【柔道】パリ「銅」の永山竜樹が初優勝!男子60キロ級で「やっとチャンピオンになれた」/世界選手権

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柔道の世界選手権が13日にブダペストで開幕し、男女合わせて2階級の試合が行われました。男子60キロ級では、パリ五輪で3位となった永山竜樹選手(パーク24)が6度目の出場でついに初優勝を果たしました。

初戦の2回戦から5試合を勝ち抜き、決勝ではフランスのロマン・バラディエピカール選手に対し、合わせ技で一本勝ちを決めました。日本勢としては3大会ぶりの同級制覇となりました。

初挑戦から8年、男子60キロ級の永山選手は、6度目の挑戦で世界一の称号を手にしました。決勝では得意とする担ぎ技を2度成功させ、合わせ技で一本を獲得し、念願の金メダルを胸に表彰台で柔らかな笑みを浮かべました。「やっとチャンピオンになれた」という言葉に、これまでの苦労と喜びが込められていました。

多くの苦戦を乗り越えてきました。初戦と準々決勝では先にポイントを許しながらも逆転し、決勝でも関節技を決められるピンチを「気合」で耐え抜きました。大舞台でのもろさが過去の課題でしたが、この日はその粘り強さが光りました。

本調子ではない中で得意の投げ技に固執せず、指導を狙った試合運びを展開。「落ち着いて試合をすれば結果はついてくる」と新たな境地を見出しました。不可解な判定で敗れ、銅メダルにとどまったパリ五輪での悔しさが、彼を駆り立てました。3年後のロサンゼルス五輪へ向けて、29歳の新王者は進化を続けます。

女子48キロ級の古賀若菜選手(JR東日本)は2大会ぶりの銅メダルを獲得しました。準々決勝でカザフスタンのアビバ・アブジャキノワ選手に反則負けしましたが、敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦でパリ五輪銅メダルのシリヌ・ブクリ選手(フランス)を破りました。(共同)

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