【全仏オープン】19歳小田凱人、史上2人目3連覇!V4国枝慎吾さん以来も「10連覇目指します」

第1シードの小田凱人(東海理化)は、全仏オープンで見事に史上2人目となる3連覇を達成しました。決勝では第2シードのアルフィー・ヒューエット(27=英国)と対戦し、激戦の末、第1セットを6-4で奪った後、第2セットを7-6(タイブレーク8-6)で制しました。
勝利の瞬間、小田選手は両手を天に向かって叫びながら突き上げ、ラケットをギターに見立てて喜びを表現しました。これは、グランドスラム(4大大会)での5度目の優勝であり、昨年のこの大会以来、1年ぶりの栄冠です。
試合の第1セットは、4-4の状態から第9ゲームで3度目のブレークを奪い、そのまま第10ゲームも勝ち取りました。
続く第2セットは一時5-3とリードしましたが、ブレークの応酬により6-6のタイブレークに突入。初のタイブレークとなった場面では見事に8-6で押し切り、7-6で勝利しました。前回1月の全豪オープンで敗れた相手に、今回は勝利を収めることができました。
表彰式では「10連覇」を目指すと宣言しました。以下、優勝インタビューの内容です。
英語:まず最初に、いつもありがとうございます。本当にありがとう。ここに来てくれた、みんな、ありがとう。パリでプレーするのは、いつも特別なんです。なぜなら、僕の名前(凱)はパリを象徴する建物(凱旋門)から取られているから。本当にありがとうございます。
日本語:WOWOWさんのカメラを含め、応援ありがとうございました。たくさんの日本人の方々や子供たちが観戦してくれて、その前で3連覇できて嬉しいです。最後には疲れも出たので、ホッとしています。またこの舞台で「10連覇」を目指して頑張ります!
この快挙は、2007~10年に4連覇を果たした国枝慎吾さん以来のものです。昨年のパリ・パラリンピックでも金メダルを獲得した思い出の地で、「師匠」を超える5連覇以上を目指すと意気込みました。まだ19歳の彼には無限の可能性が広がっています。
男子ダブルスの決勝にも進出しており、ステファン・ウデ(フランス)と組んでヒューエット、ゴードン・リード組(英国)と対戦し、2冠を狙っています。
◆放送&配信 全仏オープンテニスはWOWOWとWOWOWオンデマンドで連日生中継。グランドスラム全試合が視聴できるのはWOWOWだけです。