【ダービー】クロワデュノール北村友一騎手「すべての過程に意味」大けがを克服し1番人気に応えて優勝

単勝1番人気のクロワデュノール(牡3、斉藤崇)は皐月賞2着の悔しさを晴らし、世代7950頭の頂点に立ちました。道中で好位置をキープし、直線で先頭に立ってそのまま押し切りました。
このレースで見事ダービー初制覇を果たしたのは北村友一騎手(38)。レース後、満員のスタンドの前で拳を高く突き上げ、「自分がダービージョッキーになったことよりも、クロワデュノールがダービー馬になったことが最も嬉しい」と感慨深く語りました。
デビューから20年目にして、遂にダービージョッキーの称号を手にした北村騎手は、大けがの試練を乗り越えました。「ここまでの道のりのすべてに意味があった。すべての巡り合わせが勝利を呼び寄せ、縁を感じています。すべてがつながったと実感している」と語りました。
1番人気のプレッシャーを打ち破り、直線で堂々と先頭を走り切りました。「馬を信じて乗りました。絶対に伸びると信じていました。その信念が勝利へと導いてくれました」と喜びを噛みしめました。