Month: May 2025

ドジャース、ジャイアンツの救援右腕トリビノをマイナー契約で獲得

投手陣に多数のケガ人を抱えるドジャースは、同地区ライバルのジャイアンツから戦力外となった救援右腕ルー・トリビノ(33)をマイナー契約で獲得しました。このニュースはMLBトレードルーモアーズのアンソニー・フランコ記者が10日(日本時間11日)、X(旧ツイッター)で報じたもので、トリビノはウエーバーを経た後、9日(同10日)にフリーエージェントとなったばかりでした。 トリビノは2018年にアスレチックスでメジャーデビューし、これまで6年間で296試合に登板、22勝25敗、37セーブ、防御率3.94という成績を残しています。彼は2023年5月にヤンキース所属時にトミー・ジョン手術を受け、その後はメジャーでの登板をしておらず、今シーズンはジャイアンツとマイナー契約を結んでいました。開幕からメジャーに昇格しましたが、11試合で1勝0敗、防御率5.84の成績で、5日にメジャー40人枠から外され、戦力外となりました。 ドジャースでは、スネルやグラスノーを始めとする主力の先発投手陣に加え、フィリップス、コペック、トライネン、ハート、グラテロル、グローブなど、リリーフ投手陣も多くがケガで離脱しています。

** ジャッジが13、14号を連続本塁打 2本目は132mの特大バックスクリーン打 再び両リーグで単独トップに **

** ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が13号と14号の本塁打を立て続けに記録しました。 まずは4回、90.3マイルの外角直球を捉えてセンターの右に13号ソロ本塁打を放ちました。飛距離は399フィート(約122メートル)でした。 さらに6回、94.6マイルの内角高めの直球を見事に捉え、バックスクリーンに直撃する433フィート(132メートル)の特大14号ソロ本塁打を打ちました。 ジャッジは前日にドジャースの大谷翔平に12号で並ばれましたが、6日以来3試合ぶりの本塁打で再び両リーグの単独トップに立ちました。

【西武】今井達也「初回での圧倒感が重要」危機でも4番ソトを3連続直球で三振

今、誰も止めることができない西武の今井達也投手(27)。22イニング連続無失点、HQS(7回以上投げて自責点2以下)を7試合連続で達成し、防御率もリーグトップ、奪三振もリーグトップ、被打率1割2分9厘という成績です。試合の初回から圧倒的なピッチングを見せました。2死二塁のピンチでの相手は4番ソト。彼に対して158キロ、158キロ、156キロの全て直球で空振りを誘い、三振を奪いました。今井投手は振り返ります。「初回に相手に『これは無理だ』と感じさせることが重要だと思います。それが試合の基準になると思うんです。初回にどれだけ今日の状態を予想させるかが大事です」この158キロは今季の最速です。「スライダーでの三振が多いのですが、まっすぐでもしっかり三振や空振りが取れることを相手に認識させないと、試合が進むにつれて厳しくなると考えていました。」こうしてアウトを積み重ね、7回まで進みました。6回までに8奪三振を記録しました。そして、ふと思い出しました。「今日の記事を見ました。7回にあと2つ(三振を)取れば初めて2試合連続2桁奪三振になると書かれていたので、全力で取りに行きました」日刊スポーツの「西武今井達也、2戦連続2桁奪三振なら初」という見出しの記事を読んだようです。意識した通りに、見事に2桁奪三振を達成しました。開幕から53イニングで未だに適時安打を打たれていません。「0で帰ってくることだけを考えて、古賀のミットにめがけて思い切り投げているだけです」果たして今井を止めることができるチームは現れるのか。それとも誰も止められないのか。「ファンの皆さんもゆっくり休んで、明日万全の体調で球場へお越しください」強い言葉で自分の実力を振り返りつつも、ファンへの心配りを忘れない今井投手は、心優しいエースです。【金子真仁】

ブライトン三笘薫2試合ぶり戦列復帰 ウルバーハンプトン戦に後半35分から出場、チームは快勝

ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)がアウェーのウルバーハンプトン戦で後半35分から出場したが、ノーゴールだった。前節4日のニューカッスル戦(1-1)は欠場。ヒュルツェラー監督は「かかとの問題」と説明していたが、今回は2試合ぶりにベンチ入り。後半35分から途中出場すると、持ち味の速いドリブルでゴールに向かうなど元気な姿を披露した。期待された今季リーグ10点目のゴールはならなかったが、残り2試合で日本人史上初のプレミアリーグ2桁得点にチャレンジする。試合は前半27分にブライトンが先制した。ウルバーハンプトンのビルドアップを狙ったMFウィーファーがFWクーニャのボールを引っかけ、体を入れ替えてゴールへ向かったところでクーニャに倒されてPKを獲得。同28分にFWウェルベックが冷静にゴール右にシュートを決めた。その後は一進一退の攻防が続いたが、後半40分に追加点が生まれた。FWアディングラのスルーパスが相手選手の足にかかったが、ゴール前のスペースへ流れたところを途中出場したFWグルーダが左足でシュートを決めた。2-0で勝利し、勝ち点を55に伸ばした。

【母の日】お母さん、いつもありがとう プロ野球選手たちの感謝の気持ちを12球団まとめて

強さも優しさも、全てあなたが教えてくれた-。今日は「母の日」です。今年もプロ野球12球団の選手たちが、それぞれのお母さんへの感謝の気持ちを語りました。お母さん、ありがとう! 少年時代の阪神デュプランティエ選手と母デブラさん(提供写真) 高校生時代に撮影された巨人横川選手と家族の写真。前列右から二人目が母美佐子さん(提供写真) 広島羽月選手と母明美さん、左は兄 広島羽月選手と母明美さん 神宮で撮影された左から母直美さん、ヤクルト荘司選手、父陽助さん オリックス麦谷選手と母佳子さん(提供写真) オリックス麦谷選手と母佳子さん(提供写真) ひまわりを背景に笑顔の日本ハム郡司選手と母純子さん(提供写真) 小学生時代の西武西川選手と母裕子さん(球団提供写真) 母校黒沢尻工で撮影されたソフトバンク石塚選手と母順子さん ロッテ藤原恭大選手と母とのツーショット(提供写真) ロッテ藤原恭大選手と母とのツーショット(提供写真)

** 大谷翔平、「1番DH」でダイヤモンドバックス戦。3試合連続の13号なるか(速報) **

** ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、ダイヤモンドバックスとの試合で「1番DH」として先発出場します。 ドジャースの大谷翔平(2025年4月撮影) チーム123456789計 ド 0 ダ 0 大谷翔平の第1打席 1回先頭打者 ダイヤモンドバックス投手:右腕バーンズ ドジャースのスターティングメンバー 1(指名打者)大谷翔平 2(遊撃手)ベッツ 3(一塁手)フリーマン 4(右翼手)パヘス 5(三塁手)マンシー 6(二塁手)Kヘルナンデス 7(左翼手)コンフォート 8(中堅手)キム・ヘソン...

昨季引退を発表した元日本代表MF森岡亮太がビーチサッカーに挑戦、兵庫のチームに参加

昨季でヴィッセル神戸を去り、3月に現役引退を表明していた元日本代表MF森岡亮太(34)が、新たな挑戦として兵庫県芦屋市を拠点とするビーチサッカーチーム「ドーサルM.FC/アシヤ」に加わることになりました。この加入は10日にチームの公式インスタグラムで発表されました。森岡選手は久御山高等学校から2010年にヴィッセル神戸へとプロ入り。その後、Jリーグで6年間の活躍を経て、ポーランドやベルギーで8年半プレーしましたが、2024年8月に神戸に復帰していました。今回の転向で、彼はプレーの舞台を砂浜に移し、彼が得意とするテクニックをビーチサッカーで発揮することになります。

** 日本代表・森保一監督「サッカーで街が盛り上がる」屋根付きスタジアムの増加を熱望 **

** 日本代表チームの監督である森保一(56)がFC東京対ヴィッセル神戸戦を視察後に取材に応じ、屋根付きスタジアムの増加が必要であると強調しました。 この日、味の素スタジアムには2万4837人の観客が集まりましたが、雨の予報が出ていたためか、約5万人を収容できるスタジアムには空席が目立っていました。 試合は後半の追加タイムに東京が劇的な勝利を収めるという展開になりました。これを振り返りつつ、森保監督は「天候が観客動員に影響を与えないようになると良い」と考えを述べました。 過去に屋根のないスタジアムで試合中に雨が降り始め、観客が帰り始めた経験があったそうです。これに対し、屋根が開閉できる神戸の本拠地、ノエビアスタジアム神戸で視察した際には、チケットの発券枚数と実際の入場者数の差がほとんどなかったといいます。天候がサポーターの来場を妨げないスタジアムが増えれば、観客数も自然に増えることでしょう。「サッカーで街が盛り上がり、経済的にも潤う環境を安定的に作っていける」と期待を寄せました。 さらに、プレーヤーや監督にとっても屋根の有無は少なからず影響を与えるといいます。「ヨーロッパのように屋根がせり出していると、音響効果が高まりサポーターの情熱がさらに高まります。それが選手たちの士気にも繋がり、試合全体の熱気が増すので、より特別な空間が生まれると思います」と熱弁しました。日本サッカーの強化には、文化としての浸透が不可欠です。日本が世界一になるため、日本サッカー界の発展を心から願っています。

【巨人】浅野翔吾、3軍降格から2週間でお立ち台に「ちょっと信じられない」価値ある8回のソロホームラン

「最近まで3軍にいたので、ここで野球ができていることがちょっと信じられません」。巨人の浅野翔吾選手(20)は、その激動の状況について、喜びと戸惑いを込めた言葉で語りました。3軍に降格したのは4月25日でしたが、まさかわずか2週間後に1軍でヒーローインタビューを受けることになるとは思わなかったという。「何とか印象を残せるように、しっかりとスイングしよう」。8回の先頭打者としてヤクルトの小沢選手のフォークボールをバックスクリーン左に運び、貴重な追加点をもぎ取りました。これが今季初スタメン、初ヒット、初ホームランでの勝利につながりました。 開幕からは2軍戦で打率が0割台と低迷し、ドラフト1位の選手としては異例の3軍行きとなりました。苦しみながらも高校時代を思い出し、「自分がチームを引っ張っていく気持ちを持っていたよな」と心の熱意を奮い起こしていました。フォームを変え、満塁ホームランなどの成果を上げ、2軍に昇格したのは今月6日。翌7日の2軍戦でホームランを打ち、その試合中に1軍への昇格が決まりました。 思い返せば、「原点」に感謝する年末年始でした。「成績が悪かったら批判されることを承知の上でやった」。覚悟を持って決断したのは、オフシーズンの単独自主トレーニングでした。合同トレが増えている中、故郷の高松で一人、汗を流しましたが、阿部監督にも「良い精神修行になる」と背中を押してもらいました。それでも孤高な存在ではあったが、決して孤独ではありませんでした。「高校の同期が集まってくれ、短い帰省中なのに、ほぼ毎日みんな来てくれた」。仲間の存在がありました。 恩返しは活躍することだけ。3軍に落ちても批判を受けても、誓いは揺るぎません。「弱々しくなく、強い気持ちを持ってできた」。この日の神宮は試合途中から強風が吹きましたが、その20歳の若者には追い風の助けが許されるでしょう。【阿部健吾】 ▽巨人阿部監督(今季1号ソロの浅野に)「いいきっかけにしてくれればうれしいけどね」

【ダブル解説】里崎智也&田村藤夫が中日岡林勇希の走塁と守備の判断に迫る 初回の攻防の明暗

日刊スポーツ評論家の里崎智也氏(48)と田村藤夫氏(65)による「ダブル解説」の3回目です。両氏は共に捕手出身で、それぞれの視点から同じ試合を解説します。 【田村藤夫】開幕戦のピッチャー同士の対決は、ロースコアになることが予想されていました。そのため、試合の流れを決定づけるのは初回の攻撃だと心得ているはずです。それを踏まえて、中日は初回の1死二塁の場面で、上林の右前打で岡林が本塁に帰れなかったのが非常に悔やまれる点でした。冷静に振り返ると、1死二塁でカウント1ボールの時、上林はやや引っかける形で右方向を意識したスウィングでした。強いゴロではなくある程度緩い打球でしたが、コースが良く、中野が追いつけず、右翼の森下が捕球するまでの時間が稼げるものでした。二塁走者の岡林は、リード幅を広げた状態で、打球が右方向に転がるのを確認し、岡林のスピードならばセーフになる可能性が高かったでしょう。三塁を回るところでバランスを崩しましたが、私の眼には、それでもほぼセーフになる打球だったように見えました。したがって、岡林にはさらに打球判断を磨くべき余地があると感じました。もし打球が強烈なゴロやライナー性なら判断も変わってくるかもしれませんが、この場面の一打が勝敗を分けたと言えるでしょう。また、その裏の守りでは1死から中野が二塁打を放ちましたが、打った瞬間にレフトの鵜飼の動きが気になりました。私にはセンターの岡林に任せたい動きに見えました。ただし、あそこでしっかり打球にチャージしてほしかったところです。最終的に鵜飼が処理しましたが、最初から全力でチャージしていれば二塁は際どかったかもしれません。センターの岡林からは回り込んで右足で踏ん張って二塁に送球しなければならなかったでしょう。鵜飼が大きく体勢をひねらず送球できたことも考慮すると、結果は二塁打になったかもしれませんが、初回のチャンスをつぶしただけに、もっとアグレッシブさが欲しかったです。エース対決といえども、試合の立ち上がりは最大のチャンスです。そこで確実に1点を奪う走塁ができるか、走者に先の塁を与えない激しいチャージができるか。その小さな差が1点として現れます。とりわけ中日はこのような僅差の試合をものにする戦いが続いています。余計に、ワンプレーの精度を高める必要性を感じました。(日刊スポーツ評論家)  【里崎智也】村上が素晴らしいピッチングで阪神が快勝したと見えるかもしれませんが、私の眼には初回の両チームの攻防、この試合に限定すれば一瞬の判断の差が現れたと思います。中日は初回1死二塁、上林が一・二塁間を破るヒット。岡林はホームを狙いますが、完全にアウトのタイミングでした。岡林は三塁を回った時に躓いています。回したサードコーチの判断はもちろん正解ですが、躓いた岡林自身もここでアウトと判断すべきでした。まだ1死という状況、主軸への打席が回るという状況、そして岡林自身が自らの足での判断をしなければなりません。一方、上林は一塁でストップしており、彼もまた岡林の走塁と森下の返球が視野に入っているはずです。それならば、一塁大山がカットする可能性を意識しながら二塁を狙うべきです。これが偽装の動きとなり、岡林の走塁を助ける形になれば最善の判断です。たとえ岡林がアウトになっても、もしも二塁に進んでいればまだチャンスは残ったわけです。森下の返球が良かったという表面的な話だけではありません。その裏、阪神は1死二塁から森下のセンター前ヒットで中野が生還しています。ここでもセンターの岡林は森下が打った瞬間に1歩2歩後退してから前進しています。中野はその動きを見て楽々ホームインしました。私は岡林を責めたいわけではありませんが、このシーンでも打った瞬間に思わず後退したことで中野が走塁で得たアドバンテージがあります。逆に、1歩目を前に踏み出す判断ができれば、あそこまで余裕で三塁を回ることはできなかったのではないでしょうか。少なくとも私の眼にはそう映りました。決定的だったのは6回の2死三塁から佐藤輝明のダメ押しタイムリーの場面です。2ボールになった時点で、中日のバッテリーは四球やむなしという気持ちを持っていたと考えます。それが3球目で空振りを奪いフルカウントとなり、欲が出たのではないかと思います。最後は外角まっすぐがストライクゾーンでしたが、佐藤輝はバットを軽く当てて左中間を抜けました。フルカウントからでも、2ボールの時の四球やむなしの心持ちを失わずにもう少し広いゾーンで攻めれば、あの2点目はどうなったかわかりませんでした。まだ粘りを見せられたと思います。私は元捕手のため、試合中の野手や走者の動きを同時に見る習性があります。その視点から言わせてもらえば、この試合では両チームの一瞬の判断の良し悪しが勝敗を分けたと感じています。(日刊スポーツ評論家)