日本ハムが1-0で勝利し、今季最多の貯金「13」となり、交流戦優勝の可能性も残りました。
先発の伊藤大海投手(27)は今季初の完封勝利で7勝目を挙げました。2回と4回に得点圏にランナーを出しながらも要所を締めました。伊藤は金村、古林睿煬、山崎に続き、チーム4人目の完封勝利投手となりました。
打線では6回に五十幡亮汰外野手(26)が三塁打を放ち、続く清宮幸太郎内野手(26)の犠牲フライが決勝点となりました。試合後の新庄剛志監督(53)の主な一問一答は以下の通りです。
◇ ◇ ◇
-伊藤が完封
「キャンプ前から、先発ピッチャーは完投だ。新しいマウンドに立ったら最後まで投げろと。『完投王国21』。(今季は先発陣全体で完投を)21回してほしい。今シーズンで。21したら、あとはいいという感じだね。21という数字を完投の目標にしている。やっぱり、楽しくないですか。最初に投げたピッチャーが最後まで。今日も最後までね。そういうプロ野球に戻ってほしいという意味でも」
-監督が当初から話していた四球を出さないというのも完投につながっているのかもと
「四球を出さないって言っていましたよね、ずっと。もう最近、出してないから忘れていた。素晴らしいね。やっぱり癖ってつくんですね。あとはキャンプ中から取り組んでた2ボールからの変化球でストライクを取るのが、みんなできてきてるしね」
-伊藤は8回の打席でも最後まで投げる気満々って感じでしたよね
「投げない気なんか1ミリもないでしょ」
-すごくベースから離れて立っていた
「『もう離れて』って(指示だった)」
-今日もベンチでは何も言わず沈黙だったんですか
「言ってない。この間のDMのやりとりでは、大海が『投げる時は1点あれば十分ですよっていうピッチングを見せるんで、見といてください』っていうのが来ました」
-伊藤から
「はい。僕は、こんな絵文字(ダブルピース)を送っておきました(笑い)。みんな良いピッチングをして負けられない。俺が投手陣を引っ張るんだっていう気持ちが強い子だから。今日は何としてでも完投、完封したかったんじゃないかなと思います」
-6回の五十幡の三塁打
「あれは大きかったね。あそこまで行ったらもう、ランニングホームランじゃないかと。三塁打じゃなくて。ランニングホームラン行けーって(笑い)。もたついている間に来るんじゃないかなっていう面白さはありましたね。音楽つけてほしいぐらい(笑い)」
-0対0で迎えた6回先頭
「いや、清宮(幸)くんはあそこでホームランを打ってほしかった。犠牲フライではなくて。角度をもっと上げてほしかったな。少し雰囲気、持ってたんで。犠牲フライかーい、ってなりました」
-昨日、中日戦は相性がいいと言っていましたが
「ギリギリでしたね」
-監督就任後、中日に対して9勝1敗。何か中日戦で勝つコツがあるのか
「それは言えないでしょ。それは…あと2試合残ってるので、それはダメです。言いたいけど(笑い)」
-井上監督になった中日の印象は
「試合も見てますし、行動も発言も聞いてますけど、とても明るいチームですね。ベンチでも声がよく出ていて、作戦面での失敗もしてますが、相手チームすら何をしてくるかわからない感じで野球をしていて、見てて面白いですね。今日は同級生としてそう思いますね。差し入れでいただいたパン、めちゃくちゃおいしかったです。球団のフロントの中で。お礼も言いましたけど、メンバー交換の時に。めちゃくちゃおいしかった。あまり得意じゃないけど、おいしかったです」
-また、粒あんですか?
「こし(あん)。明日の朝ごはんにもなるので、大事にとっておきます」
-じゃあ明日はまたお返しするんですか?
「アイテムはあるんですけど、私があげるアイテムを使ったら壊れそうなので、考えます」