Month: May 2025

横綱昇進確定の大の里が1日2度目の会見 大関昇進時の口上「唯一無二」に替わる言葉を模索か ####

大相撲の夏場所で2場所連続で4度目の優勝を果たした大関大の里(24=二所ノ関)が、横綱への昇進を確定させました。千秋楽から一夜が明けた26日、東京両国国技館で横綱審議委員会(横審)の定例会合が行われ、横綱に満場一致で推薦されました。茨城県阿見町の部屋で、午前に一夜明け会見を行った大の里は、推薦を受けて夕方にも2度目の会見を開きました。「本当にうれしいですが、これからもっと頑張らないといけません。まだ実感は完全に湧いていませんが、この知らせを受けて、少しは横綱になるという実感がわいてきました」と、午前中の会見よりも状況の進展を喜ぶ様子でした。28日には番付編成会議と臨時理事会を経て正式に昇進が決まります。同日には日本相撲協会からの昇進伝達の使者を部屋に迎え、伝達式が行われます。注目される口上については「これからしっかり考えていきたい」と述べました。大関昇進時の口上では「唯一無二」という言葉を使用しましたが、今回は「今のところまだ特に考えていない」とのこと。「唯一無二」については「すでに使ってしまった」としつつ、新たな言葉の採用や、追加の言葉を盛り込む可能性についても考慮していることをほのめかしました。

「大豊時代」幕開け 大の里「僕に火を付けた」横綱豊昇龍への対抗心「越えなければならない壁」

いよいよ「大豊時代」が始まります。将来的には「1強時代」へと向かうでしょう。大相撲夏場所で2場所連続、通算4度目の優勝を遂げた大関・大の里(24歳・二所ノ関部屋)は、千秋楽の翌日、茨城県阿見町の自身の部屋で記者会見を行いました。千秋楽での敗北により、初となる全勝優勝が阻まれた悔しさをにじませ、横綱豊昇龍への雪辱を誓いました。この日は東京都両国国技館で横綱審議委員会(横審)の定例会合が開かれ、大の里は満場一致で横綱に推薦されました。次の場所では東西横綱が肩を並べることが確定し、今後続く「大豊時代」から、嫌な相手を克服し、「1強時代」を目指していくことになります。    ◇   ◇   ◇ 優勝や2日後の横綱昇進決定という喜びよりも、彼の声は力強く響いていました。一夜明けた会見に臨んだ大の里の心には、前日の千秋楽での敗北のシーンが繰り返し浮かんでいるようでした。豊昇龍とはどんな存在かとの質問に、彼の言葉は止まりませんでした。 大の里 「(豊昇龍が)先に横綱になったことは悔しかったです。伝達式や明治神宮での土俵入りのニュースを、1月場所が終わって新潟で休暇中に見て『自分は何をしているんだろう』と感じ、本当に悔しかった。それが僕の中に火を付けました。ライバル、あるいは目標、越えなければならない壁です。」 対戦成績では、1つの不戦勝を除き、豊昇龍には1勝6敗とかなり苦手にしています。夏場所でも全勝優勝の目前で、番付最高位の意地を見せつけられた形でした。 大の里 「気持ちの持ちようが非常に大切です。新たな宿題、課題ができたので、全勝優勝できるよう、自分の気持ちをしっかりとコントロールしたいです。」 この日、横審から満場一致で推薦され、昇進が確定となりました。次の場所から「大豊時代」が幕を開け、大の里の勢いを大関以下の力士が簡単に止められないことは、今回の場所で証明されました。しかし全勝優勝を阻まれた豊昇龍に対し、冷静さを保ちながらも、負けない気持ちで強く対抗するつもりです。 「大豊時代」に向けた熱い気持ちを示し、午前中に会見し、その後も横審の推薦を受けて夕方に再び会見を行いました。横綱昇進が確定し「本当に嬉しい。(午前中よりも)少しは横綱という実感が湧いてきました」と語りました。昇進が正式に決定する28日の伝達式で語る言葉については「まだ特に考えていない」と答えました。大関昇進時の「唯一無二」という言葉は「もう使ってしまったので」と、新たな表現を模索していることをほのめかしました。「大豊時代」から早期に脱却し、「大の里時代」の到来を目指す言葉を披露する可能性もあります。【高田文太】

ユニークな名前の馬「スモモモモモモモモ」で浦和のルーキー中山遥人が初勝利

4月21日にデビューした浦和所属の中山遥人(はるひと)騎手(17歳、小林厩舎)が、26日に行われた浦和競馬1Rで1番人気のスモモモモモモモモに騎乗し、25戦目で待望の初勝利を飾りました。レースでは序盤から内の馬と並走し、最後の3コーナーで先頭に立つと、そのまま他の馬たちを引き離しました。笑顔で戻ってきた中山騎手は、「今までたくさん失敗してきたので、それをすべての力に変えたいと思って乗りました。勝利できて本当に嬉しいです。誰にも迷惑をかけないことを心掛けており、(将来も)次に繋がる騎乗を続けていきたいです」と、今後の目標についても語りました。

わずか6分で全会一致、大関大の里が横綱に推薦される 大島委員長「異議なし」

日本相撲協会の横綱審議委員会は26日、東京の両国国技館で定例会を開き、全会一致で大関大の里(24歳、二所ノ関部屋)を横綱に推薦すると発表しました。 会議はわずか6分で終了し、大の里の横綱への推薦が異議のないことを示していました。元衆議院議員である大島理森委員長(78歳)は、「審議委員の皆様に諮問を求める前に、率直な意見を伺いました。2場所連続優勝で14勝1敗という見事な成績を上げ、堂々とした相撲を見せたことが評価されました。このようにして、横綱として諮問に全会一致で異議なしという結論に至りました」と説明しました。 大島委員長は今後について「横綱として立派に稽古を重ね、多くの期待に応えてほしい」と述べ、豊昇龍とともに「大豊時代」を築き、大相撲を盛り上げることを期待しています。28日には臨時理事会と番付編成会議を経て正式に決定される予定です。

岩井千怜、米ツアー参戦8試合目で初優勝「こんな早く」 父の雄士さん「親孝行だね」

今季から米ツアーに参戦している22歳の岩井千怜(Honda所属)が、待望の初優勝を果たしました。1打差の2位からスタートし、7バーディー、1ボギーで回り、トータル12アンダーの276で2位に6打差をつける逆転での独走優勝を遂げました。日本国内で既に通算8勝をしている彼女は、米ツアーという最高の舞台でも8試合目にして実力を発揮しました。今季は竹田麗央選手、西郷真央選手に続き、日本勢にとっては3勝目となりました。12試合全てで10位以内に入るという素晴らしい成績を残しています。   ◇   ◇   ◇笑顔がトレードマークの岩井千怜選手は、表彰式で思わず涙を見せました。「まさかこんな早く優勝できるなんて、すごく嬉しいです。」1打差の2位からスタートし、前半1番パー4で8メートルのバーディーパットを決めて逆転しました。その後、3番から4連続バーディーを重ね、6打差をつける独走で優勝を勝ち取りました。「差が開いても限界を設けず、できる限りやり尽くすことが目標です。最後までバーディーを狙いながらプレーしました。」彼女の平均飛距離は258ヤード、フェアウェイキープ率は約57%、パーオン率は約72%という平均的な数値ですが、複雑なグリーンを攻略し、パット数はわずか25に抑えました。連日33度を超える暑さにも負けることなくプレーしました。メキシコでは8年ぶりの開催で、現地カンクンに20年以上前に新婚旅行に訪れたという父雄士さんは「嬉しい。親孝行だね」と会場で喜びを語りました。日本で通算8勝を誇る岩井千怜選手は、双子の姉で6勝を挙げる明愛選手と共に今季から米国での挑戦を始めました。「孤独を感じることが多いスポーツですが、共に戦うチームがいることで安心できます。」試合には両親のサポートを受けながらチームとして挑んでいます。昨年、姉妹のバーディー数に応じて約1900万円を能登半島地震の災害義援金として寄付しました。プロとしてのゴルフでファンを楽しませ、社会を笑顔にすることが彼女のライフワークです。次戦は29日開幕の全米女子オープン。今回出場できなかった世界ランキング上位者たちも戻ってきます。岩井千怜選手は22年8月に、NEC軽井沢72、CATレディースで国内ツアーの初優勝から2週連続優勝を果たすという史上3人目の快挙を達成しました。「次の試合でも家族とチームで頑張ります。」と語り、メジャー大会での上位進出を目指します。◆岩井千怜(いわい・ちさと)2002年7月5日、埼玉県生まれ。8歳でゴルフを始め、埼玉栄高校、武蔵丘短期大学出身。2021年にプロテストで史上3組目の双子姉妹で同時合格。同年にカストロール・レディースでプロ初優勝。その後、双子の姉明愛も優勝し、史上初の姉妹での2戦連続優勝を達成。2022年にはNEC軽井沢72でレギュラーツアー初優勝、CATレディースも制し、史上3人目の初優勝から2週連続優勝を果たしました。家族は両親、姉、2歳下の弟光太さん(日大ゴルフ部)。身長162センチ、体重59キロ。

千賀滉大5勝目「彼じゃなくても打たれた球」大谷翔平1発で踏ん張る グラブ変更もリズム乱れず

メッツ千賀滉大投手(32)が24日(日本時間25日)、本拠地ドジャース戦に先発。6回途中1失点と粘りの投球で、今季5勝目(3敗)を挙げた。初回に、ド軍大谷翔平投手(30)との今季初対決が実現。いきなり先頭打者弾を浴びて先制された。「すごい選手なのは分かってますし、彼じゃなくても打たれた球でもあるのかなとも思います」。さらに、失策と二塁打でピンチを背負ったものの、外野フライと補殺の併殺などでピンチを切り抜け、追加点は許さなかった。2回の投球前には、審判団から「シティコネクト・ジャージー」に合わせたクリーム色のグラブの変更を求められたが、リズムは乱れなかった。その後「楽しくはない」という大谷との対戦では、空振り三振、中飛とリベンジ。6回1死から四球後に交代したものの、終わってみれば大谷の1発だけで踏ん張った。防御率1・46とリーグ1位をキープ。体調面で「まだまだ」「自分が定まっていない」と模索を繰り返しながらも、成績、貢献度とも、レベルは極めて高い。「楽しみが残っているのは、自分の中で思っているだけ。これだったら大丈夫、1年間ケガせずやれる、というものを早く見つけたい」。大谷に被弾しても、チームと自らに白星を残す。最後まで表情を緩めることなく顔を上げた。【動画】大谷翔平、千賀滉大から右翼上段へ先頭打者弾>>

大谷翔平、千賀滉大から18号先頭打者ホームラン 二刀流復活への意欲

```html 【ニューヨーク25日(日本時間26日)=四竈衛】投げることと打つこと—それが大谷翔平選手の流儀です。ドジャースの大谷翔平選手(30歳)は、メッツ戦で「1番DH」としてフル出場し、5試合ぶりに18号ソロホームランを放ちました。メッツの千賀滉大投手(32歳)と今季初めて対決する中、1回表に今シーズン4本目、通算16本目となる先頭打者のホームランを右翼2階席にライナーで送り込みました。試合前には、23年の右肘手術後初めて対打者の実戦形式の投球を行い、最速156キロを記録するなど、二刀流での完全復活に向けて確かな一歩を踏み出しました。      ◇     ◇     ◇ 長らくお休みしていた「二刀流」の感覚が、再び大谷の血を騒がせたようです。この日はいつも以上に「前のめり」な印象でした。 試合開始の2分前、まだグラウンドにはメッツの選手が一人も出ていない状況で、大谷は三塁側ベンチを出て素振りを開始。先発の千賀がようやく投球練習を始めると、大谷はタイミングを合わせてフルスイングを繰り返しました。打席では地面をしっかり踏みしめ、ヘルメットのツバに手を当てながらマウンドの千賀に「目礼」。今季の初対決に臨みました。 初球のボール球をしっかり見極めた後に、2球目。真ん中低めの速球を完璧に打ち、125メートル先の右翼2階席へ突き刺し、「甘い球をしっかり打てたので、そこは良かった」と試合後に落ち着いた口調で振り返りました。しかし、3回には3球三振となり、1発が出れば同点のチャンスだった5回2死一塁で中飛に倒れ、「あと少しで打てそうだったのに…少し悔やまれるかな」と反省の色を隠さず、千賀の「ゴーストフォーク」を打ち損ねたことに悔しさを滲ませました。 幼い頃から慣れ親しんできた「投打」のリズムが、大谷の体に染みこんだ感性を刺激したようです。この日は午後7時10分のナイターに備え、午後2時半から特訓を兼ねた投球練習を行いました。 23年の右肘手術以来、約1年9カ月ぶりの実戦形式で、打者5人に対して1安打2奪三振1四球を記録。首脳陣や同僚たちが見守る中、打たれても打ち取っても笑顔が絶えず、「楽しい? そうですね。自分が投手をやっている感覚を思い出せたので良かったです」と語りました。 当初は「無理しないように」と控えめにしていましたが、本能が湧き起こり最速は「控えめではない」156キロに到達。「いいところもあれば、もう少し抑えながら」と笑顔でコメントしました。今後は徐々に球数と強度を上げ、「投手・大谷」としての精度を増す段階へと進む予定。二刀流の完全復活は球宴後の7月中旬を見据えています。大谷の投打がさらなる高みを目指すことを再確認しました。 ▼大谷が千賀から先頭打者本塁打を記録。日本人大リーガー同士の対決で本塁打を記録したのは、23年5月2日にレッドソックスの吉田選手がブルージェイズの菊池投手から打って以来、12本目となり、先頭打者本塁打としては初。大谷はこれまでに菊池から3本、前田から1本打えており、今回の千賀からのホームランで5本目。千賀からは日本ハム時代の16年にも2本打っており、日本と米国で本塁打を放った初の投手となりました。なお、53試合目での18号は過去の自己最速ペース、23年の66試合目を上回ります。 ```

【DeNA】バウアーが巨人戸郷をDMで励ましたワケ「みんなが応援してるよと伝えたかった」

DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、巨人戸郷翔征投手(25)とのインスタグラムのDMでのやりとりを明かした。先発する27日の阪神戦(倉敷)へ向けて26日、球団施設DOCKで調整した。前日25日には戸郷が今季7度目の先発で初勝利をマーク。4月11日には広島を相手に4回途中で自己ワーストの10失点を喫した傷心の右腕へ、DMで励ましのメッセージを送っていた。元サイ・ヤング賞右腕は「良いやりとりでしたが、プライベートな内容なので詳細は控えさせていただきます」としながらも、意図について「彼が大量失点して落ち込んでいる様子を見て、自分もかつてそうだったので共感しました。彼の投球スタイルをリスペクトしていますし、WBCでも活躍していましたし、対戦もしています。自分だけじゃない、みんなが応援してるよ、という気持ちを伝えたかったです」と説明した。国籍も球団も異なる選手を励ますことは、時々あるという。「あまり頻繁には送らないですが、誰かが苦しんでいたり、理不尽に批判されていたりすると、声をかけることはあります。例えば、(パドレスの)タティス選手を公に擁護したこともありました。選手が苦しんでいる時には連絡することもあります。逆に僕に連絡をくれる選手も多いです」と、同じ野球人として気兼ねなくサポートしてきた。続けて「『誰も僕と話さない』というイメージがありますが、実際は多くの選手とDMやテキストでやりとりしています。ただ、それを公にしていないだけです」とやりとり相手に配慮し、自らは明かさない考えであることも説明した。【関連記事】DeNAニュース一覧はこちら―>

ロバーツ監督が分析、大谷翔平が5月時点で11本塁打をマークしている好調の理由

ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)との独自インタビュー番組「おはようロバーツ」が、26日午前8時からABEMAで放送されました。 ロバーツ監督は、5月25日(日本時間26日)現在で11本のホームランと好調な打撃を見せている大谷翔平選手(30)について分析を行いました。 彼は、「大谷選手が絶好調なときは、高めの球を正確に捉えることができています。逆に、膝下の低い球に手を出すときは、調子があまり良くない兆候です。高めをしっかり捉えたときは、ホームランにつながっています」と述べました。 この番組が放映された後に行われたニューヨーク・メッツ戦では、大谷選手は試合開始直後にメッツの千賀滉大投手(32)から右翼席に18号の先頭打者ホームランを放ちました。投球は1ボールからの94.8マイル(約153キロ)のストレートで、ど真ん中に来た球を完璧に打ちました。 番組内でロバーツ監督は、「千賀投手は勝負を避けるでしょう。大谷が低めを振ると空振りや凡打になることがあるが、高めを打てばホームランも出る。低めを打つ場合は、四球の覚悟が必要です」と話していました。しかし、大谷選手はその投球ミスを逃さず、NPB出身の右腕から今シーズン18本目のホームランをマークしました。

【ダービー】武豊、7勝目を目指して「揺らしましょう」「ダービーがあるから頑張れる」竹内涼真、見上愛に宣言

ダービーの週明けとなる26日、東京都内で「第92回日本ダービーPR発表会」が開催されました。伝説的な騎手の武豊さんと、JRAの年間プロモーションキャラクターを担当している俳優の竹内涼真さん、見上愛さんが登場しました。過去に3回、ダービーを現地で観戦した経験のある見上さんが、「経験したことのない熱狂があり、本当にスタンドが揺れます」と興奮気味に語ったところ、武さんは「今年も揺らしましょう」と宣言し、会場を歓声が包みました。さらに、「ダービーは我々にとっても特別な存在です。ダービーがあるからこそ頑張れます。7勝目を目指して頑張ります」と語りました。