「試合中のボールに手を出しちゃいけないと…」大谷翔平の本塁打球は幻も尾中さんがグッドマナー

日本人ファンである尾中亮介さん(43歳)と息子の仁くん(7歳)が、大谷翔平選手(30歳)の26号ホームランボールを惜しくもキャッチすることができませんでした。
試合の中で、大谷選手は11-3とリードする8回1死一塁の場面で、ラトリッジ選手の直球を力強く左翼へ運びました。打球は左中間席に座っていた亮介さんのグラブに一度当たり、外野へと転々としました。最終的に大谷選手は二塁に留まりましたが、審判団がビデオ判定を依頼した結果、ホームランと認められ、8試合ぶりの26号2ランとなりました。
幻のホームランボールとなってしまいましたが、亮介さんの頭を抱える姿と仁くんの涙する様子が中継映像に映されました。亮介さんはフェンスの向こう(グラウンド側)に手を出さず、フェンスを越えたところでボールと接触したため、プレーを妨害することはありませんでした。
報道陣に対し尾中さんは、「試合中に手を出してはならないと思っていたのですが、逆に力が入ってしまったんです。妻からも『手を出さないで』と釘を刺されていました。結局、僕が彼(仁くん)を押しのけて手を当ててしまったので、すごく泣いていました(笑)」と苦笑いしながら語りました。プレミア級の価値があるはずのホームランボールは幻に終わりましたが、フレディ・フリーマン内野手(35歳)のファンである仁くんにとっても、忘れられない思い出となりました。