大谷翔平選手のスプリット使用が減少、制球力向上が課題に – ストライク率は57%

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ドジャースの大谷翔平選手の投球は、右肘の手術を受けた後の特別な調整で、1イニングのみという形式でした。

ベースボールサバントによると、彼が使用した投球の種類は、スイーパー10回、直球9回、ツーシーム(シンカー)8回、スプリット1回の合計4種類でした。通常、大谷選手はカーブやカットボールを交えた6球種を用いることが多く、2023年に4種類の球を使用した試合は3回だけです。スプリットの使用は1球(4%)だけでしたが、年を重ねるごとにその頻度が減少しています(2021年: 18.1%→2022年: 11.9%→2023年: 6.4%)。

直球の最速は100.2マイル(161.3キロ)で、今シーズンのドジャースでは、佐々木朗希選手の100.5マイル(161.7キロ)に次ぎ、コペック選手と並ぶ2位タイの速度です。直球の平均速度は99.1マイル(159.5キロ)で、2023年の96.8マイル(155.8キロ)を上回りました。最高速度、平均速度ともに彼の手術の影響を感じさせない結果となっています。

課題は制球力です。四死球は0でしたが、ボールを引っかけることが多く、ストライク率57%は、安定して60%台中盤であった手術前の成績(2021年: 64%→2022年: 66%→2023年: 64%)と比べて低下しています。短い1回でも奪三振0は、以前の手術から復帰した2020年7月26日以来2度目の出来事です。これからはストライクを先行させた投球を目指したいところです。【斎藤直樹】

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