ブラジルでの佳子さまとサッカーボールの“ちいさな奇跡”「まさか実際に手に取っていただけるなんて」
現在ブラジルを公式に訪問中の秋篠宮家の次女、佳子さま(30)が手にしたサッカーボールは、静かに多くの注目を集めています。日本時間で6日に、サンパウロ市にある日本の魅力を世界に伝える施設「ジャパン・ハウス」を訪れた佳子さまは、日本企業のリサイクル技術を紹介する展示を視察。その際、リサイクル素材の合成樹脂でできた、組み立て可能なサッカーボールを手にされました。佳子さまもその仕上がりに興味を示されていたご様子でした。この特別なボールを開発したのは、広島市を拠点に競技用ボールを製造しているモルテン社。担当の内田潤さんは日本でニュースを見て驚きました。「まさか実際に手に取っていただけるとは思いませんでした。友人からも連絡をもらいニュース映像を見た時、本当に言葉にならない感情が込み上げました」と、様々な感情が複雑に入り交じったとのことです。モルテン社では「MY FOOTBALL KIT」というプロジェクトを推進しています。これはSDGsの一環として、企業や団体が子どもたちに組み立て式のサッカーボールとゴールを届けることで、子どもたちの体験格差を減少させ、SDGsの目標である「質の高い教育」や「つくる責任・使う責任」に貢献するプログラムです。ジャパンハウスに展示されていた組み立て式のボールは、開発パートナーであるnendoと共同でプロジェクトの一環として出展され、ブラジルの子どもたちに「MY FOOTBALL KIT」を届ける活動が展開されています。この中で佳子さまがボールに触れるという“小さな奇跡”が生まれました。ニュースの反響は大きく、「社内や取引先、友人、家族から多くの連絡を頂きました。皆がとても喜んでくれて、私も本当に嬉しいです」と内田さんは話します。この出来事は活動の認知度を世界的に広める貴重な機会となりました。「今まで続けてきた活動やプロジェクトが多くの方々に知られるきっかけとなり、佳子さまには心より感謝しています」と述べました。