Day: June 10, 2025

かつての「問題児」マチャドが微妙な判定に大激怒 激しい口調で球審に詰め寄りシルト監督も出動

パドレスのマニー・マチャド内野手(32)が、微妙な判定に大激怒した。6-8の延長10回無死二塁で、左腕タナー・スコット投手(30)と対戦。フルカウントから外角のスライダーを見送り、四球を確信して一塁へ歩きかけたが、判定はストライク。微妙な判定にマチャドは激しい口調で球審に詰め寄り、一塁ベンチからシルト監督も飛び出した。退場を宣告されるまでには至らなかったが、ライバル対決で後味の悪い判定となった。続くジャクソン・メリル外野手(22)が1点差に詰め寄る適時二塁打を放ったこともあり、マチャドは一塁ベンチで終始納得のいかない表情を見せていた。若き日のマチャドは血気盛んで、「問題児」や「悪童」と呼ばれたこともあったが、パドレスでは精神的支柱として、打倒ドジャースに燃えるチームをまとめている。【試合詳細】パドレス-ドジャース

【柔道】ウルフ・アロン、指導者転向を否定「自分が表に立ちたい」現役時代から多数メディア出演

柔道男子100キロ級で東京五輪(オリンピック)金メダルのウルフ・アロン(29=パーク24)が10日、都内で引退会見を開いた。今後について「メディア活動や、柔道教室をやっていきたい」と、詳細な言及はしなかった。現役時代から「人に対して、自分自身を見せることも、見られることも好き」と、テレビのバラエティー番組など多くのメディアに出演してきた。競技活動に専念するアスリートも多い中、異例の選択には「たくさんの声をいただいた」と認めた。一方で「人間としての幅を広げることができた」と回顧。登録者数10万人超のYoutubeチャンネルを立ち上げており、今後も情報発信し続ける方針を示した。五輪出場など豊富な実績から、指導者を期待される声もある。ただ「指導者になる気持ちはない。なるべきではない」と、現段階での指導者転向を否定した。自身が教わってきた指導者たちのように「誰かに勝ってほしい気持ち」は沸いてこないといい、「自分自身が表に立ちたい気持ちが強い」と明かした。「誰かに勝ってほしい感情が出たときには…可能性はゼロではない」と語るにとどめた。今後については「世界選手権が終わったのちに、そういう場を設けられれば」と、13日からブダペストで行われる大会終了後に、改めて説明する意向を示した。【飯岡大暉】

【パ・リーグ】先週のMVPと今週の注目 好調ソフトバンク柳町達の交流戦打率5割8分

各チームの現状をお届けします! 球団ごとに担当記者による先週のMVP、今週の注目点、選手の入れ替え&2軍の情報、広報情報をお届けします。 日本ハムの先週の戦績と今週の予定 オリックスの先週の戦績と今週の予定 ソフトバンクの先週の戦績と今週の予定 西武の先週の戦績と今週の予定 楽天の先週の戦績と今週の予定 ロッテの先週の戦績と今週の予定 【イラスト】パ・リーグの1週間振り返り 選手の入れ替え&2軍情報

【セ・リーグ】先週のMVP&今週の見通し 巨人のリチャード、地元福岡で再び輝けるか

各チームの現状をお伝えします! 各球団の担当記者が選んだ先週のMVP、今週の注目ポイント、選手の入れ替えや二軍情報、広報情報をお届けします。 阪神先週の成績と今週の予定 DeNA先週の成績と今週の予定 広島先週の成績と今週の予定 巨人先週の成績と今週の予定 中日先週の成績と今週の予定 ヤクルト先週の成績と今週の予定 【イラスト】セ・リーグの1週間振り返り 選手の入れ替え&二軍情報

パドレスファンから爆音で対ドジャース専用の名物コール発生 因縁ライバル対決は序盤から大激戦

本拠地のパドレスファンから、名物コールが発生した。ドジャースが大谷翔平投手(30)の二塁打から2点を先制するも、その裏にスーパースターのフェルナンド・タティス外野手(26)の安打や、チームリーダーのマニー・マチャド内野手(32)の適時打、昨季新人王のジャクソン・メリル外野手(22)の犠飛で同点に追いついた。2回は2四球で演出した2死一、三塁から、一走太ティスが二盗を敢行。ウィル・スミス捕手(30)は二塁へ送球したが、これが悪送球となり、パドレスが1点を勝ち越した。2位パドレスは首位ドジャースと1ゲーム差。昨季はポストシーズン(PS)でドジャースの前に敗退しており、スタンドを埋め尽くしたパドレスファンから、名物の「Beat LA!(ドジャースを倒せ!)」コールが大音量で響き渡った。試合をひっくり返されたドジャースだったが、直後の3回にテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の同点犠飛と、スミスの勝ち越し2ランで再びリードを奪った。【ライブ速報】パドレス-ドジャース

【柔道】ウルフ・アロン選手、笑顔で引退会見「柔道に悔いはありません」

柔道男子100キロ級で東京五輪の金メダリストであるウルフ・アロン選手(29、パーク24所属)が、10日に東京都内で引退会見を開きました。「柔道を続けてきたことが良かったです。柔道は私のこれまでの人生そのものでした」と、彼の柔道人生を振り返りました。 ウルフ選手が引退を決意したのは昨年のことです。同年2月に行われたグランドスラム・パリで優勝を果たし、その夏のパリ五輪を目指す中で「パリ五輪を終わりに、結果を残すため全力を尽くさなければならない」との思いがあったと語りました。 結果は7位で終わりましたが、「望んでいた結果には届かなかったものの、全力で準備をしました。後悔はありません」と、帰国後に言及しました。 彼の心に残る試合は、21年の東京五輪決勝戦です。「東京五輪での優勝を目指して柔道を続けてきました。あの決勝戦は忘れられません」と語り、00年シドニー五輪の井上康生選手以来21年ぶりとなる、同級での金メダル獲得を果たしました。17年世界選手権と19年の全日本選手権(体重無差別)の優勝と合わせて見事「3冠」を達成しました。 今月8日には、現役最後の試合である全日本実業団体対抗大会に臨みました。体重無差別5人制で争う男子1部で、彼個人は3戦全勝、チームは準優勝という結果でした。「私の柔道人生は十分やり切りました。悔いは全くありません」と笑顔を見せていました。 今後の活動については、後日改めて発表される予定です。現役時代も多くのテレビ出演を経験してきた彼は「メディア活動や柔道教室を開いていきたい」との意向を示しています。【飯岡大暉】

大谷翔平、グレーのジャケットをまとい、引き締まった表情で敵地ペトコパークへ

ドジャースの公式インスタグラムが、大谷翔平投手(30)が敵地に向かう様子を公開しました。この日はペトコパークでライバルのパドレスとの重要な3連戦を迎えます。大谷選手は白いTシャツにグレーのジャケット、黒いキャップを後ろ向きにかぶり、引き締まった表情でスタジアムに姿を現しました。ペトコパークではこれまで12試合で打率.133、1本塁打、2打点、OPS.564という結果で、相性が良くありません。今シーズンは試合前時点で打率.293、23本塁打、39打点、11盗塁、OPS1.021と好成績を収めています。5試合連続で安打を記録しており、7試合ぶりに24号本塁打が出れば、メジャー通算249号となり、250号に近づく重要な一戦です。首位ドジャースは、2位のパドレスとわずか1ゲームの差。この3連戦に加え、17日からは4連戦も控えており、緊張感のある7試合が続きます。昨シーズンはポストシーズンの地区シリーズで対決し、ドジャースが1勝2敗から連勝してワールドシリーズの舞台へ駆け上がりました。

【潜入】長島三奈さん「父が世界で一番好きな方」弔問に訪れた松井秀喜氏をまぶしい朝日が照らす

肺炎のため、3日に89歳で死去した巨人長嶋茂雄終身名誉監督。7日の通夜、8日の告別式が終わり、世の中を明るく照らし続けた太陽は旅立ちました。都内の長嶋邸には、一報から報道陣が集まり、弔問を取材。いつもメディアに優しかった長嶋さんに、最後まで甘える形で詰めることになりました。3日午前9時半から、6日の午後4時まで…閑静な都心の一等地、78時間30分の群像に潜入です。   ◇   ◇   ◇6月4日午前3時過ぎ、長嶋さんの自宅がある都内の住宅街は、まだ暗闇に包まれていた。報道陣の姿もない。1人で陣取る事がどこか恐縮で、一礼をしてから周囲を少し歩いた。しばらくして戻ると同じく喪服姿の取材者が集まってきた。日本スポーツ界最大の偉人が、そこに眠る。暗がりの中で静かに時が過ぎる。午前4時57分、空が白みはじめ、1台の車が自宅前に止まった。紺色スーツの松井秀喜さんが、神妙な面持ちで降りてきた。呼び鈴を鳴らす。「松井さーん!」。次女三奈さんが玄関から飛び出てきた。しめやかさより、明るさが勝る。松井さんも緊張が解けるように、ほほえんだ。「ご存じの通り、父は松井さんが世界で一番好きな方です」。娘として7日の通夜の喪主あいさつで語るほど、2人の関係は濃かった。一分一秒でも早く再会できる事を喜んでいた。弔問の時間が過ぎていく。近隣住民の方も通り過ぎる機会が増えていく。みな、家に向けて手を合わせていく。そして、報道陣へもあいさつをしてくれる。この家には古くから番記者が集った。報じる側だけではない。その後に話を聞いた70代、ファン歴60年以上の女性は「昔、ご自宅にサインをもらいに伺った」と教えてくれた。選手名鑑に住所が掲載されていた時代もあった。「長嶋さんは快くサインしてくださって」と声を詰まらせた。長嶋邸に集う人々を、長くこの街は受け入れてきた。長嶋さんもこの街、日本中を照らし続けてきた。すっかり明るくなった午前7時10分過ぎ、松井さんが対面を終え、報道陣の前に立った。ひときわまぶしい朝日が、その顔を照らしていた。【阿部健吾】 ◆長嶋邸の前・時系列【6月3日】午後1時17分 長嶋さんが自宅に到着。長男の一茂さん、次女の三奈さんが付き添う25分 ソフトバンク王貞治球団会長が到着その後、巨人川相2軍野手総合コーチ、谷佳知・亮子夫妻、元総理大臣・中曽根康弘さんの息子の中曽根弘文参議院議員らが弔問【4日】午前4時57分 ニューヨークから緊急帰国した松井秀喜氏が到着。約2時間、弔問した9時半 中畑清氏が弔問10時 高橋由伸氏が、妻で元日本テレビアナウンサーの小野寺麻衣さんとともに弔問その後、柴田勲氏、篠塚和典氏、定岡正二氏、松坂大輔氏、青木功日本ゴルフツアー機構前会長、里見治セガサミーホールディングス株式会社代表取締役会長らが弔問【5日】午前10時すぎ 柴田勲氏が2日連続の弔問午後1時半 元NHKの青山祐子アナウンサーが弔問【6日】午前9時 元広島監督の山本浩二氏が訪問同30分 日本ハムの栗山英樹CBO10時10分 柴田勲氏が3日連続で正午 歌手の山口かおる午後1時10分 報道陣にすいかの差し入れ【7日】午後2時33分 長嶋さんを乗せた車が自宅を出発3時13分から24分 東京ドーム周辺を走行4時3分 斎場に到着6時 通夜が開式【まとめ】長嶋茂雄さん死去89歳 伝説残したミスタープロ野球 通夜、告別式で最後の別れ/1

【西武】隅田知一郎「近本さん、佐藤輝明さん、森下君…しっかり抑えたい」猛虎打線に再挑戦

西武ライオンズの隅田知一郎投手(25)は、興奮を胸に10日に行われる阪神タイガース戦(ベルーナドーム)に備えています。「いやぁ、一番楽しみにしていました」と迷わず答えます。その理由は「強いんで」。ここまで6勝、防御率1・04を誇るパ・リーグを代表する左腕として、阪神の強力な打線に立ち向かいます。プロ1年目の2022年6月2日、甲子園での阪神戦に登板した際の強烈な記憶が心に残っています。「試合前、ブルペンに向かう途中で阪神ファンから『ルーキー、どんなもんじゃい!!』と声をかけられ、その迫力を感じました」。その試合は5回3失点(自責1)で敗れましたが、今回は成長した姿を見せる機会です。多くの阪神ファンが訪れ、一塁側の内野席は黄色に染まるかもしれませんが、「普通にエンターテイナーがいっぱいいるな~って、そんな感じで見ると思います」と大歓声にも動じず、相手打者に集中します。「彼らは一人ひとり、闘志をむき出しにして、燃える人が多いイメージですね」と語り、それに負けない心構えを示しました。「相手投手より先に降りないように、特に近本さん、佐藤輝明さん、森下君…このあたりをしっかり抑えたい」と意気込んでいます。

白鵬さん「相撲を五輪に」女子も参加の世界グランドスラム構想、トヨタがスポンサー候補

白鵬翔さん(40)は今後、「世界相撲グランドスラム」を推進する新会社を設立し、代表に就任する。「世界には150カ国の力人(ちからびと)が待ってます。大相撲では各部屋に外国人力士は1人しか入門できない。入門したい若者が世界中にいる。それをサポートして広めていきたい」と話した。詳細はあらためて発表されるが、世界各国の選手が体重別で、男女とも参加できる大会になる見込み。記者会見では、新会社の法律顧問に就く予定の水野晃氏、電通などの要職を歴任した森井理博氏、白鵬杯とともに運営してきた永井明慶氏がアドバイザーとして同席。会見の段取りも含め、周到に準備を進めてきた。スポンサー候補には、トヨタ自動車が挙がっているという。かねて同社の豊田章男会長(69)と親交がある白鵬さんは「本当に世界のトヨタですから、うれしい気持ちでいっぱいです。章男さんは私のことを友人だといつも応援してくれる」と喜んだ。「また相撲がオリンピック(実施種目)になる夢を見て、今後力を注いでいきたいなと、努力していきたいなと思っております」と話して、記者会見を締めくくった。