Month: May 2025

【競輪】平原康多が電撃引退へ…度重なる大けがと闘い「もう限界だなと」SS班のまま異例の決断

G1を9勝し、KEIRINグランプリには14度出場。長年にわたり“関東の総大将”として第一線を突き進んできた平原康多(42=埼玉)が、23日に電撃引退することが日刊スポーツの取材で分かった。現役S級S班のままの引退は過去に例がない。神山雄一郎、武田豊樹から引き継いだエースの座。平原はその重責を一身に背負ってきた。しかし、この数年は、肩甲骨の骨折や股関節の大けがなど度重なる負傷と闘いだった。慢性的な足のしびれや、階段を上がるのもきついほどの腰痛に悩まされながらも、昨年5月のG1日本選手権(いわき平)で「ダービー王」の称号を手に入れた。しかし、体調が回復することはなく、それから1年後の同じ日本選手権(名古屋)で限界を実感した。「ダービー初日、真杉(匠)に離れて追っていく時に、踏んでも踏んでも進まなかった。これはもう限界だなと。考えられるケアや治療は全て試したけど、体に打ち勝てなかった。グランドスラムを期待するファンの声もあったので、オールスターまでは頑張ろうという気持ちもあった。でも、もう期待される“平原康多”という商品をお見せするのは無理だと思いました」。その日本選手権では、吉田拓矢と真杉がワンツー決着。関東の後輩たちの成長も見届けた上で、SS班のまま、約23年間の現役生活に終止符を打つという異例の決断を下した。今後の予定はまだ白紙の状態。23日、日本競輪選手会の埼玉支部に選手手帳を返納する。◆平原康多(ひらはら・こうた)1982年(昭57)6月11日、埼玉県狭山市生まれ。42歳。県立川越工高卒。競輪学校(現養成所)87期生として02年8月に西武園でデビュー(<1><2><9>)。G1は初Vとなった09年びわこ高松宮記念杯から、昨年いわき平日本選手権(ダービー)まで計9勝。G2は06年ふるさとダービー富山、18年高知共同通信社杯の2勝。通算1614戦511勝、優勝61回。通算獲得賞金は17億1407万2900円(22日現在)。185センチ、95キロ。血液型A。父は康広(28期、引退)、弟は啓多(97期)。

白い巨人の10番、モドリッチがレアル・マドリードからの退団を発表「レアルは一生、私の家」6月のクラブW杯まで

レアル・マドリードは22日、公式X(旧ツイッター)で「背番号10」クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(39)が退団することを発表しました。24日のホーム戦がスペインでの最後の試合となりますが、6月に始まるFIFAクラブW杯には参加する見込みです。 モドリッチは同日、自身のインスタグラムで「ついにこの瞬間が来ました。望んではいなかったけれど、サッカーや人生には始まりと終わりがあります。今週末、サンティアゴ・ベルナベウでラストゲームを迎えます」と語りました。 彼はさらに次のようにメッセージを述べています。 「2012年に世界最高と言われるクラブに来て、何を成し遂げられるのか想像もつかなかった。しかし、レアル・マドリードでの経験が僕の人生を大きく変えました。歴史と伝統あるクラブの一員として成功を収めたことを誇りに思っています。」 「クラブ、特にフロレンティーノ・ペレス会長、チームメート、コーチ陣、そして関係者の皆さんに心から感謝しています。」 「この数年間で、信じられないほどの瞬間や奇跡的なカムバック、数々の決勝戦と祝賀、そしてベルナベウでの魔法のような夜を経験しました…そのすべてで勝利を収め、とても嬉しかったです。」 「タイトルや勝利を超えて、すべてのマドリードファンの皆さんの愛情が僕の心に刻まれています。皆さんとの特別な絆を感じられて、本当に幸せでした。皆さんが示してくれた感謝のすべてを決して忘れることはありません。」 「満たされた気持ちで去ります。誇りや感謝の気持ち、忘れられない思い出とともに。そして、クラブW杯後、このシャツを着てプレーすることはありませんが、レアル・マドリードのファンであり続けます。」 「また会いましょう。レアル・マドリードは一生、私の家です。ハラ・マドリード・イ・ナダ・マス」とメッセージを締めくくりました。 モドリッチは9月に40歳を迎えます。契約は今年6月30日までで、Rマドリードでの13シーズン目が終わります。今季はMF陣で唯一、一度も負傷せずに過ごしており、公式戦61試合中56試合に出場して、4得点3アシストを記録しました。 新監督であるシャビ・アロンソ氏の下でも、契約延長の可能性が取り沙汰されていましたが、クラブW杯後に退団することが決まっています。 昨年夏、サウジアラビアからの巨額オファーを断り、「Rマドリードで引退」し、クロアチア代表として来年予定されているアメリカ、カナダ、メキシコのW杯に参加し、キャリアを終える夢を追い続けると言われていました。

【ジャンプ】ノルウェー代表コーチ解雇 世界選手権でスーツ不正加工と認定

ノルディックスキーのジャンプ男子で、ノルウェー代表のヘッドコーチ、マグヌス・ブレビク氏を含むコーチ2名とスタッフ1名が、ノルウェー連盟によって解雇されたと22日にDPA通信が報じました。ノルウェーのジャンプ男子チームに関しては、3月の世界選手権でスーツを不正に加工していた問題が明るみに出ており、連盟はこれを故意によるものと判断しました。ブレビク氏らは、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)から暫定資格停止処分を受けていました。(共同)

【卓球】早田ひな「殻を破った」中国選手を下し、張本美和らとともにベスト8入り 2大会連続メダルへあと1勝

前回の大会で銅メダルを獲得した早田ひな選手(日本生命)が、中国の選手を破り、張本美和選手(木下グループ)や大藤沙月選手(ミキハウス)と共にベスト8に進出しました。難敵との試合を通じて、早田選手は2大会連続のメダル獲得にあと1勝と迫りました。パリ五輪で傷めた左腕に不安を抱えたまま迎えた今大会。「オリンピックや世界選手権は特別な感情が湧き上がる。自信のなかった自分を克服し、殻を破ることができた」と彼女は喜びを表しました。対戦相手の石洵瑶選手は中国勢の中で世界ランクが早田選手より下ですが、油断できない相手でした。1ゲームを先に取った後、2ゲームを失い戦術の変更を余儀なくされました。緊迫した状況で放った巻き込みサーブは、手首を大きくひねる技術を駆使したものでした。負傷後はほとんど練習できていなかったものの、「やるしかない」と決意しました。これが試合の流れを引き戻しました。体の中央に来た球を反射的にバックハンドで打ち返し、パリ五輪での負傷が頭をよぎる場面もありました。この動作に対する恐怖心を乗り越え、「相手が力を引き出してくれた。試合を重ねるごとによくなっている」と、手応えを語りました。

【データ】楽天宗山塁がプロ初サヨナラ打 パ3新人が記録するのは68年ぶり

楽天のドラフト1位ルーキー宗山塁内野手(22)が、プロ初のサヨナラ打で熱戦に終止符を打った。同点の9回1死三塁、西武の長身右腕ウィンゲンターから、中堅へ勝ち越しの犠牲フライ。殊勲打に、チームメートから手荒い祝福を受けた。新人のサヨナラ打は今年の麦谷(オリックス)と西川(ロッテ)がいるが、楽天では12年岡島(2度)19年の辰己、渡辺佳に次ぎ4人、5度目。今年の3人はすべてパ・リーグの新人だ。同一リーグの新人3人がサヨナラ打を記録するのは、23年のセ・リーグ(阪神森下、中日村松、巨人門脇)以来で、パ・リーグでは57年(毎日平井と衆樹、近鉄伊香)以来68年ぶり。

【阪神】巨人戦で初のカード負け越しとなる…ネルソンが延長戦で決勝打を浴びる

阪神タイガースは今季5度目の延長戦で敗れ、巨人との対戦で開幕以来4カード目にして初の負け越しとなった。 試合は2-2で迎えた延長11回、投手ニック・ネルソン(29)が登板したが、先頭打者の笹原に内野安打を許し、暴投も重なり2死二塁とされた後、門脇が右翼へ決勝の適時三塁打を放った。 阪神は一時リードを奪い返す場面もあった。1点を先制された直後の2回、佐藤輝は相手のエラーで出塁し、無死一塁で大山悠輔内野手(30)が左翼へ逆転の2ランを放った。この本塁打は4月23日のDeNA戦(横浜)以来の甲子園での本塁打となった。 しかし、2-1で迎えた7回、先発のジョン・デュプランティエ(30)から継投した及川雅貴投手(24)が先頭の代打ヘルナンデスに同点ソロ本塁打を打たれ、一時同点に追いつかれた。 その後の8回、先頭の代打ヘルナンデスが初出場で初安打を記録し、続く近本の四球と犠打野選で無死満塁の絶好のチャンス。だが、森下が三塁ゴロ併殺、佐藤輝の申告敬遠後に大山が空振り三振を喫し、好機を逃した。 今季の巨人戦は12試合を終えて8勝4敗と優位に進めていたが、このカードでは初の負け越しとなった。試合前には桐敷拓馬投手(25)が左上肢の筋疲労で登録を抹消されるなど、大幅な選手入れ替えが行われたが、チーム一丸での勝利にはつながらなかった。

豊昇龍が日本国籍取得へ 情報漏れに立浪親方は「あまり騒いでほしくない」

横綱豊昇龍(26=立浪)が日本国籍取得の準備に入っていることを、師匠の立浪親方(元小結旭豊)が認めた。一部報道で情報が出たものの、立浪親方は「まだ(豊昇龍は)言って欲しくないらしい。あまり公表してほしくない。場所中だし、あまり騒いで欲しくない」とくぎを刺した。力士が現役引退後、親方として日本相撲協会に残るためには日本国籍が必要になる。立浪親方は「前から決まっていたし、そういうふうに聞いていた」と話した。夏場所後の6月にモンゴルに帰国し、日本国籍を取得するための手続きを進めていく。外国出身の歴代横綱では米国出身の曙、武蔵丸(現武蔵川親方)、モンゴル出身の白鵬(現宮城野親方)、鶴竜(現音羽山親方)、照ノ富士(現照ノ富士親方)が日本国籍を取得している。【大相撲夏場所全取組結果】はこちら>>

【阪神タイガース】ドラフト2位の期待のルーキー、今朝丸裕喜投手がプロ初先発で好投!3回無失点

18歳の期待の若手、阪神タイガースのドラフト2位指名の今朝丸裕喜投手が22日、ウエスタン・リーグのオリックス戦でプロ初の先発を果たしました。そして彼は3回を無失点に抑える素晴らしい投球を見せました。 試合後、今朝丸投手は「捕手の栄枝さんとインコースを攻めようと話していて、ストレートでしっかり押せたので良かったです」とコメントしました。 2回のピンチ、二死一塁の場面では、報徳学園時代にバッテリーを組んだことがある1学年上の先輩、堀柊那捕手と対決し、見事二ゴロに打ち取りました。走者を置きながらも冷静沈着な投球を続け、61球を投げて3安打2奪三振1四球という内容でした。 また、平田勝男2軍監督(65歳)も「報徳学園時代から場数をこなしている。新しいコンビである栄枝と組みながら、緩急をつけたピッチングができている。落ち着いていて慌てることがないね」と高く評価しました。 試合は延長10回タイブレークの末、2試合連続で6-6の引き分けとなりました。

【DeNA】石田裕太郎が準ノーノー、圧巻の1安打完封劇 8カード連続負け越しなし

投打がかみあったDeNAが中日相手に盤石の試合運びで勝ちきった。これで8カード連続負け越しなしで、今季最多タイの貯金3とした。様変わりした下位打線でも、打線の好調ぶりは変わらなかった。前日までスタメン出場を続けていた度会、宮崎、石上に変わって、蝦名達夫、三森、京田が先発に名を連ねた。1回1死一、三塁、オースティンの打席で相手先発マラーの悪送球で幸先よく先制に成功。2死一、二塁からは13試合ぶりにスタメンの蝦名が初球を捉えて左前適時打で2点を先取した。蝦名は右翼守備でもスーパープレーを連発した。2回先頭、カリステのライト線への飛球を背走しながら好捕し、そのままフェンス激突。ボールはつかんだまま、気迫あふれるプレーに球場からは拍手で包まれた。4回先頭でも田中の右中間への飛球にダイビングキャッチ。躍動感あふれるプレーで先発の2年目・石田裕太郎をもり立てた。6回には好調の20歳松尾のヒットで口火を切り、蝦名が3安打猛打賞となる左前打。1死一、二塁とされてから、三森が左前への適時打。「良いところに落ちてくれて良かったです!」という一打でリードを広げると、2死二、三塁から桑原が遊撃への適時内野安打。ヘッドスライディングでもぎとり「気合です!とにかく気合でセーフをもぎ取りました!」とガッツあふれるプレーを見せた。今季2度目の先発マウンドとなった石田裕も打線の踏ん張りと味方の好守に応えた。4回までノーヒットピッチングを継続。5回先頭でカリステに左前打を浴びるも、以降は1安打も許さず。準ノーヒットノーランという圧巻の投球で今季初白星をマークした。【関連記事】DeNAニュース一覧

【DeNA】蝦名達夫、涙のヒーローインタビュー「先日、兄を亡くしてしまって…」切迫したプレーで攻守に輝く

突然の兄の死を乗り越え、気迫のプレーで躍動する姿を見せた。DeNAの外野手、蝦名達夫選手(27)は攻守で存在感を示し、ヒーローインタビューで涙をこらえきれなかった。「先日、兄貴を亡くしてしまい、それがとても突然のことだったので…。チームを一時離れることになってしまいました。兄の分まで頑張らなければいけないと思っています。思い切ってプレーしました」と、言葉を詰まらせながらも兄への思いを語った。5月5日の中日戦(バンテリンドーム)以来、13試合ぶりのスタメン復帰で、気持ちはプレーに表れた。1回表2アウト1,2塁の場面で、中日・マラーの初球149キロに積極果敢にスイングし、三遊間を鋭い当たりで抜ける適時打を放ち、約1か月ぶりの打点を記録した。4回表先頭打者として、そして6回無死一塁でも安打を放ち、今季2度目の猛打賞を達成。外野手としての厳しい競争の中で強烈なアピールを見せた。さらに、右翼守備でもスーパープレーを連発。2回表先頭では、カリステのライト線への飛球を追いかけながら好捕、そのままフェンスに激突しながらもボールをつかみ取るという気迫のプレーで球場は拍手に包まれた。4回表先頭でも田中の右中間への飛球にダイビングキャッチを決め、躍動感あふれるプレーで2年目の先発・石田裕投手をバックアップした。