慶応大学の清原勝児、新人戦で神宮初登場。代打で四球を選び、「第1歩としてはよかった」と語る

プロ野球界で通算525本塁打を記録した清原和博氏の次男、清原勝児選手(1年=慶応)が代打で神宮球場デビューを果たしました。8回、2アウト3塁の場面で登場し、注目の公式戦初打席で四球を選び、チャンスを広げました。
「良い機会でしたが、後には信頼できるバッターがいたので、自分で決めに行くというよりも、つなぐ意識で臨みました。甘い球をしっかり仕留めて、チーム全体で追加点を目指したい気持ちで打席に入りました」と、打線をつなぐ役割を果たしました。惜しくも追加点は取れませんでしたが、神宮デビュー戦で選球眼の良さを発揮しました。「この球場でプレーしたいという強い思いがあったので、ベンチ入りして打席に立てたことは、第1歩として良かったです」と振り返りました。
昨秋のリーグ戦で慶応大学の4番を務めた兄、正吾さんを目標に同大学野球部に入部しました。この日は、兄から譲り受けた赤いリストバンドを着けて挑みました。奇しくも、21年6月2日の春季フレッシュトーナメント(対東大戦)で、正吾さんも代打で神宮デビューを飾りました。その際、兄は右飛に倒れたのに対し、勝児選手は四球を選び、チャンスを広げました。「まぁ、出塁できたので僕の勝ちですね」と笑顔で語りました。