました。
昨年秋の全道大会を制し、今春のセンバツにも出場した東海大札幌ですが、春季大会では札幌地区予選3回戦で酪農学園大とわの森三愛に敗れ、選抜枠で臨んだ全道大会でも準々決勝で北海に敗れる結果となりました。