【柔道】阿部詩が決勝進出 兄一二三は準々決勝で敗退も「世界一」へあと一歩 世界選手権

女子52キロ級での5度目の優勝を目指している阿部詩(24=パーク24)は、決勝進出を果たしました。準決勝では、ドイツのマシャ・バルハウスに対して袖釣り込み腰で見事な一本勝ちを決めました。
2回戦からの出場で、キプロスのソフィア・アスベスタを内股で下し、続く3回戦ではパリオリンピック3位の実力を持つフランスのアマンディーヌ・ブシャールと延長戦までもつれ込み、反則勝ちを収めました。準々決勝ではカナダの出口ケリーを小外刈りで一本勝ちし、決勝進出を決めています。
一方、男子66キロ級では兄の一二三(27=パーク24)が準々決勝で敗退。23年ドーハ大会以来の4度目となる「兄妹同日V」は叶いませんでした。
しかし、妹の詩は今回の大会で「世界一」の称号を手に入れることを目指しています。残る1戦を勝ち切り、王者としての栄光を取り戻す決意です。