【クラブW杯】浦和、強豪リバープレートに1-3で初戦落とす 松尾PKで1点返すも健闘及ばず

米国で開催されているFIFAクラブワールドカップ(W杯)において、浦和レッズはアルゼンチンの強敵リバープレートに1-3で敗れ、惜しくも初戦を落としました。試合の中で、2点を追う展開となった後半13分に、FW松尾佑介(27)がペナルティキックを決めて1点を返しましたが、及びませんでした。次の試合では、日本時間22日午前4時に、欧州チャンピオンズリーグ準優勝を誇るインテル・ミラノ(イタリア)と対戦します。
この初戦では、1次リーグ突破に向けて勝ち点が重要視されていました。浦和はJ1での試合と同様に、ベスト布陣で挑みました。スタメンは、GK西川、守備ラインには左から長沼、ホイブラーテン、ボザ、石原が配置されました。ボランチには安居とグスタフソン、そして2列目には左からマテウス・サビオ、渡辺、金子、最前線には松尾が入った4-2-3-1のシステムです。
一方、リバープレートはGKアルマーニを中心に、DFアクーニャ、モンティエル、ペッセージャなど、2022年W杯カタール大会を制したアルゼンチン代表メンバーで後方を固めてきました。また、レアル・マドリードへの移籍が決定している17歳のアルゼンチン代表MFマスタントゥオーノも先発しました。
試合は予想通り、立ち上がりからリバープレートにボールを支配される展開となりました。前半12分には、マスタントゥオーノの正確な左足のパスから攻撃が展開され、FWコリーディオに頭でゴールを決められました。
序盤は相手の激しいプレッシャーに苦しんだ浦和ですが、前半25分を過ぎると少しずつボールを持てるようになり、攻撃の形ができるようになりました。32分には、渡辺が倒されて得たFKをマテウス・サビオがゴール前に送ると、ホイブラーテンが頭で合わせましたが、オフサイド判定で得点にはなりませんでした。
その後もチャンスを作りましたが、前半42分には松尾のシュートをGKアルマーニにセーブされました。後半早々に失点し、さらに0-2とされましたが、浦和は諦めずに反撃を試みました。後半11分にグスタフソンから金子にパスが渡り、PKを得ます。同13分、松尾がこのPKを冷静に決め、1点を返しました。
浦和は勢いを取り戻し、松尾のスピードを活かしたプレーで攻め込みますが、後半28分に再び失点し、1-3となりました。試合終盤には交代選手を使いながらもゴールを奪うことができず、試合はそのまま終了しました。