過去にオンラインカジノを利用し、愛知県警から単純賭博容疑で任意の取り調べを受けた中日ドラゴンズの小山伸一郎2軍投手統括コーチ(47)は、謹慎期間(5月19日から28日間)を経て、ナゴヤ球場で謝罪会見を行いました。
スーツ姿で現れた小山コーチは、「本当に申し訳ありません」と深く頭を下げました。彼は17日の2軍の試合から現場に復帰します。
以下は一問一答の内容です。
(テレビ)
-明日からチームに合流
「このたびは自分の浅はかな行動によって、中日ドラゴンズの皆さま、およびファンの皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
-4週間の謹慎期間は
「野球以外のことを考える時間が増え、正直きつかったです。2軍や1軍の試合を見て、復帰時にスムーズに入れるよう勉強していました。この期間でより一層野球が好きになりました。」
-選手やチームとはどう向き合っていくか
「この度復帰を許してくれた中日ドラゴンズに感謝しています。この1カ月で新たな視点から、若い選手たちの育成に全力を注ぎたいと考えています」
-キャンプ時の自主申告期間に申告しなかった理由は
「ドラゴンズに来たばかりで、周囲に相談できずに自分で処理しようとしてしまったことが、結局このような事態を招いてしまいました。これを反省しなければなりません」
-オンラインカジノを利用した経緯や、違法性を認識していなかったか
「当時は、携帯ゲームの延長のような軽い気持ちで始めたことが問題だったと思います」
(ペン)
-違法性は認識していなかったか
「最初は認識していませんでした」
-復帰が決まり、井上監督や落合2軍監督に連絡したか
「はい、連絡しました」
-どんな言葉を
「さらに厳しい視点から、今後の行動が重要になるとのことでした」
-問題が発覚した当時においてはどうだったか
「厳しく叱責され、『まず家族に謝罪しろ』と言われました。特に妻に対して謝罪するように言われ、それに時間を割いて謝罪しました」
-謹慎の4週間はどのような時間だったか
「自分の過去の野球での行動を見直す時間だったと思います」
-自己申告があった2月のキャンプ以降、相談できなかったか。その時の心境は
「漠然に日々を過ごし、オンラインカジノの記事を見るたびに、自分も…と思いながら言い出せなかった自分を反省しています」
-明日からは通常のコーチ業務を行うか
「落合2軍監督が最終的に判断されると思いますが、今は明日から合流するということしか聞いていません。現場に行ってからの話になると思います」
-選手たちにはどんな言葉をかけるか
「1カ月間空けてしまったこと、指導者としてこういうことをしてしまったことを謝り、今後の行動にも気をつけるということを伝えたいです」
-使用当初は違法性は分からなかったと。違法だと認識したのはいつか
「警察との話なので控えますが、ニュースで目にするようになり、これはよくないことだと気づきました」
-気軽にできるから怖いというのはあるか
「気軽にできるが故に、ほんの少しの時間潰しが大きな問題に発展しました。これを改めて考えたいと思います」
-県警からの連絡を受けたときの心境は
「いずれ来るだろうとは思っていましたが、それに備えていました」
-謹慎期間中の活動は
「井上監督と落合2軍監督から『仙台で謝ってこい』と言われ、1週間ほど仙台に戻りました。その後はずっと名古屋にいました」