浦和レッズはFIFAクラブワールドカップ(W杯)2025を3連敗で終了しました。最終戦ではメキシコのモンテレイに0-4で完敗し、世界の強豪クラブの高い壁を越えることはできませんでした。
スタメンは、リバープレート(アルゼンチン)戦とインテル・ミラノ(イタリア)戦から1名変わり、右サイドバックに石原ではなく関根が起用されました。スペインの元代表選手セルヒオ・ラモスが所属し、攻守が非常に強力なモンテレイに対し、落ち着いて試合に入りましたが、スーパーゴールに状況を一変させられました。
前半の30分、MFデオッサから30メートルの距離から放たれた左足のロングシュート。無回転の強烈なボールに対し、西川は触れることすらできませんでした。
さらに飲水タイム後、前半34分最初のプレーで、DFチャベスに右足でゴールを許し、続けて失点しました。
試合の流れは止まらず、前半39分には再びスーパーゴールを決められました。中盤からドリブルで運ばれたMFコロナが、ペナルティーエリア外から右足の無回転シュートを突き刺し、西川が反応したものの止めることができませんでした。
後半が始まり、浦和は3点を追うためMFグスタフソンと金子に代えてMF松本とFWティアゴ・サンタナを投入。前線にこれら2人を並べ、4-4-2のシステムに変更しました。
序盤にDFチャベスのシュートを西川がセーブする場面があり、追加点は許しませんでしたが、徐々に浦和のペースで試合が進みました。
しかしスコアは動かず、選手交代で反撃に挑みました。後半23分に関根を攻撃的DF荻原に代え、同25分にはMサビオに代わって大久保を起用。同36分には安居に代わりFW二田を入れ、1点返そうと奮闘しましたが、モンテレイの堅い守りに阻まれました。
後半39分、自陣でのミスからボールを奪われ西川のビッグセーブが光りましたが、その後、後半46分にティアゴ・サンタナが左足でボールを押し込んだものの、VAR判定で松尾のオフサイドが認められノーゴールとなりました。
逆に後半52分、カウンター攻撃を受け、4失点目を許しました。モンテレイのシュート力の前に完敗を喫しました。