Month: June 2025

ロバーツ監督、大谷翔平のクローザー起用は否定「今のところそれは正しい起用法ではないですね」

23日午前8時、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)へのABEMA独占インタビュー企画「おはようロバーツ」が放送されました。ロバーツ監督は、ファンの間でささやかれている「打者出場→クローザー」への起用法について、完全に否定しました。「それはないでしょう」ときっぱりと述べ、試合の流れ次第で突然準備をする必要があるクローザーとしての起用は適任ではないと説明しました。大谷について、「試合前にしっかり準備し、投げるタイミングを把握しておくことが重要です。クローザーとしての準備は、電話が鳴ったらすぐに開始しなければなりません。今のところ、それは正しい起用法ではないですね」と指摘しました。大谷は16日(日本時間17日)のパドレス戦で663日ぶりに投手として復帰しました。今季初登板は先発で1回を2安打1失点とし、22日(日本時間23日)のナショナルズ戦での2度目の先発では、1回を無安打2奪三振と順調な調整を見せました。

ロバーツ監督が語る“投手大谷翔平”の電撃復帰の舞台裏 〜 予定を早めたキーマンたちの思惑

ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)へのABEMA独占インタビュー「おはようロバーツ」が23日午前8時に放送されました。このインタビューで、ロバーツ監督はドジャース所属の大谷翔平投手(30)がオールスター前に登板する可能性に言及しました。しかし、インタビューから12日後には電撃的に「投手大谷」が復帰しました。その背景についてロバーツ監督が語りました。登板の4日前に大谷選手から「月曜日にライブBPを行うなら、試合でも投げられるかもしれません。1イニングだけならメジャーの試合でも投げられます」との連絡があったと明かしました。大谷選手自身、代理人、アンドリュー・フリードマン球団編成本部長、医師、トレーナー、投手コーチらが集まり相談しました。フリードマン本部長が「翔平が登板したいと言っているがどう思いますか」と聞かれた際、ロバーツ監督は「1イニングだけ投げて、あとは打者に専念してもらう。チームにとって助かるだろうと思いました」と提案しました。結果として、大谷選手は1イニングの投球を承諾し、関係者全員が一致して予定を前倒しした投手復帰を果たすことになりました。今後の起用方針についてロバーツ監督は「右肘の手術(2023年9月)から時間が経っています。リハビリを急がせず、イニング数を管理すれば大丈夫だと思います」と語り、「2イニング投げられるなら1イニングがちょうどいい。3イニング投げられるなら2イニングで止める。慎重に進めれば完全復活できるでしょう」と、慎重に進める方針を示しました。

東京オリンピック金メダリスト ウルフ・アロンが新日本プロレスに入団を発表

2021年の東京オリンピックで柔道男子100キロ級の金メダルを獲得したウルフ・アロン(パーク24所属、29歳)が、23日に新日本プロレスへの入団を正式に発表しました。この日は東京都内のホテルで記者会見を開き、プロレス転向の背景などについて説明しました。オカダ・カズチカや内藤哲也といった主力選手の退団が続く中、新たなスター選手のプロレス転向は大きな話題を呼び起こしそうです。 オリンピック金メダリストによる他の格闘技への転向は、1992年バルセロナオリンピック78キロ級金メダリストの吉田秀彦や、2008年北京オリンピック100キロ超級金メダリストの石井慧が例として挙げられますが、プロレスへの転向はウルフが初めてです。また、小川直也は世界選手権で4度金メダルを獲得しているものの、オリンピックでは1992年バルセロナ大会の男子95キロ超級で銀メダルが最高成績でした。 海外では、オリンピック金メダリストからプロレスラーに転身した例として最も有名なのが、1996年アトランタオリンピックレスリング男子フリースタイル100キロ級金メダリストのカート・アングル(アメリカ)です。彼は1998年にWWEに加入し、WWEヘビー級王座やWWE世界ヘビー級王座など多くのタイトルを獲得しました。2002年には主要タイトルを制覇するグランドスラムを達成し、2017年にはWWE殿堂入りも果たしました。 21年東京オリンピックの他の金メダリストもプロレスに転身しています。レスリング男子フリースタイル125キロ級金メダリストのゲイブル・スティーブンソン(アメリカ)は、22年にWWEと契約。レスリングとプロレス技術を並行して磨く特別育成プログラムが組まれていましたが、24年に契約解除となりました。また、レスリング女子68キロ級金メダリストのタミラマリアナ・ストックメンサ(アメリカ)は23年にWWEと契約し、WWEパフォーマンスセンターでプロレス技術を習得。リングネーム「タイラ・メイ・スティール」として昨年7月にNXTレベルアップ大会でWWEデビューし、今年6月3日に正式にNXTデビューを果たしました。

【記者の目】ウルフ・アロンがプロレス界に進出 新日本プロレスの救世主となるか? 自己プロデュースが鍵

柔道のオリンピック金メダリスト、ウルフ・アロンが新日本プロレスに加わることが決まった。彼の柔道経験を考えれば、「ストロングスタイル」を体現するには最適な選手と言える。オカダ・カズチカや内藤哲也といったスター選手が次々と退団した新日本にとって、アロンは救世主となる可能性がある。しかし、プロレスリングでは実力だけでなく、ファンに対するアピール力も重要である。これは必ずしも善人であるからといって人気が出るわけではない。新日本プロレスにおいても、団体から期待される正統派の海野翔太が時にはブーイングを受けることもある。プロレスラーにとって「正解」とは相手との対決だけでなく、観客との対峙も含まれるのだ。柔道からプロレスに転向した選手としては、バルセロナ五輪で銀メダルを獲得した小川直也が思い起こされる。彼は橋本真也との抗争を経て「暴走王」として名を上げ、橋本と「OH砲」を結成。「オレごと刈れ」といった合体技を開発し、マイクパフォーマンスでも注目された。品行方正ではなかったが、高い人気を得た。異なるスポーツからの転向例としては、力道山、天龍源一郎、輪島大士、北尾光司、曙太郎ら相撲出身者が多い。近年では、青木真也や佐々木憂流迦といった総合格闘技の名選手たちもプロレスのリングで活躍している。プロ野球からの転向例としてはジャイアント馬場が知られる。ウルフ・アロンが成功するかどうかは、受け身や攻防の間の取り方といったプロレス特有の技術を身につけられるか、そして団体の大きな流れの中で如何に自己プロデュースできるかに左右される。【千葉修宏】(プロレス担当)

「マウンドにいる時はまるでゴルフの試合」現地実況が大谷翔平を包み込む静寂に驚き

ドジャースの大谷翔平投手(30)は今季2度目の登板を果たし、現地の実況チームもそのプレーに興奮を隠せなかった。大谷は16日(日本時間17日)にパドレス戦で663日ぶりに二刀流として復帰。この日は1イニングを18球で、無安打無失点2奪三振の好成績を収めました。直球の最速は98.8マイル(約159キロ)に達した。現地で実況を担当した「スポーツネットLA」は、「大谷翔平がマウンドに立つと、まるでゴルフの試合のように静かになるんだ。カーショーも試合前に同じことを話していましたが、ドジャースタジアムの静寂はまさにゴルフのようだ」と語りました。大谷はバッティングでも大活躍。第1打席から2打席連続で三振したものの、7回無死満塁の場面で走者一掃の適時三塁打を放ちました。さらに8回1死一塁の場面で、左中間に8試合ぶりとなる26号2ランホームランを打ちました。

** 大谷翔平の本塁打球が少年の涙を誘い、実況の悲痛な声もリピートされる「Oh no~」「Dad~」 **

** 少年の涙に、現地実況も同情を覚えた。試合はドジャースが11-3でリードしていた8回1死一塁の場面、大谷翔平投手(30)が左中間に見事な打球を放ちました。この打球はフェンスを越え、左中間の席にいた尾中亮介さん(43)のグラブに当たり、そのまま外野を転々としました。大谷は二塁で止まったものの、審判団によってビデオ判定が要求され、結果は覆されて8試合ぶりの26号2ラン本塁打となりました。惜しくもホームランボールを直接キャッチできず、テレビの中継映像には号泣する仁くんの姿が映し出されました。この様子を見た現地実況は「Oh no~」「Dad~」「No~」「Oh~」と、何度も悲痛な声を上げました。尾中さんはグラウンド側にグラブを差し出したのではなく、フェンスを越えた位置でボールに接触していたため、プレーを妨害することはありませんでした。

インスタで「ちくしょう」と投稿、キケ・ヘルナンデス リード中の野手登板で失敗しベンチで不満爆発

ロサンゼルス・ドジャースのキケ・ヘルナンデス内野手(33)は、インスタグラムで自身の怒りを示しました。13-3と大きくリードしている状況で、投手陣の休息を考慮し、キケは今季5度目のマウンドに上がりました。しかし、彼は1安打2四球で満塁のピンチを招き、適時打で1点を奪われました。その後、犠牲フライで1アウトを奪取しましたが、再び四球を出したため、アレックス・ベシア投手(29)にマウンドを譲ることになりました。通常、野手が登板するのは大差で負けている状況で使われる作戦です。しかし、救援投手の負担が重いドジャースでは、リード中でもキケが野手投手として起用されることがあります。4月29日(現地30日)のマーリンズ戦、5月31日(同6月1日)のヤンキース戦、そして10日(同11日)のパドレス戦までは、3試合で4回1/3を投げて2失点でした。しかし、14日(同15日)のジャイアンツ戦では、11-0の9回に5失点して途中降板し、アンソニー・バンダ投手(31)と交代。この日も1/3イニングのみでベシアを起用することになり、後味の悪い試合展開となりました。試合後、キケはベンチで不満をあらわにし、インスタグラムには真っ黒な画像に「Damn Hail(ちくしょう)」とだけ投稿しました。

レジェンド左腕カーショー、大谷翔平に感嘆「目の当たりにしているのは本当にすごいことなんだ」

ロサンゼルス・ドジャースの投手、クレイトン・カーショー(37歳)は、大谷翔平(30歳)の2度目の登板に再び魅了されました。メジャーリーグで通算215勝を挙げた左腕のレジェンドは、試合前に「スポーツネットLA」のインタビューに答えました。カーショーは「彼の初登板(16日)の時、観客の雰囲気はゴルフの試合みたいだった。まるで日本にいるような気持ちになったよ」と、大谷が663日ぶりに二刀流として再登板した瞬間について語りました。続けて「そのうち彼が何試合かに1回投げることが普通になっても、最初の数回はやっぱり特別なんだ。だって、ずっと大谷を『最高の打者』と見てきたからね。それが今、最高の投手の1人に挑もうとしているわけだから。毎日その姿を見ることができるのは本当にすごいことなんだよ」とコメントしました。カーショーは20日(日本時間21日)のナショナルズ戦に先発し、5回を2失点で抑え、今季3勝目を挙げました。メジャーでの通算3000奪三振まであと「8」となっています。

ロバーツ監督「完璧は望めないと思っていたが制球力は最高」大谷翔平663日ぶり投手復帰戦総括

"おはようロバーツ"というドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)への独占インタビュー企画が23日午前8時にABEMAで公開されました。16日(日本時間17日)にパドレスとの試合で663日ぶりに投手として復帰した大谷翔平選手(30)について、ロバーツ監督は現在の評価を語りました。大谷選手は先発し、1イニングを投げて2安打、1失点、28球で降板しました。初球で97.6マイル(約157キロ)を記録し、最速では100.2マイル(約161キロ)をマークしました。先頭打者に不運な右前打で出塁を許し、連打でピンチを迎え1失点しましたが、変化球を効果的に使ってその後の打者を抑えました。ロバーツ監督は「球速が160キロを超えたのには驚きました。それも1回限りではありませんでした。ブルペンやライブBPでもあれほど速い球は見たことがありませんでした」とコメント。ブルペンでは150~152キロが一般的だったそうで、「過度には出してほしくないが、大谷は自身の状態をよく理解しているので心配ない」と、段階を踏みつつスピードを上げていきたい考えを明かしました。1イニング2安打1失点のパフォーマンスについては、「完璧は望めないと思っていましたが制球力は最高でした。直球、ツーシーム、フォーシーム、スイーパーのどれも非常に良かった」と評価。さらに「イニングを重ねる中でさらに良くなるはず。試合後に大谷自身が手ごたえを感じていたことが最も重要なポイント」と安堵の表情を見せました。

【西武】ネビン選手と2026年からの新たな2年契約「欠かせない存在」と高い評価

西武ライオンズは23日、外野手のタイラー・ネビン選手(28)と2026年シーズンから始まる2年契約を新たに結んだことを発表しました。来日1年目のネビン選手は、今季68試合に出場し、チームのクリーンナップとして打率.269、5本塁打、32打点を記録しています。当初は左翼手として起用される予定でしたが、一塁手として定着し、安定した守備でもチームを支えてきました。さらに、その人間性も高く評価されています。球団本部長の広池浩司氏(51)は「彼の思い切りのある打撃、安定感のある守備、さらには献身的でリーダーシップのある人間性を考慮すると、今のライオンズには欠かせない選手です。来季以降も必要な存在と判断しました。契約が早期にまとまったことを非常にうれしく思っています。ライオンズの中心選手として長く活躍してほしいです」とコメントしています。ネビン選手は「日本に来てからずっと自分を信じて支えてくれたチームメートやスタッフ、ファンの皆さんに心から感謝しています。残りのシーズンが素晴らしいものになるよう努力を続け、目の前の試合に集中します。新たな2年が本当に楽しみです」と、契約継続を喜んでいます。監督の西口文也氏(52)も「チームを引っ張る役割を担い、周囲のことをよく考える、まさに手本となる選手です。守備でも打撃でも大きな貢献をしており、『チームのために』という気持ちが表現されている素晴らしい選手です」と評価しています。