菊池雄星、三振ショーで3勝目「期待しすぎないのがコツ」 ###

エンゼルスの投手、菊池雄星(34)は、過度な期待を避けるためのメンタル戦略を駆使し、7回を投げて3安打2失点(自責点0)に抑え、今季3勝目を挙げました。チームはレッドソックスを3連勝でスイープし、成績を40勝40敗とし5割に戻しました。
試合序盤、菊池は1回で2点を先制されるも、2回からは調子を取り戻し、奪三振ショーを演じました。1試合12奪三振は今季の自己最多記録です。試合後のインタビューで彼は、「今日は5回3失点で試合をつくれればいいという期待で臨みました。2点取られてからも残りの4イニングを1点で抑えればいいかなというスタンスで、結局それが7回2失点に繋がりました。このような日は期待しすぎないのが良い結果を生んだのかもしれません」と振り返りました。
今シーズンの開幕投手として、基本的に中4日の先発ローテーションを堅持しています。この日も中4日での登板でした。慣れたリズムで臨むものの、「正直、中4日のデーゲームで、朝から疲れを感じました」と、いつも以上の疲労感を抱えていました。
試合前のコンディションを考慮し、メンタルを切り替えたそうです。「調子が良く、ブルペンでもしっかりと決まっていると、今日は勝ちたいと欲が出るものです。しかし今日はブルペンでのボールは走らず、コントロールも不安定でした。苦手なボストンとの対戦でもあり、5回まで持てばいいというくらいの気持ちで臨んだ方が良いですね」と笑顔で振り返りました。自身の期待を抑えた結果、7回12奪三振と好投し、地元ファンを沸かせました。