【フィギュア】指導者本格始動の浅田真央さん 今後のプロスケーター活動は「ハーフ、ハーフ」

フィギュアスケート女子で2010年バンクーバーオリンピック銀メダリストの浅田真央さん(34)が、コーチ業を本格的にスタートします。
12日、木下グループと共同で「木下MAOアカデミー」と「木下MAOクラブ」を設立することを発表しました。発表会は東京で行われ、8月1日から東京を拠点に活動を開始します。
浅田真央さんは元世界女王で、2度のオリンピックに出場し、2017年4月に競技引退後はプロスケーターとして「浅田真央サンクスツアー」や「BEYOND」などで全国を巡りました。2024年11月には東京・立川市に「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」がオープン予定で、これまで多岐にわたる活動を通じてフィギュアスケートの普及と発展に貢献しています。
今後のプロスケーターとしての活動について尋ねられると、「今のところ、MAOアカデミーとMAOクラブに全力を注ぎたいと思っています」と説明しました。そして、追加の質問に対しては「ハーフ、ハーフです。久しぶりに言いたかったので(笑)」と笑顔を見せ、会場からも笑い声が上がりました。
「ハーフ、ハーフ」という言葉は、2014年ソチオリンピックから帰国した直後に日本外国特派員協会での会見で、進退の質問に対して「今のところハーフ、ハーフぐらいです」と笑顔で答えたことから始まりました。この言葉は2014年のスポーツ界で度々使われ、野球界や陸上界でも「ハーフ、ハーフ」という言葉が流行しました。
◆浅田真央(あさだ・まお)1990年(平成2年)9月25日、名古屋市生まれ。小学5年生で全種類の3回転ジャンプができるようになり、6年生で3回転半を成功させました。15歳の時、2005年グランプリ(GP)ファイナルで初出場にして優勝。2006年トリノオリンピックには年齢制限で出場できませんでしたが、2010年バンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得。2014年ソチオリンピックでは6位。世界選手権では2008年、2010年、2014年に優勝。全日本選手権は6度の優勝を誇ります。1年間の休養を経て2015年5月に現役続行を表明しましたが、2017年4月に現役引退を発表し、プロスケーターへと転向しました。