Month: May 2025

フライブルク堂安律、欧州5大リーグで日本人7人目の2桁得点も逆転負け 今季だけで3人が到達

フライブルクのMF堂安律(26)が、ホームのアイントラハト・フランクフルト戦に先発出場し、前半27分に先制点となる今季10ゴール目をマークした。ブンデスリーガの日本選手では5人目、欧州5大リーグでは7人目のシーズン2桁得点をリーグ最終戦で達成した。だが、チームは1-3で逆転負けし、4位から5位に転落。クラブ史上初の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得はならなかった。堂安が幸先よく先制した。前半27分、左サイドからのロングスローを味方が頭ですらし、そのボールを左足ダイレクトボレーでたたき込んだ。今季10点目で、リーグ戦では自身初の2桁得点となった。欧州5大リーグの日本選手は今季だけでFW中村敬斗(スタッド・ランス)、FW町野修斗(キール)に続き3人目。だが、チームは前半終了間際に同点に追い付かれると、後半16分と18分に失点して逆転負けを喫した。勝ち点55のままで5位に転落。前節5位だったドルトムントがキールに3-0で勝って勝ち点57で4位に浮上した。フライブルクは来季、欧州リーグ(EL)に出場することになった。今季の堂安はリーグ戦全34試合に出場し、10得点7アシストの成績だった。◆日本選手の欧州5大リーグでのシーズン2桁得点15点 岡崎慎司(マインツ=独)13-14年 33試合13点 香川真司(ドルトムント=独)11-12年 31試合12点 岡崎慎司(マインツ=独)14-15年 32試合11点 高原直泰(Eフランクフルト=独)06-07年 30試合11点 中村敬斗(スタッド・ランス=仏)24-25年 32試合11点 町野修斗(キール=独)24-25年 32試合10点 中田英寿(ペルージャ=伊)98-99年 33試合10点 堂安律(フライブルク=独)24-25年 34試合

菅野智之が所属するオリオールズ、ハイド監督の解任を発表 三塁コーチのマンソリーノが監督代行に就任

オリオールズは17日(日本時間18日)、ブランドン・ハイド監督(51)の解任を発表しました。この決定を受け、トニー・マンソリーノ三塁コーチ(42)が監督代行として、残りシーズンの指揮を執ることとなります。ハイド氏は2018年に監督に就任し、若手選手を積極的に起用してチームを再建しました。2023年には年間101勝を挙げ地区優勝を果たし、過去2年連続でポストシーズン進出を達成しました。しかし、今シーズンの開幕以降、チームのバランスが崩れ、成果が振るわず、16日終了時点で15勝28敗と苦戦。責任を取りチームを去ることになりました。今シーズンからオリオールズに加入した菅野智之投手(35)は、4勝(3敗)防御率3.08を記録し、チームの中で最も優れた成績を維持しています。今シーズンのMLBで途中解任された監督は3人目で、これまでにデレク・シェルトン氏(パイレーツ)、バド・ブラック氏(ロッキーズ)が解任されています。

セルティックの前田大然、リーグ得点王を逃すが各MVPを受賞

セルティックのフォワード、前田大然選手(27歳)がリーグ得点王のタイトルを逃しました。ホームで行われたセントミレンとの最終戦に先発出場し、後半27分までプレーしましたが、得点を挙げることはできませんでした。今シーズンのリーグ戦は合計16得点で終えました。一方、レンジャーズのフォワード、デセルス選手がヒバーニアン戦で5試合連続でゴールを決め、最多18得点を記録しました。今シーズン、前田選手はスコットランド・プレミアリーグの最優秀選手に選ばれる栄誉を受け、プロ選手協会と記者協会からも最優秀選手として表彰されました。リーグ4連覇を達成しているセルティックチームは、この試合を1-1で引き分けました。ミッドフィールダーの旗手怜央選手(27歳)はけがのためベンチ入りしませんでした。次の試合は24日に行われるスコットランド・カップ決勝で、アバディーンと対戦します。昨年12月に制したリーグ・カップを含め、国内3冠を目指します。

大谷翔平が愛犬デコピンの誕生日に見せた豪快な一幕

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が、愛犬デコピンの2歳の誕生日を祝うケーキを豪快に食べる姿を披露しました。大谷選手は13日(日本時間14日)、デコピンが2歳になったことを公表。この日、特別に「Happy birthday Decoy」とデコレーションされたケーキが用意され、デコピンが一心不乱にほおばる様子が公開されました。誕生日の帽子をかぶったデコピンの、鼻にクリームを付けたままカメラをじっと見つめる愛らしい姿もアップされており、愛犬の世界的な人気と愛くるしさが再び注目を集めました。大谷選手はこの日も「1番DH」としてスタメン出場が予定されています。試合前現在での成績は、打率3割1分6厘、メジャー単独トップの16本塁打、29打点、10盗塁という素晴らしい数字を記録しており、OPSも1.106に達しています。14日(日本時間15日)のアスレチックス戦では、3試合連続本塁打を記録しており、5月はすでに9本の本塁打を放っています。もし4試合連続で本塁打を打てば、これは日本人選手としての最長記録となります。

鎌田大地フル出場で先制起点「忍耐強かった」クリスタルパレスがマンCを下してFA杯初優勝

イングランドの古典的カップ戦であるFAカップの決勝が17日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されました。試合では、MF鎌田大地(28)がフル出場し、彼の所属するクリスタルパレスがマンチェスター・シティを1-0で下し、見事初優勝を成し遂げました。この勝利により、クリスタルパレスはクラブ歴史上初の主要タイトルを手に入れ、また来季の欧州リーグ(EL)への出場権も獲得しました。試合では、ボランチとして先発出場した鎌田が重要な役割を果たしました。前半16分には、FWマテタが落としたボールを鎌田が絶妙なタイミングで前方のマテタにパス、そのボールは右サイドへと展開。攻め上がってきたDFムニョスが鋭いクロスを送り、FWエゼが右足で見事に決めました。エゼはこの試合で公式戦5試合連続得点を記録しました。しかし、試合は前半33分過ぎに一瞬の危機を迎えました。DFミッチェルがペナルティーエリア内でMFベルナルド・シウバを倒し、PKを献上。FWマルムシュがキッカーを務めましたが、GKヘンダーソンがそのシュートを見事にセーブし、さらにこぼれ球に詰めたFWハーランドのシュートも防ぎました。鎌田はこのセーブに両手を挙げて歓喜しました。鎌田は後半11分にはゴール前に素早く戻り、相手のシュートをスライディングでブロックするなど奮闘しました。クリスタルパレスは試合全体でわずか22%のボール保持率であったものの、粘り強く守り切り、鎌田は笑顔で優勝カップを掲げました。かつてアイントラハト・フランクフルトでも鎌田とともにELを制したグラスナー監督は、英BBCの取材に「信じられない。本当に守備の時間が長かった。しかし、ピッチ上のスピリットと一体感が素晴らしかった。我々は忍耐強かった」と、初のタイトルを手にした喜びを語りました。

大谷翔平、自身メジャー初の4戦連発17号なるか「1番DH」で古巣エンゼルス戦/速報します

ドジャース大谷翔平投手は「1番DH」で先発出場。自身メジャー初となる4試合連続の今季17号は出るか。通算212勝の左腕クレイトン・カーショー投手が復帰登板する。 試合開始は午前10時10分予定。始まり次第、速報します。 2025年全本塁打写真特集 チーム123456789計 エ 0 ド 0 大谷翔平第1打席 ドジャース大谷翔平(25年4月撮影)

6日目の結びの一番でマナー違反 元嘉風の中村親方の熱い思い「大相撲への侮辱行為ですよ」

大相撲夏場所6日目の16日、会場となる両国国技館で残念な出来事があった。結びの一番、豊昇龍-玉鷲戦。制限時間いっぱいとなり、39代木村庄之助が「手をついて」と声を張ると、場内は静寂に包まれた。誰もが土俵に集中するその時、向正面のマス席から「ハッケヨイ!」と野次にも似た声が飛んだ。大事な場面だったが、一部観客がつられてクスクス笑い出した。それでも両者は集中を途切れさせることなく立ち合い、豊昇龍が勝った。NHKラジオで解説を務めていた中村親方(元関脇嘉風)は、放送中に指摘した。「最高潮の雰囲気になって館内が静まり返っている時にお客さんからの『ハッケヨイ』、これは力士に敬意がないですね。こういうのはやめてほしいですね」この発言はその後、X(旧ツイッター)で拡散され、好角家に支持された。一夜明けた7日目の17日、中村親方に事情を聴いた。「昨日のことですけど…」と切り出すと、それだけで中村親方は察してくれた。-放送中にあの指摘をするのは、勇気が必要だったのではないですか「全然」-どういう考えで指摘されたのでしょうか「もう、冷静さを失っていました。自分は元力士ですけど、相撲が大好き、見るのも大好きなんです。今、見ることに幸せを感じます。ラジオで解説をしていて、なぜ冷静さを失ったかというと…。制限時間いっぱいの、待ったなしの感じ、場内がシーンとなって、土俵に気持ちが入り込んでいたんです。土俵に吸い込まれていました。それが全部、ぶち壊しになりました」 -相撲ファンは、親方の考えを支持していると思います「コロナ禍を経験して、無観客開催になりました。お客さんを入れてからも最初は声援がダメになり、それが解除されて、あらためてお客さんの声援で力士のパフォーマンスが上がることがわかりました。力士のモチベーションは、お客さんが作っているものでもあります。あのような場面は、正面や向正面で解説している時に初めて起きたことでした。これは、力士に対しても、観戦に来た人にも敬意を欠く行為だと思います。その後、アナウンサーの声が全然耳に入らない状態になりました」-親方はマナー違反を指摘した後「すみません、僕はそんなこと言える立場ではないんですけれども」とフォローされていました「頭に血が上っていたのですが、次第に冷静になって、そう言いました。実はあのあと、エゴサしたんです」-観客批判のようにとらえられたら本意ではないですもんね「協会が変なふうに思われなきゃいいなと思いました。でも、まぎれもなく本音です。配慮を欠く行為に、酔っ払っていたからとかは関係ない。大相撲への侮辱行為ですよ。それは間違っていないと思います。ぜひやめてほしいです」-私もそのお考えに同意します「大好きなものを盗られたような感じです。芸術を壊されたような、ドミノを並べてきて、最後に倒されたような感じです。フレンチの前菜からすべておいしかったのに、最後のメインでソースがかかっていない、そんな感じになりました」大相撲には「相撲競技観戦契約約款」があり、日本相撲協会のウェブサイトには「観戦マナー」についての記述もある。それでも、親方が放送中に判断して、踏み込んで発言するのは簡単でない。どうしても当たり障りのない発言になりがちだが、中村親方の正義感はそれを許さなかった。【佐々木一郎】

【横浜】最下位に沈む中で中山昭宏社長が謝罪声明「真摯にお詫び申し上げます」/全文

J1リーグで最下位となっている横浜F・マリノスは、17日に公式サイト上で中山昭宏社長の名前で声明文を発表し、「真摯にお詫び申し上げます」と謝罪しました。17日の京都戦で、2008年以来の6連敗を喫しました。Jリーグ開幕時から一度も2部に降格したことのない名門クラブが、現在危機的状況に直面しています。以下に、中山社長の声明全文を掲載します。日頃より熱い声援を送ってくださるファン・サポーターの皆さまに心より感謝申し上げます。現在の状況に関して、深くお詫び申し上げ、責任を重く受け止めています。2025シーズンのJ1リーグも15試合を終え、1勝5分9敗の最下位と非常に厳しい状況が続いておりますが、横浜F・マリノスはこの位置に甘んじるクラブではありません。Jリーグ誕生からこれまで、皆さまが大切に築いてきた横浜F・マリノスの栄光と伝統を守り抜く必要があります。それを実現するために、J1に残留する覚悟を持ち、目の前の1試合1試合を大切にし、必ず残留を果たします。そのためにクラブとして必要な対策をすべて講じてまいります。また、この困難な状況を乗り越えるためには、皆さまのご支援がどうしても必要です。これからも共に戦ってください。引き続きよろしくお願い申し上げます。2025年5月17日横浜マリノス株式会社代表取締役社長 中山昭宏

【西武】山田陽翔が嬉しいプロ初勝利 背景には開幕から積み重ねた「12試合連続無失点」

西武の山田陽翔投手(21)が、プロ初勝利を手にしました。この結果を喜んでいる様子です。 試合は同点に追いつかれ、延長10回に突入しましたが、山田投手はその場面で打者3人を見事に抑えました。「緊張感あふれる場面を任せてもらえるのは、本当に嬉しいこと」と感謝の言葉を述べました。 彼の初勝利の背後には、開幕から続く「12試合連続無失点」という偉業があります。当初はビハインドの場面でのリリーフとして起用されていましたが、今では勝ち試合の7回を任されることも増えました。開幕1軍入りは果たせなかったものの、その後の活躍で重要なポジションを任されるようになっています。 近江高校時代において、甲子園準優勝の立役者であり、チームの主軸として活躍していました。「湖国の星」とも称され、甲子園のスター選手でもありました。 プロ入り後は、やはり新たな挑戦が待っていました。「プロの打者のレベルは違うので、自分との戦いだけでは抑えきれない。今では自信を持って自分の投球ができるようになったのは今年からです」と語りました。 直球、ツーシーム、カットボール、スプリットを駆使し、絶妙なコントロールで好成績を収めています。西口監督も「横で見ていても何を投げているのか分からないくらい、素晴らしい変化球」とその技術を称賛しています。 コンディション不良の時期も経験しました。「どんなに頑張っても、力の差を埋められない期間もあったけれど、やっと初勝利を手にできて、これまでの努力が報われた気がします」と感慨深げです。彼は今、スポットライトがよく似合います。【金子真仁】 ◆山田陽翔(やまだ・はると)2004年(平成16年)5月9日生まれ、滋賀県出身。近江高校時代は3季連続で甲子園に出場し、3年春には準優勝。甲子園での通算成績は11勝3敗。2022年のドラフト5位で西武に入団し、今年4月3日の楽天戦で1軍デビューを果たしました。今季の推定年俸は700万円。身長175センチ、体重82キロ。右投げ右打ちです。

綱取りを目指す大関・大の里、冷静な判断で無敗の7連勝。「毒まんじゅう」技にも舞の海氏の評価は…

新星大関の大の里(24=二所ノ関部屋)は、東前頭4枚目の実力者である尊富士(26=伊勢ヶ浜部屋)を相手にはたき込みで勝利を収め、初日からの快進撃を継続、見事無傷で7連勝を遂げました。 速攻をかけられ、相手に先手を取られたものの、大の里は余裕を見せ、右からのはたき込みを効かせました。元大関の琴風浩一氏(68)によれば、大の里の引き技は「毒まんじゅう」と評されており、楽に勝利を得ることを例える一方で、引き技はリスクを伴う戦法であると指摘しています。この日の解説を務めた舞の海秀平氏(57)は、「相手が低く構えると引きたくなるもの。今日の引きは悪くない」との見解を示しました。アナウンサーから「毒まんじゅうとは言えないですか」との問われ、「今日の毒は軽めですね」と柔らかく続けました。