「今シーズンは大谷にとって投げない方が賢明?」著名な打者が慎重論を展開

MLBアナリストの福島良一氏(68)は、ドジャースの大谷翔平投手(30)の投手復帰について慎重なアレックス・ロドリゲス氏の意見を紹介しました。
この日、福島氏は「SPOTV NOW」で解説を行い、3回のドジャースの攻撃中に「大谷の投手復帰について、FOXの全米中継で試合前のプレゲームショーの解説をしているアレックス・ロドリゲスが興味深い発言をしていた」と話しました。
メジャー通算696本塁打を誇るA・ロッド氏は、「今シーズンは大谷が投手として復帰しないほうがいい。来年に備えて復帰した方が良い。万が一、復帰直後にケガでもしたら、打者としても試合に出られなくなる可能性がある。それではドジャースの今シーズンが終わってしまう」との見解を示しました。
大谷選手は、試合前に術後2度目のライブBPに登板。2イニングを想定して打者7人に対し29球を投じ、安打性の打球は2本、1四球、1三振、最速は97マイル(約156キロ)に達しました。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)は「非常に良かったと思う。30球ほど投げて全種類の球を使った。何よりも、投げ終わった後に問題がなかったことが重要だ。大谷選手自身はもう少し制球力が欲しいと感じていたようだが、全体的に非常にポジティブな一日だった」と振り返りました。
今後は遠征に伴う移動で計画が変更される可能性はあるものの、毎週末にライブBPを行いながら、投球イニングを増やし、投球強度を上げていく予定です。 ロバーツ監督は「最終的には5~6イニングを投げられるようにしなければならない。まだ復帰までには時間がかかる」と述べました。