Month: May 2025

【阪神】湯浅京己、国指定難病から復帰後初勝利 レギュラーシーズン23年11月以来、997日ぶり

阪神タイガースの湯浅京己投手(25歳)が、国指定の難病である「胸椎黄色靱帯骨化症」から復帰後、初の勝利を収めました。この試合では、スコアが0-0で迎えた延長10回に登板し、1回を無失点で抑えました。直後の11回には、味方打線が3点を獲得し、勝利投手となりました。レギュラーシーズンでの勝利は、2022年8月30日の広島戦以来、実に997日ぶりです。また、ポストシーズンでは2023年11月2日のオリックスとの日本シリーズ第5戦でも勝利を手にしています。

【とっておきメモ】大の里の特技はけん玉「相撲に生きる」振り返る父 横綱昇進で紅白出演ある?

記録的な横綱昇進が確実となりました。24歳の大の里(二所ノ関部屋所属)は、無敗の13連勝で2場所連続の4度目の優勝を達成しました。琴桜との大関対決を寄り切りで制しました。15年初場所の白鵬(現宮城野親方)以来、幕内では10年ぶりに13日目での優勝決定です。大関で2場所連続優勝して昇進しなかった前例はなく、28日の臨時理事会で正式に「第75代横綱」となる見込みです。日本出身では、師匠である稀勢の里(現二所ノ関親方)が2017年に昇進して以来、8年ぶりの快挙です。初土俵から13場所目での昇進は昭和以降最速で、無敗での昇進は1958年の年6場所制以降初となります。大関昇進時に述べた「唯一無二」の存在として、相撲史にその名を刻むでしょう。   ◇   ◇   ◇「特技は?」と尋ねられると、大の里は「けん玉」と即答します。アクロバティックな技はできませんが、基本的な技は得意で、父の中村知幸さんが回転を加えて行う"裏技"を「それだと簡単すぎる」と自主規制したそうです。「小学6年生の時にどこかで買ってきたようで、突然家に置いてあった」と父は言います。当時の大の里は、「けん玉は膝を使わないと上手にできない。これは相撲にも活かせるよ」と自信満々に話していました。中学から親元を離れて新潟に相撲留学する際も、「心配はなかった」と父は言い、けん玉もそれを後押しする一因だったそうです。こうした思い出が込められた特技のけん玉に、横綱に昇進すれば、大みそかのNHK紅白歌合戦でゲスト出演し、歌手の後方でけん玉を披露する日が来るかもしれません。【高田文太】

【西武】2本塁打を放った渡部聖弥選手、途中交代 8回に帰塁の際、アクシデント発生か

西武ライオンズの渡部聖弥外野手(22歳)が8回に試合から途中交代しました。この試合では2本のホームランを記録し、8回の第4打席でも右前ヒットを放ち出塁しました。4番のネビン選手が一塁ライナーを打った際、渡部選手は慌てて体勢を変えながら一塁に戻る動作をしていました。彼はその後も走者としてプレーを続けていたものの、5番の中村剛選手の打席でカウントが進む中、一塁の大引ベースコーチがタイムを要求し、トレーナーが渡部選手に駆け寄りました。トレーナーは「×」印をベンチに示し、代走として長谷川選手が起用されました。渡部選手には何らかのアクシデントが生じたと見られています。

【阪神】村上頌樹の40イニング連続無四死球がストップ 中日戦で上林誠知を申告敬遠

阪神タイガースの村上頌樹投手(26)は40イニングにわたって続いていた無四死球の記録が途絶えました。0-0で迎えた6回、2アウトランナー三塁の場面で、初回に既にヒットを放っている中日の上林誠知外野手(29)との対戦を迎えましたが、申告敬遠という形で四球を与えました。これが4月18日に甲子園で行われた広島戦の2回以来、今月初の四球となりました。その後、4番バッターのジェイソン・ボスラー外野手(31)をセンターフライに仕留め、無失点で切り抜けました。

【日本ハム】金村尚真が驚異の3度目完封勝利、球団59年ぶりの快挙!すべての4勝が完投で、チーム首位を堅持

日本ハムの金村尚真投手(24)が、球団にとって59年ぶりとなる偉業を達成しました。彼は、12球団の中で最多となる、このシーズン3度目の完封勝利で4勝目を手にしました。5月までに3度完封勝利を挙げたのは、球団では1966年の嵯峨健四郎以来のことです。金村投手は、9日の楽天戦(エスコンフィールド)で9回1失点の完投勝利を収めた後、中13日で再び先発登板し、スコアボードに「0」を並べ続けました。3回と8回には得点圏にランナーを背負いながらも、要所をしっかりと締め、敵地でのシャットアウトを完結させました。これでチーム全体でも5度目の完封勝利(3人)、10度目の完投勝利(5人)を達成し、12球団トップの数字を独走しています。すべては、開幕戦でプロ初の完投初完封勝利を飾った金村投手から始まった、最強の先発陣のタフネスぶりが光ります。この日も、"代役4番"の郡司裕也捕手(27)が2回に放った先制3号ソロホームランが決め手となり、延長11回を戦った翌日の移動ゲームとなった3連戦の初戦を白星でスタートし、首位をがっちりキープしました。

【陸上】不破聖衣来「ケガなく練習積みたい」7月に豪州でハーフマラソン初挑戦へ/一問一答

4月に三井住友海上へ入社した不破聖衣来(22、せいら)が実業団デビューを飾った。1万メートル決勝に出場し、32分50秒03で5位。日本人では3位だった。日本歴代3位の自己ベスト(30分45秒21)とは2分以上の差があったが、調整の一環のレースで目標に近いペースで走り切り、手応えを示した。27年に予定しているマラソン挑戦へ向け、次戦は7月にオーストラリアで初のハーフマラソンに臨む。優勝はカマウ・タビタ・ジェリ(ケニア)で31分56秒72。日本人トップは3位の筒井咲帆(ユニバーサル)で32分40秒35だった。不破の主なコメントは以下の通り。-走り終えた感想はいかがですか「ひとまずデビュー戦で1レースを終えることができて、安心しています」-32分50秒03というタイムはいかがですか「32分半をターゲットにはしていたんですけど、最低限33分を切ることができて良かったと思います」-今後のプランと今季の目標はどのように設定していますか「(27年に)マラソンに挑戦したいという強い思いがあるので、今年は距離を伸ばしていければと思います。今季は1万、長くてハーフを目標にしている。1万メートルであれば32分半を切りたい。ハーフであれば(1キロあたり)3分20秒で押していきたいです」-今後への意気込みを教えてください「1つ1つしっかり結果を残せるようにケガなく練習を積んでいきたいです」-実業団になって1カ月半以上がたちましたが、心境の変化などはいかがですか「大学の時とは違って、競技に専念できる環境が整っている。すごく陸上に打ち込めていると思います」-初任給でご自身にご褒美を買ったりはしましたか「まだ自分には買っていないです。(お金を)ためて夏休みに旅行に行けたらと思います。両親には帰省していた時に食事に行けたらと考えていました」

【データ】大の里の優勝確率が44.4%に上昇、日本出身の新横綱誕生へ

大関の大の里(24歳、二所ノ関部屋)は2場所連続、通算4回目の優勝を果たしました。大関琴桜を破り、自らの記録を更新する初日から13連勝を達成。後続との差を3に広げ、13日目に優勝が決まりました。これにより、横綱審議委員会の「大関として2連続優勝」という推薦条件を満たし、75代横綱への昇進が確実となりました。師匠である二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の引退後、約6年間不在だった日本出身の横綱が誕生することになります。   ◇   ◇   ◇◆記録メモ 大の里は幕内9場所目で4回目の優勝を成し遂げ、優勝確率は44.4%に上昇しました。これは、大鵬の46.4%(幕内69場所で32度の優勝)、朝青龍の45.5%(幕内55場所で25度の優勝)に次ぐ歴代3番目の高さです。白鵬の43.7%(幕内103場所で45度の優勝)、千代の富士の38.3%(幕内81場所で31度の優勝)、北の湖の30.8%(幕内78場所で24度の優勝)、貴乃花の29.3%(幕内75場所で22度の優勝)を上回ります。また、同郷石川県出身で同じ大学出身と比較されることの多い輪島の22.6%(幕内62場所で14度の優勝)を大きく上回っています。

【卓球】伊藤美誠が初の単メダル確定「中国選手を倒してのメダルは本当に嬉しい」

世界ランク9位の伊藤美誠(24歳、スターツ所属)が、自身初のシングルスでのメダル獲得を決めました。世界ランク4位の王芸迪(28歳、中国)を4-1(6-11、11-8、11-6、11-8、11-9)で下しました。これまで2勝10敗と苦戦していた相手に逆転勝利し、準決勝進出を果たしました。中国選手を倒してのメダル確定に、伊藤選手の喜びはひとしお。試合後、彼女の目からは涙が止まりませんでした。「初めてのメダルで本当に嬉しかった。中国選手を破ってのメダルは特別ですね」。今大会では3位決定戦が設定されておらず、初のメダル獲得が確定しています。ドーハへの出発前に「シングルスでメダルを手に入れたい。この手で勝ち取りたい」と決意を表し、初のシングルスでの表彰台を目指していました。「明日も思い切って楽しみたい」と、世界一の座を狙って進んでいきます。

【阪神】森下翔太、試合前練習に参加し3番右翼で先発出場

阪神の森下翔太外野手(24)は、1軍チームと一緒に球場に姿を現しました。荷物を携えて歩く姿は、特に足をかばっている様子は見られませんでした。 試合前の練習においては、ウォーミングアップから参加し、左膝にサポーターをつけながら他の選手とともに守備・打撃練習に精を出していました。フリー打撃では、左右に力強い打球をフェンス直撃させるなどの場面も見られました。 試合では3番右翼としてスターティングメンバーに名を連ねました。 森下選手は前日の22日、甲子園での巨人戦8回において、自打球が左膝の内側を直撃。しばらく倒れ込んだ後、プレーを続行しましたが、その直後の守備からベンチに下がっていました。 22日の試合後には「(23日の出場は)まだわからない。明日になってみないと…。症状は、まあ、いろいろあります」と語っていました。

【陸上】不破聖衣来が実業団デビュー、高評価の5位 〜 4月から三井住友海上に所属 〜 東日本実業団選手権

4月に三井住友海上に入社した不破聖衣来(22歳、せいら)が、今回の実業団デビュー戦に挑みました。1万メートル決勝競技に出場し、結果は32分50秒03で見事5位を記録しました。不破選手は、大学一年生の時に日本女子1万メートルで歴代3位(当時2位)の記録となる30分45秒21を達成しました。しかし、その後は故障の影響で、約1年半の間公式戦から遠ざかっていましたが、大学4年の春に競技大会へ復帰しました。4月からは実業団での新たなステージに進み、引き続き拓殖大学の女子陸上競技部の五十嵐利治監督の指導を受けています。3月の卒業式では、「最大の目標はマラソンでのオリンピック金メダルを獲ること。実業団でしっかりとした成果を上げたい」と意気込みを語っていました。今回の大会では、25日に開催される5000メートル決勝にも出場する予定です。