【横浜】キスノーボ監督が解任され、大島秀夫ヘッドコーチが暫定指揮へ　川井健太氏との交渉条件で破談

横浜F・マリノスは19日、J1で最下位という厳しい状況を受け、パトリック・キスノーボ監督（44）を解任すると発表した。これに伴い、21日に行われる岡山戦（19時、日産スタジアム）からは大島秀夫ヘッドコーチ（45）が暫定で指揮を執ることが決まった。

新監督候補としてかつてサガン鳥栖を指揮した川井健太氏（44）との交渉も行われていたが、条件面での折り合いがつかず、交渉は破談に終わった。

横浜F・マリノスは11日の天皇杯2回戦で国内4部相当のJFLラインメール青森に対し0－2で敗退。その後15日にはアウェーで19位のアルビレックス新潟に0－1で惜敗した。勝利すれば3連勝となり、19位に浮上して最下位を脱出できるチャンスを逃したこの試合は、「裏天王山」とも呼ばれる重要な一戦であったが、結果を出せなかった。

4月にはイングランド代表の元ヘッドコーチであるスティーブ・ホーランド監督（54）を電撃解任し、キスノーボHCを昇格させるも、成果は得られなかった。

横浜F・マリノスが同一シーズンで2度の監督交代に踏み切るのはクラブ史上初のことである。Jリーグ創設時からの「オリジナル10」の一員であり、降格未経験のチームとして、早急な対応を選択した形だ。