【大学選手権】東北福祉大が青学大の3連覇の夢破る 冨田隼吾がバースデーV打「兄のために」

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仙台6大学に所属する東北福祉大が、史上初の3連覇を狙っていた東都リーグ所属の青学大に逆転勝利しました。

3点差を追っていた5回、同点に追いついた後には、1死一、二塁の好機が訪れました。この日22歳の誕生日を迎えた冨田隼吾内野手(4年=花咲徳栄)は、代打で登場し、左中間を破る勝ち越しの適時二塁打を放ちました。応援席からはバースデーソングが響き渡りました。

準々決勝までは「4番指名打者」としてスタメン出場していたものの、この日はベンチスタートとなりました。「悔しさを胸に打席に立った結果です」。その思いが打球に乗ったのです。

彼のトレードマークであるピンクの防具は、4歳年上の兄から買ってもらったものです。兄の彪斗さんは東京学館船橋(千葉)から千葉商大に進学し、野球部に入部。しかし、けがの影響で続けることができませんでした。「兄の分まで野球で活躍し、有名になりたいと思っていました。兄のために頑張りました」と隼吾は語ります。兄の影響で野球を始め、大きな目標としてここまで来ました。スタンドから見守っていた兄彪斗さんに、決勝打を届けることができました。

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