Day: June 14, 2025

【柔道】阿部一二三、準々決勝で意外な一本負け 内股透かしに屈し悔しさを露わに 世界選手権

男子66キロ級で4度の優勝経験を持つ阿部一二三(27=パーク24)は、準々決勝で敗退しました。 タジキスタンのオビド・ジェボフに内股透かしで一本を取られ、右足で内股を試みたところを逆に返されました。 この階級での敗北は、2019年8月の世界選手権東京大会準決勝で丸山城志郎に敗れて以来、6年ぶりのことです。外国選手に敗れたのも、2019年のグランドスラム(GS)パリ大会初戦でイタリアのロンバルドに一本負けして以来です。 阿部選手は2回戦から登場し、イタリアの選手に優勢勝ちしましたが、3回戦ではフィンランドの選手に袖釣り込み腰で一本勝ちを収めました。2017年の初出場初優勝を果たした思い出のブダペストで快進撃を続けていましたが、まさかの準々決勝負けとなりました。試合後、両手で頭を抱え、悔しさをにじませました。 昨夏のパリオリンピックで2連覇を達成して以来の国際大会となった今大会。今年4月の全日本選抜体重別選手権で復帰し、体重無差別の全日本選手権にも参戦していました。国内での調整を重ねつつ、「挑戦者としての気持ちを再確認した」と意欲を新たにしていました。 今大会では、日本男子最多となる5回目の優勝がかかっていました。山下泰裕や高藤直寿らを超える記録を前に、「あまり考えすぎないようにしている」と話していましたが、一方で「結果として最多優勝となれば嬉しい」と期待を寄せていました。 女子52キロ級で妹の詩(24=パーク24)と「兄妹同日V」を果たした2023年大会以来の出場でした。2024年パリ五輪では、妹が2回戦敗退しこの同日Vの再現は果たせませんでしたが、28年ロサンゼルス五輪への新たな一歩を踏み出すことを目指しています。

【日本ハム】新庄監督、プロ初勝利を収めた左腕のほっこりする勘違い「ピースじゃないよ」と記念撮影

日本ハムファイターズの新庄剛志監督(53)は、プロ初勝利を収めた細野晴希投手(23)の「ピースサイン」をインスタグラムで面白おかしく話題にしました。 今シーズン4回目の登板となった細野投手は、4イニングまで相手打線をノーヒットに抑え、6つの三振を奪い無失点の好投を見せました。5回には連打され無死一、二塁のピンチを招きましたが、8番打者の石原選手を遊撃への併殺打、9番打者の矢野選手を外角ギリギリの149キロのストレートで見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けました。 打線の援護もあって、6イニング78球を投げ2安打8三振2四球無失点で、プロ初勝利を手にしました。前回の6月5日に行われた阪神戦(エスコンフィールド)では、4回1/3を投げ7四球4失点でプロ初黒星となりましたが、8日間の調整期間を経て、今回6度目の登板で念願のプロ1勝目を達成しました。 試合後、新庄監督とともにウィニングボールを持ちながら記念撮影を行いました。新庄監督は指で1勝目の「1」を表しましたが、細野選手はピースサインをしていました。そこで新庄監督は細野選手の指を「1」に直し、笑顔溢れる写真撮影となりました。新庄監督はインスタグラムに「ピースじゃないよ 初勝利の1だよ!」と投稿しています。 ◆細野晴希(ほその・はるき)2002年(平成14年)2月26日生まれ、東京都八王子市出身。小学校2年生で交友ビクトリーズにて野球を始め、中学では軟式野球部に所属していました。高校は東亜学園に進学し、1年の夏からベンチ入りしましたが、甲子園出場はありませんでした。東洋大学では1年の秋からベンチ入りし、昨年8月の大学日本代表対高校日本代表戦ではアマチュア左腕最速の158キロを記録しました。2023年のドラフト1位で日本ハムに入団し、2024年6月18日の交流戦で阪神戦(甲子園)でデビューしました。身長180センチ、体重87キロ、左投げ左打ちです。

【巨人】サヨナラ負けで交流戦最下位転落「追いつけたことが収穫」「明日頑張ります」阿部監督

巨人がサヨナラ負けを喫し、交流戦最下位に転落した。最後は6番手の中川皓太投手(31)が大城に押し出し四球を与えた。先発フォスター・グリフィン投手(29)は8回途中115球1失点の好投も、今季5勝目を挙げることはできなかった。150キロ超えの直球と多彩な変化球を駆使して7回まで1失点。同点に追いついてもらった直後の8回に先頭の代打・中川に四球を与えると、続く宗に対して自身の犠打失策で無死一、二塁とした。ここで阿部慎之助監督(46)が交代を決断。無念の降板となったが、2番手の田中瑛斗投手(25)が無失点で切り抜けた。打線はオリックス先発宮城に封じられた。8回2死二塁から泉口友汰内野手(26)が左前適時打を放つも、続くトレイ・キャベッジ外野手(28)が左飛に倒れ同点止まり。好投のグリフィンを援護することはできなかった。阿部監督は試合後「向こうも素晴らしい投球をしていたので、追いつけたことが収穫じゃないですか。ピッチャーはね、ほぼほぼ全員で頑張れたので、切り替えて明日頑張ります」と話した。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

元横綱白鵬、驚きの告白―自らの祖先が15世紀モンゴル帝国の皇帝ダヤン・ハーンであった

大相撲で歴代最多45回の優勝を誇り、このたび日本相撲協会を9日付で退職した元横綱、白鵬翔さん(40)が、「白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社」を設立し、社長として新たな一歩を踏み出すことが決定しました。この事業計画は、14日に都内のホテルで開催された「第69代横綱白鵬を応援する集い ~40歳を迎えて、新たな未来を創る~」で正式に発表されました。社名に含まれる「ダヤン」という言葉に関して、パーティー後に白鵬さんを直撃しました。「ダヤンとは何を意味するのでしょう?」という質問に対し、白鵬さんは「モンゴル語で『世界』という意味です。なので『白鵬世界相撲&スポーツ』ということになります」とにこやかに答えました。 さらに、15世紀にモンゴル帝国を再統一したダヤン・ハーンに由来するという意味も含まれていると明かしましたが、ここで驚きの告白が。「そのダヤン・ハーンは私の祖先です」と伝えたのです。白鵬さんの父親である故ムンフバトさんが、モンゴル初の五輪メダリストとして国民的英雄であることは広く知られています。しかし、今回、祖先が第34代皇帝ダヤン・ハーンであることを、引退から4年経った今になって初めて公表しました。 また「新会社で『社長』という肩書でよろしいですか?」という追加の質問に対しては、「はい。頑張ります」と満面の笑みで答えていました。【高田文太】

【データ】阪神49年ぶり5試合連続逆転負け リリーフ陣の防御率が交流戦前1・68から3・82に

阪神が5試合連続で逆転負けを喫した。チームは負のスパイラルが抜け出せず、今季ワーストタイ5連敗。阪神の5試合連続逆転負けは76年8月1日広島戦~6日中日戦にかけての5試合連続以来、49年ぶり。貯金も1桁「9」まで減らすことになった。   ◇   ◇   ◇▼阪神が10日西武戦から5試合続けて逆転負け。阪神の5試合連続逆転負けは76年8月1日巨人戦~6日中日戦以来、49年ぶり2度目の球団ワースト記録だ。同年は首位に立っていた7月下旬から5戦連続逆転負けを含む9連敗。首位を明け渡した巨人を上回ることができず、最終的に2差の2位に終わった。また、交流戦前の阪神は52試合でリリーフ投手の防御率が1・68だったが、交流戦のリリーフ防御率は3・82へダウン。自慢のリリーフ陣が打たれるケースが増えた結果、交流戦前は2点差以上の逆転負けが3度(2点差2度、3点差1度)しかなかったのに、この5試合で4度も2点リードをひっくり返された。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【大学選手権】東北福祉大が青学大の3連覇の夢破る 冨田隼吾がバースデーV打「兄のために」

仙台6大学に所属する東北福祉大が、史上初の3連覇を狙っていた東都リーグ所属の青学大に逆転勝利しました。3点差を追っていた5回、同点に追いついた後には、1死一、二塁の好機が訪れました。この日22歳の誕生日を迎えた冨田隼吾内野手(4年=花咲徳栄)は、代打で登場し、左中間を破る勝ち越しの適時二塁打を放ちました。応援席からはバースデーソングが響き渡りました。準々決勝までは「4番指名打者」としてスタメン出場していたものの、この日はベンチスタートとなりました。「悔しさを胸に打席に立った結果です」。その思いが打球に乗ったのです。彼のトレードマークであるピンクの防具は、4歳年上の兄から買ってもらったものです。兄の彪斗さんは東京学館船橋(千葉)から千葉商大に進学し、野球部に入部。しかし、けがの影響で続けることができませんでした。「兄の分まで野球で活躍し、有名になりたいと思っていました。兄のために頑張りました」と隼吾は語ります。兄の影響で野球を始め、大きな目標としてここまで来ました。スタンドから見守っていた兄彪斗さんに、決勝打を届けることができました。

宇野昌磨がプロデュースする初のアイスショーが開催、本田真凜とのリフトに大歓声

フィギュアスケーターの宇野昌磨さん(27)が2024年5月にプロに転向して以来、初めてプロデュースするアイスショー「Ice Brave(アイスブレイブ)」が、長久手市の愛・地球博記念公園アイススケート場で14日に初公演を行いました。公演は90分にわたりノンストップで行われ、自身の競技者時代のプログラムを中心に披露しました。報道陣に公開された2度目の公演では「今までで最もエネルギッシュです。毎回全力を出し切っています。疲れはありますが、声援や拍手のおかげで力が湧きます。言葉では聞くけれど、歓声の力を本当に実感しました」と息を切らしながらも、力強く語りました。本田真凜さん、本郷理華さん、中野耀司さん、唐川常人さん、櫛田一樹さん、そして宇野さんが師事していたステファン・ランビエルさんも出演。オープニングでは2019-20年のショートプログラム「Great Spirit」を披露し、持ち味の「クリムキンイーグル」やスピンで観客を魅了しました。ランビエルさんとの共演では15-16年のSP「Legends」をバックに、3回転トーループやダブルアクセルを成功させました。後半では本田さんとアイスダンスのペアを組み、「Wild Side」で華麗な演技を披露。本田さんを両手で持ち上げて回転する「リフト」のシーンでは、大きな歓声が会場を包みました。◆公演日程◇愛知公演(愛・地球博記念公園アイススケート場) 6月14~15日、全3公演◇福岡公演(オーヴィジョンアイスアリーナ福岡) 6月21~22日、全3公演◇新潟公演(MGC三菱ガス化学アイスアリーナ) 7月12~13日、全3公演

白鵬氏の新会社「白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社」が世界相撲グランドスラムを推進

大相撲で45度の優勝を誇り、これまでの記録を塗り替えてきた白鵬翔氏(40歳)が9月9日付で日本相撲協会を退職し、14日に都内のホテルで「第69代横綱白鵬応援パーティー ~40歳を契機として、未来を輝かせる~」を開催しました。このイベントでは、今後の活動として、「世界相撲グランドスラム」の構想を中心に、相撲を世界に広めるプロジェクトを進めたいと表明しました。そして、この構想を実現するための新会社として、「白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社」を立ち上げると発表しました。この特別なパーティーには、サッカー元日本代表の本田圭佑氏やタレントのデヴィ夫人、さらに石原伸晃氏と橋本聖子氏など、各界の有名人およそ200人が一堂に会しました。

隠し子含め8人養育の7年前J1得点王、元名古屋の38歳ブラジル代表歴持つFWが3度目の逮捕

名古屋グランパス時代の2018年にJ1得点王に輝いた、元ブラジル代表FWジョー(38)が母国で逮捕された。6カ月ぶり3度目。元コリンチャンスのストライカーは12日、サンパウロ・グアルーリョス空港で、息子(2歳)の養育費を滞納したとして、連邦警察に身柄を拘束された。弁護士がCNNブラジルに明らかにした。対象の子は、ジョーとインフルエンサーで実業家のマイアラ・キデロリーさんとの間に生まれた男児という。ジョーの弁明によると、裁判所から出された逮捕状については把握していたが「慰謝料の未払いは、今の経済状況に起因している」としており、弁護士も「選手は自らの責任を回避しているのではなく、現実に合わせなければならない状況にあると、強調する必要がある」と説明した。弁護側は、ジョーには養育費を支払う余裕がないため、増額して完済するための代替案として、サンパウロの不動産を売却する案などを示しているという。本人は、まだ留置場にいる。逮捕は3度目で、全て養育費の未払い。昨年5月に会見したジョーの証言によれば、子供は婚外子を含めて8人いるという。その支払いを巡って1回目に逮捕されたのは24年5月6日。当時、プレーしていたブラジル2部の試合前、チームメートとともにホテルからバスでスタジアムへ向かっていた最中に、地元警察に連行された。翌日までに支払いを終えて釈放されていた。2回目は同年12月18日。午後、養育費未払いの容疑で逮捕された。この時は練習場で取り押さえられている。この時も翌日に支払って解放された。左利きの点取り屋。名門コリンチャンスのユースからロシアのCSKAモスクワ、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティー、エバートンを渡り歩き、代表では08年の北京オリンピック(五輪)や14年のW杯ブラジル大会に出場した。名古屋には18年に加入して、いきなり32試合24ゴールで得点王に。二重契約問題で一方的にコリンチャンスへ復帰したが、そこでも確執があり契約解除され、見る影もないほど落ちぶれていた。

トヨタ自動車の豊田章男会長がアマチュアの日本相撲連盟会長に就任 現役時代から白鵬さんを支援

アマチュア相撲を統括する日本相撲連盟は14日、都内で評議員会、理事会を開き、トヨタ自動車会長の豊田章男氏(69)が、新たに会長に就任すると発表した。任期は2年。「豊田新会長のリーダーシップのもと、日本相撲連盟は今後さらに相撲競技の普及振興、伝統文化としての価値向上、そして国際的な発展に向けた活動を推進してまいります」としている。豊田氏は、9日付で日本相撲協会を退職した元横綱の白鵬翔さん(40)を、現役時代から支援していた。白鵬さんは9日に開いた会見で「今後は相撲を世界に広めるプロジェクトを中心に活動したい」と明言。アマチュアや女子にも門戸を広げた「世界相撲グランドスラム」の構想を発表していた。同時に白鵬さんは「豊田章男会長から激励のお言葉をちょうだいした」とも明かしていた。豊田氏が日本相撲連盟のトップに立ったことで、白鵬さんはトヨタ自動車、アマチュア相撲界、双方と密接に連携を取り、支援を受ける可能性が出てきた。