Month: May 2025

【巨人】「甲子園モンスター」再来 浅野翔吾ヘッドスライディングでユニホームを黒くし判定覆す大活躍

「甲子園モンスター」と呼ばれた男が再び登場しました。巨人の外野手、浅野翔吾選手(20)が雨が降りしきる甲子園で首位の阪神に挑戦。4回無死一、二塁の場面で、左翼線へ適時二塁打を放ち試合の均衡を打ち破りました。これは彼が高松商在学中、2022年の夏の甲子園以来の「聖地」での打点です。シーズン初のタイムリーヒットが彼を蘇らせました。その後も、1死三塁で井上選手のショートゴロに反応し、ヘッドスライディングでホームインして追加点を奪い取りました。ユニホームを黒土で汚しながらの熱戦で、チームも勝利を収め、今カードを1勝1敗の五分に戻しました。   ◇   ◇   ◇浅野選手は勇敢に頭から突っ込みました。高校野球とプロの境目を越えて交錯する「甲子園の浅野」の勢いは健在です。4回1死三塁、井上選手の打球が内野ゴロに変わると、三塁から本塁まで疾走しました。ショートからの返球に対し、阪神の梅野選手のタッチをかわしながらヘッドスライディングを決めました。審判のアウトの判定に、「手が届いている」とアピールし、セーフを求めました。巨人の阿部監督はすぐにリプレー審査を要求。雨に濡れる観客が期待する中、判定は覆ってセーフとされました。貴重な2点目の成功に、浅野選手は「必死で結果を出したい」と叫び、ベンチ前でガッツポーズを見せました。彼のユニホームは土で汚れていました。2021年と2022年の夏、高松商時代と同じ光景です。甲子園の舞台で5試合に出場し、17打数11安打、打率.647、4本塁打、8打点を記録しました。「高校生のときのユニホームは1枚だけ。それを泥だらけにしてプレーしていました。一球一球に観客が湧いていました。最高の思い出です」と、今でも心に刻まれる場所です。 力を感じずにはいられない状況でした。4回、彼がホームに戻る前に、プロ入り後初となる甲子園での打点を記録しました。無死一、二塁のピンチでビーズリー投手のスライダーを捉え、左翼線への適時二塁打を放ちました。このヒットは、試合前に阪神の森下選手からもらったバットで打った15打席ぶりの一打でした。「追い込まれていたので、なんとか食らいついていきました」と、彼は高校時代以来の甲子園で打点を得て語りました。今シーズンは4月25日に一度3軍に降格。それから2週間で2軍、1軍と再び昇格し、10日のヤクルト戦(神宮)では今季初のスタメン、初安打、初本塁打で勝利に大きく貢献しました。かつての自分を思い返す日々に、「自分がチームを引っ張る」という高校時代の精神を取り戻したかのようでした。試合後、浅野選手はヘッドスライディングに込めた想いを語りました。「一番若い自分が先頭に立つことで、チームが盛り上がる。勢いに乗ることができる。もともとガッツポーズをよくするタイプなので、それを続けていきたい」。あの真夏、汗と土にまみれてから3年。高校時代によくやっていた場所で、再びその活躍を見せてくれると彼は誓ったように見えました。雨と土にまみれた姿で、プロ3年目の決意を固めた【阿部健吾】。

【日本ハム】今季5人目の完投勝利を達成した北山亘基、5月までの5人完投は34年ぶりの快挙

日本ハムが今季2度目の劇的なサヨナラ勝ちを収め、連敗を2でストップさせました。この試合に負けていれば、試合がなかった2位の西武に並ばれるところでしたが、勝利により再び1ゲーム差を広げ、単独首位を守りました。投げては北山亘基投手(26)が9回を1失点に抑えて完投。自己最多の10三振を奪う力投で、シーズン3勝目を挙げました。試合後のお立ち台で、今季封印するはずだったお決まりのフレーズ「さいこーきでーす」が飛び出しました。    ◇    ◇    ◇▼日本ハムの北山が完投勝ちを収め、今季チームで完投勝利を挙げたのは、金村、伊藤、古林睿煬、山崎に次いで5人目です。日本ハムでシーズンに5人以上が完投勝利を収めたのは、2015年(上沢、大谷、吉川、中村、メンドーサ、有原=計6人)以来。しかし、5月までに5人が完投を記録したのは1991年以来、実に34年ぶりの快挙です。この年には、西崎、松浦、芝草、柴田、内山の5人が5月までに完投を記録し、6月以降に酒井、西村、小島の3人が加わり、合計8人が完投勝利を挙げました。

【ソフトバンク】小久保監督、相手先発の力に感服「あの姿を見たら心打たれる」サヨナラ負けで勝率再び5割に

ソフトバンクは今季2度目のサヨナラ負けを喫し、再び勝率5割に戻りました。打線が日本ハムの北山に対して9回で4安打1得点に抑え込まれ、10三振を喫しました。150キロ台前半の勢いのある直球に苦戦し、得点は山川の犠牲フライのみにとどまりました。最終的に1−1の9回裏1死満塁で、5番手の大山が郡司にサヨナラ打を許し連勝は3でストップ。日本ハムの先発には、前日の伊藤に続き2試合連続で完投を許しました。小久保裕紀監督(53)は「120球を超えても球威が落ちない。あの姿を見たら野手も心が打たれるでしょう」と北山の力を称賛しました。彼の力強い投球には昨季の8月24日から3連敗。同日も10三振を喫するなど、新たな難敵となっています。チーム4安打のうち3安打を放って活躍した4番中村は「力を入れる場面のメリハリが上手だった。直球のコントロールも良かったと思います」と、苦戦した理由を振り返りました。優れた投手に力負けしたとしても、気になるのは栗原陵矢内野手(28)の状態です。5月に入ってからの打率は1割2分2厘で、不動の3番としては調子が上がらない状態。この日も3打数無安打で通算打率は2割にまで低下しました。指揮官は「見ての通り、良いわけがない」と辛口。昨季はキャリア最高の87打点を挙げて打線の中心として活躍しており、栗原の復調が得点の鍵となるでしょう。チームの5月成績は7試合を残し、12勝6敗となっています。今季初の月間勝ち越しは、22日のカード3戦目に持ち越されました。小久保監督は「ピッチャーはよく頑張った。大山もこれを経験にして次に活かせばいい」と前向きに切り替えました。【只松憲】

【阪神】雨の中で伝統の戦いに惜敗、3連勝がストップ ビーズリーの無敗神話も終焉

阪神は巨人に惜しくも敗れ、3連勝が止まりました。この日は2位の広島が試合中止だったため、両チーム間のゲーム差は1に縮まりました。球団史上3人目の快挙を目指した森下翔太外野手(24)の巨人戦での5戦連続ホームランも叶いませんでした。 先発のジェレミー・ビーズリー投手(29)は、4回途中6安打2失点で今シーズン2敗目を喫しました。これまで甲子園での登板16試合で無敗、巨人戦でも7試合で負けなしの記録が、ついに途絶えてしまいました。 スコア0-0で迎えた4回、ビーズリーが無死一、二塁のピンチから浅野に左翼への先制適時二塁打を打たれました。ここで富田蓮投手(23)に交代しましたが、1死三塁の場面で野選による2点目を奪われ、流れを止められずにいました。3連打を浴び、その後キャベッジの二ゴロの間にさらに生還を許し、この回で4失点を重ねました。 それでも、最後まで反撃の手を緩めませんでした。直後の4回1死で森下、佐藤輝、大山の主軸による3連打で1点を返し、1-5で迎えた6回2死から佐藤輝、大山の連打で再び1点を返しました。さらに7回、先頭の梅野が中前打を放ち、木浪が右翼へ3点目の適時三塁打を放ちました。その後も2死三塁で中野が適時内野安打を決め、1点差まで追い詰めましたが、あと一歩及びませんでした。 激しい雨の中の伝統の一戦で勝利とはなりませんでしたが、22日の第3戦で2カード連続の勝ち越しを狙います。

【ルヴァン杯】3回戦スコア速報:横浜FC-町田、湘南-東京、新潟-東京Vほか

JリーグYBCルヴァン杯は21日に計7試合が行われました。 【イラスト】ルヴァン杯1次ラウンド勝ち上がり 横浜FC10-11-01町田 ▼得点者 前半12分【町田】藤尾翔太 後半38分【横浜FC】小川慶治朗 前半、ヘディングで先制ゴールを決める町田藤尾(共同) 後半、ゴールを決め祝福される横浜FC小川(左)(共同) 湘南10-01-00東京 ▼得点者 後半37分【湘南】平岡大陽 新潟00-20-02東京V ▼得点者 前半7分 【東京V】木村勇大 前半32分【東京V】川崎修平 京都11-00-44C大阪 ▼得点者 前半10分【京都】ムリロ・コスタ 後半3分...

** 初挑戦の綱取り、大の里が劇的逆転を演出する「第3の武器」 若隆景を退け11連勝で13日目に優勝の可能性 **

** ```html 初の綱取りに挑む大関大の里(24=二所ノ関)が、進化を見せて11連勝を果たしました。取組前まで2敗を喫していた小結若隆景に苦戦。初優勝を支えた右差し、2度目の優勝をもたらした左おっつけという、従来の得意技は封じられました。しかし、今場所の前に習得した「第3の武器」、右上手が逆転劇を引き起こし、寄り倒しで無敗を守りました。2敗で追っているのは横綱豊昇龍ただ一人となり、13日目には4度目の優勝を果たし、事実上の横綱昇進が決まる可能性が出てきました。    ◇   ◇   ◇ 今場所の前に身に付けたばかりの「第3の武器」が、大きな勝利を呼び込みました。右を差せず、左もおっつけることができず……。大の里は苦しい体勢に追い込まれました。さらには、相撲巧者の若隆景にもろ差しを許してしまいました。先場所までなら絶体絶命の状況でしたが、肩越しに右上手を引き、幕内最重量191キロの体を生かして44キロ軽い相手に圧力をかけました。相手に下手投げを打たれても、命綱の右上手は放さず、体を預けて寄り倒しました。 「集中して取ることができた。危なかったけど、流れでいけたと思う」。取組前までの対戦成績が2勝2敗という難敵を退け、重圧から解放された様子で語りました。もし負けていれば、豊昇龍、若隆景と1つの差となり、途端に優勝争いは混迷しました。しかし、取組前に2敗だった4人が1人となり、一気に13日目での優勝の可能性が出てきました。 大一番を制した右上手は今月6日、茨城・阿見町の部屋での稽古で手応えをつかんだばかりでした。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と半年ぶりに行った、連続10番の三番稽古。右四つの自身とはけんか四つ、左四つの師匠に、なかなか差し手争いで勝てませんでした。しかし、右差しにこだわらず、右上手を引いて寄り立てる相撲に変更して8勝2敗。それまで師匠との三番稽古は、ほぼ互角の勝敗でしたが、初めて圧倒しました。 その日の稽古後、大の里は「自然と体が動いた。相手の動きを封じ込められるようになった」と、成長を語っていました。きっかけは3度目の優勝を果たした、先場所千秋楽の優勝決定戦の高安戦。「右上手を取って、うまく攻められた。あれがかなり自信になった。1つの発見」。優勝のたびに新たな武器や気付きがあり、大事な綱取り場所で優勝争い独走へとつなげました。 この日の内容は「良くなかった」という。それでも勝たなければならないのが横綱の使命。「集中し直して頑張りたい」と、再び内容も求める決意です。風格も十分。いよいよ4度目の優勝と横綱昇進が、現実味を帯びてきました。【高田文太】 ```

【日本ハム】郡司裕也が再び決めた! 北山亘基、今季3勝目を挙げる

日本ハムが今季2度目のサヨナラ勝利を飾り、連敗を2で止めました。9回1死満塁の場面で、27歳の郡司裕也捕手が右前へのサヨナラ適時打を放ちました。これにより試合を決定づけました。郡司選手は、4月11日の西武戦でもサヨナラ2ランを放っており、今季2度目の劇的な一打です。チームはこの試合に負けていたならば試合がなかった2位の西武に並ばれるところでしたが、貴重な勝利で1ゲーム差を守り、単独首位を維持しました。先発した北山亘基投手(26歳)は9回を1失点に抑える見事な完投を見せ、自己最多となる10奪三振を記録し、今季3勝目を手にしました。

夏場所解説の西岩親方「宇宙人」40歳玉鷲に驚き「マイナンバーカードを見せてもらいたい」

東前頭3枚目の玉鷲(40=片男波)が西前頭1枚目の王鵬(25)に敗れ、8敗目を喫した。敗れはしたが、力強い姿に、ABEMAの相撲中継で解説を務めた元関脇若の里の西岩親方(48)は思わず「マイナンバーカードか何かを見せてもらいたい(笑い)。年齢ごまかしているんじゃないか(笑い)」とコメント。40歳という年齢が信じられない様子で話した。玉鷲を「宇宙人」とも表現した西岩親方は「冗談は私の顔だけにしておきます」と実況アナウンサーとの会話を締めた。

【オールスター】ファン投票中間発表 両リーグ最多得票は阪神・森下翔太、パリーグ最多はオリックス・太田椋

日本野球機構(NPB)は21日、「マイナビオールスターゲーム2025」(7月23日=京セラドーム、同24日=横浜スタジアム)のファン投票中間発表を開始しました。この発表は、6月23日までの平日、毎日午後3時に行われ、最終結果は7月1日の同4時に発表されます。両リーグの最多得票は阪神の外野手、森下翔太選手(24)で6万2637票、パリーグ最多はオリックスの二塁手、太田椋選手(24)で5万9456票でした。各部門の1位として球団別に最も多く選ばれたのは日本ハムの5人でした。巨人は4人、阪神4人、オリックス3人、西武2人、ソフトバンク、楽天、DeNA、広島、中日はそれぞれ1人です。ヤクルトとロッテは0人でした。楽天のルーキー、宗山塁遊撃手(22)は非常に多くの3万9323票を獲得しました。選手間投票や監督選抜、プラスワン投票も実施され、セ・パ両リーグからそれぞれ31人が選出されます。選手間投票の結果は7月3日、監督選抜を含むメンバーは7月7日、そしてプラスワン投票の結果は7月16日に、それぞれ午後4時に発表されます。各部門の1位選手は以下の通りです。【セ・リーグ】先発投手 巨人・山崎中継ぎ投手 巨人・大勢抑え投手 巨人・マルティネス捕手 巨人・甲斐一塁手 阪神・大山二塁手 DeNA・牧三塁手 阪神・佐藤輝遊撃手 広島・矢野外野手 阪神・森下、阪神・近本、中日・岡林【パ・リーグ】先発投手 西武・今井中継ぎ投手 ソフトバンク・松本抑え投手 日本ハム・田中捕手 オリックス・若月一塁手 日本ハム・野村二塁手 オリックス・太田三塁手 日本ハム・清宮幸遊撃手 楽天・宗山外野手 日本ハム・万波、オリックス・西川、西武・渡部DH 日本ハム・レイエス

阪神の豊田寛選手やロッテの西野勇士選手が登録、ロッテの石川柊太選手やオリックスの太田椋選手が抹消/5月21日公示

5月21日のプロ野球における出場選手の登録および抹消情報は次の通りです。【セントラル・リーグ】<新たに登録された選手>・阪神タイガース:豊田寛外野手・中日ドラゴンズ:福敬登投手<登録抹消された選手>・阪神タイガース:中川勇斗捕手【パシフィック・リーグ】<新たに登録された選手>・千葉ロッテマリーンズ:西野勇士投手<登録抹消された選手>・千葉ロッテマリーンズ:石川柊太投手・オリックス・バファローズ:太田椋内野手・埼玉西武ライオンズ:菅井信也投手※再登録は5月31日以降となります。