山本由伸「小さなズレですね」ブルペンで予兆はなかったが、制球難で今季最短4失点で降板

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26歳)は、今シーズン最短となる3回2/3を投げて4失点し、今季4回目の敗戦(6勝)を喫しました。
1回の攻撃では、1アウト1塁からアーロン・ジャッジ外野手(33歳)をファウルフライに打ち取りましたが、2死1、2塁からドミンゲスにスプリットをレフト前に運ばれ、1失点。2回は1アウト3塁のピンチを凌ぎましたが、1-1の3回ではジャッジを先頭に四球で歩かせた後、ライスにスプリットを打たれてセンター越えの2ラン本塁打を浴びました。
マウンド上で首をかしげる山本は、被本塁打後も立ち直ることができませんでした。連打で2アウト1、3塁のピンチを招くと、ペラザに対する投球が暴投となり、4点目を許しました。4回の2アウト1塁の場面で、2番手のアンソニー・バンダ投手(31歳)にマウンドを譲りました。
この日は合計96球を投げ、被安打7、四球3、奪三振2で4失点。最速は97.2マイル(約156キロ)でした。奪った空振りは8回で、そのうちスプリットでは3回。2回までは僅か2回にとどまりました。
【山本由伸の一問一答】
-登板を振り返って
「立ち上がりからあまり制球できず、なんとか立て直そうとしましたが、最後まで良い投球ができませんでした」
-スプリットが思ったように投げられなかった原因は
「スプリットだけではなく、ストレートやカーブなど他の球種も総じてコントロールが効きませんでした」
-ブルペンでアジャストしないといけない
「そうですね。シーズン中にはうまくいくこともあれば、そうでないこともあります。特に調整を変える必要はないと思っています」
-試合中にはどのようなアジャストを試みたか
「試合中にうまくいかないときは、試行錯誤する方法がいくつか自分の中にあります。様々な方法を試して投げましたが、最後まで立て直せず、交代となり非常に悔しいです」
-クリーブランドでのバント処理で臀部を少し痛めましたが影響は
「コンディションは問題なく試合に入りました。そこに問題は全くありません」
-ヤンキース打線に対して感じた対策は
「非常に強力な打線であり、対策は様々あったと感じています」
-ジャッジとの対戦で注意したことは
「ホームランを打つ力を持つ打者なので、慎重に投げましたし、色々と気をつけました」
-昨年2試合ヤンキースと対戦しましたが、アプローチの変化は
「毎試合全く同じ状況はないと思いますので、色々と新しいアプローチが見られました」
-不調の予兆は
「試合前のブルペンは非常に良かったです。ほんの小さなズレですね」