【阪神】藤川監督への厳しい声「リーダーの資質は?」 阪神側は信頼を強調/阪急阪神HD株主総会

阪神タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングスの第187回定時株主総会が、17日に大阪市北区で開催されました。開会時の参加者は1512人でした。
この株主総会では、タイガースに関する熱い叱咤やユニークな提案が飛び出すことが知られています。昨年は宝塚歌劇団関連の質問が多く、そのため野球に関する議論は落ち着いていました。今年は交流戦の最中でチームは6連敗中ですが、セ・リーグ首位は維持しています。新任の藤川球児監督(44)に対する意見も注目を集めています。
球場や他の環境面に関する質問が続く中、6人目の発言者が藤川監督について言及しました。
「藤川球児監督についてですが、組織をまとめるリーダーの資質に疑問を感じます。背番号22も監督らしくありません。70や80といった監督らしい番号にするか、経験豊富な参謀役を置くなどの対策が必要だと思いますが、どうお考えですか?」
これに対して、常務取締役スポーツ・エンタテインメント事業本部長の上戸健司氏は冷静に「ご意見、叱咤激励ありがとうございます」と述べました。
「藤川監督は、05年の優勝時に中心選手として活躍し、メジャーリーグや独立リーグでの経験を経て豊富な知識を持っています。また、フロントでのチーム編成にも携わり、多くの経験を積んでいます。年齢的には若い監督ですが、彼の持つ強くしたいという熱意は非常に強く、優勝に導いてくれると信じています。優勝を目指す中で、長いペナントレースには調子の波があります。チームは先週6連敗中ではありますが、フロントは藤川監督を信頼してお任せしています。チームとフロントともに更なる努力を重ねて参りますので、どうかご理解の程よろしくお願いいたします。」