平成時代以降の横綱の引退後の道—相撲界を離れた6人:曙、貴乃花、若乃花、朝青龍、日馬富士、白鵬

歴代最多の45度の優勝を誇る元横綱白鵬の宮城野親方(40歳)が、このたび日本相撲協会を退職することになりました。
日本相撲協会は2日、東京で臨時理事会を開き、昨年4月から閉鎖されていた宮城野部屋、および宮城野親方の退職を承認しました。
宮城野親方は昨年、元前頭北青鵬による暴力問題の監督責任を問われ、2階級降格などの処分を受けました。それにより、部屋は閉鎖され、昨年4月に師弟共に伊勢ケ浜部屋へ転籍しました。
平成時代以降に昇進した横綱は13名おり、そのうち11名が引退しています。その中で6名が角界を去りました。
平成時代以降に昇進し引退した横綱たちは以下の通りです。
旭富士:1990年秋場所で新横綱昇進、1992年初場所で引退、優勝4回→伊勢ケ浜親方
★曙:1993年春場所で新横綱昇進、2001年初場所で引退、優勝11回→2003年11月に退職
★貴乃花:1995年初場所で新横綱昇進、2003年初場所で引退、優勝22回→2018年9月に退職
★若乃花:1998年名古屋場所で新横綱昇進、2000年春場所で引退→2000年12月に退職
武蔵丸:1999年名古屋場所で新横綱昇進、2003年九州場所で引退、優勝12回→武蔵川親方
★朝青龍:2003年春場所で新横綱昇進、2010年初場所で引退、優勝25回→2010年2月に引退(親方になる条件の日本国籍がない)
★白鵬:2007年名古屋場所で新横綱昇進、2021年秋場所で引退、優勝45回→2025年6月に退職
★日馬富士:2012年九州場所で新横綱昇進、2017年九州場所で引退、優勝9回→2017年11月に引退(親方になる条件の日本国籍がない)
鶴竜:2014年夏場所で新横綱昇進、2021年春場所で引退、優勝6回→音羽山親方
稀勢の里:2017年春場所で新横綱昇進、2019年初場所で引退、優勝2回→二所ノ関親方
照ノ富士:2021年秋場所で新横綱昇進、2025年初場所で引退、優勝10回→照ノ富士親方