Month: May 2025

** 【バスケ】富永啓生、Bリーグへ進む 北海道が有力候補 NBAを目指すパリ五輪代表、今季は米Gリーグに所属 **

** 2024年のパリ五輪で日本代表に選ばれているバスケットボールプレイヤーの富永啓生(24)が、Bリーグ入りする可能性が高いことが21日に明らかになりました。複数のクラブが彼の獲得に意欲を示していますが、今季B1東地区で5位に終わった北海道が最有力候補とされています。3ポイントシュートが得意なシューティングガードの富永選手は、愛知の桜丘高からアメリカのレンジャー短期大学に進学し、2021年にネブラスカ大学に編入しました。今季はNBAの下部連盟であるGリーグのマッドアンツに所属し、来季は日本のBリーグでさらに成長し、NBAプレーヤーの夢を追いかけます。    ◇   ◇   ◇ 富永選手は世界最高峰のNBAを夢見て、日本からの新たな挑戦を開始します。大学卒業1年目の今季はGリーグのマッドアンツでプレーし、14試合に出場して1試合あたり平均5.4得点を記録しました。出場機会は限られていましたが、帰国直後の今月1日には「最終的な目標はNBAです。どの道が一番良いのかを考えています。日本のリーグが大きく成長しているのを実感しており、いつかプレーしたい」とBリーグへの興味を語りました。 富永選手の意向を踏まえ、複数のBリーグクラブが獲得に動いています。複数の関係者によれば、北海道が最有力候補に挙がっています。13日にはドイツ人のトーステン・ロイブル氏(53)が新ヘッドコーチに就任することが発表されました。ロイブル氏は21年の東京五輪に向けた3人制男女日本代表ディレクターコーチ兼ヘッドコーチを務めており、富永選手とはその時に師弟関係にあたります。26年秋から始まる「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」への参入が決まっている北海道にとって、富永選手の加入は大きな起爆剤となりそうです。 目標であるNBAには、名門レイカーズでプレーする八村塁(27)をはじめ、これまでに4人の日本人選手が在籍してきました。2024年10月には河村勇輝(24)がグリズリーズでデビューし、Bリーグ経由で初めてNBAプレーヤーとなりました。富永選手は河村選手と同じ2001年生まれで、今シーズンはGリーグオールスターで共演しました。米国に滞在中は毎日のように連絡を取り合い、河村選手が日本から成功への道を切り開いたことを踏まえ、「Bリーグのレベルアップを感じており、毎年進化している。河村選手がやってきたこともあり選択肢の一つに入れていた」と語っていました。 2023年W杯フィンランド戦では、3ポイントシュートを決め、日本における世界大会での17年ぶりの歴史的勝利に貢献しました。世界的選手ステフィン・カリー(ウォリアーズ)にちなんで「和製カリー」との異名も持っています。日本屈指のシューターである富永選手が、新たなステージに一歩踏み出します。 ◆富永啓生(とみなが・けいせい)2001年(平成13)2月1日、名古屋市生まれ。桜丘高時代には3年生で全国高校選手権3位。レンジャー短期大学を経て2021年にネブラスカ大学に編入。2024年には全米の大学有力選手が参加する3ポイントシュートコンテストで優勝。2024年9月にNBAペーサーズと開幕前キャンプ参加の「エキシビット10」契約を結ぶも、その後解除され、傘下のGリーグ・マッドアンツに在籍。日本代表としては、23年W杯、24年パリ五輪、21年東京五輪(3人制)に出場。身長188センチ、体重80キロ。 ◆レバンガ北海道 2011年に北海道を拠点に創設。前身は2007年誕生のレラカムイ北海道。チーム名は「がんばれ」の逆さ言葉。今季は21勝39敗でB1東地区8チーム中5位。2024年12月にはプロ野球・日本ハムの本拠地「エスコンフィールド」で初めて公式戦を開催し、28日の三河戦ではBリーグ歴代最多の1万9462人が来場。社長はクラブのレジェンドである折茂武彦氏(55)。 <米国でのプレーを経て、現在Bリーグ所属の主な選手> ◆田臥勇太 2004年にサンズで日本人初のNBAプレーヤーとなる。2008年に日本リーグ(JBL)のリンク栃木(現宇都宮)に加入。Bリーグ初シーズンの2016-17年シーズンには、主将として初代王者に押し上げる。今季も3シーズンぶり4度目のチャンピオンシップ決勝に進出した宇都宮に在籍。 ◆富樫勇樹 日本でキャリアを積み、2014年に渡米。NBAマーベリックス傘下でGリーグのレジェンズに在籍。翌2015-16年シーズンに千葉Jへ加入した。今季も主将としてチームをけん引。 ◆渡辺雄太 2018年にグリズリーズで日本人2人目のNBA選手となる。2024年7月に千葉J加入を発表。今季は故障を抱えつつも、宇都宮とのチャンピオンシップ準決勝などに出場。 ◆馬場雄大 BリーグA東京から、2019年に渡米。Gリーグ・レジェンズでプレー。オーストラリアでのプレーも経て、2023年に長崎に加入。今季も48試合に出場。

今季3冠を達成したバルセロナ、フリック監督との契約を2027年6月30日まで延長発表

バルセロナは21日、60歳フリック監督の契約を1年延長し、2027年6月30日までとすることを発表しました。フリック監督は昨夏に就任し、下部組織の若手選手を積極的に起用する一方で、ハイラインの戦術とレバンドフスキ、ラフィーニャ、ヤマルを軸にした高い攻撃力を活かしました。これにより、前シーズン無冠に終わったチームを見事に再建しました。レアル・マドリードに対して4連勝を果たし、スペインリーグ、国王杯、スペイン・スーパーカップの3冠制覇に成功。この業績が高評価を受け、ラポルタ会長がスペインリーグ優勝決定後のエスパニョール戦後に契約延長を表明し、今回現実のものとなりました。フリック監督の元で、バルセロナは今季ここまで公式戦59試合を戦い、43勝7分け9敗、172得点72失点、勝率73%という素晴らしい戦績を収めています。25日のアウェーで行われるスペインリーグ最終節、ビルバオ戦で素晴らしいシーズンを締めくくることでしょう。(高橋智行通信員)

大谷翔平がナ・リーグ本塁打トップ/MLB打撃上位一覧(米20日現在)

「1番DH」として出場したドジャースの大谷翔平選手が、試合を決定づけるランを決め、チームは4連敗を脱しました。試合は終盤まで1-0という投手戦が続きました。8回には左腕ピッチャーのビークスから左中間に美しい流し打ちで二塁打を放ちましたが、得点には結びつきませんでした。延長10回には、1点差まで詰め寄り、無死二塁の場面で申告敬遠で出塁。その後、1死一、三塁から今季11個目の盗塁に成功しました。このプレーでチャンスを広げ、満塁となり押し出しのデッドボールで同点に追いつきました。最後はマンシー選手のセンターへの犠牲フライで、大谷選手がタッグアップして生還しました。この日の試合前、大谷選手は投球プログラムで一歩前進しました。キャッチボールでの調整を行い、2月の春季キャンプ以来となるスライダーを解禁しました。これまで直球やツーシーム、カットボールなどの速球系とスプリットを中心に練習しており、肘に負担のかかりやすいスライダーは控えていました。カーブも含めて投球し、ロバーツ監督も大谷選手のリハビリの進展を「前進」と評価しました。早ければ今週末にも打者を相手に投球練習を行う可能性があり、二刀流復帰に向けて着実に進んでいます。

46歳のパッキャオ、4年ぶりの世界戦を自ら発表「歴史を作ろう」7月19日にWBC王者バリオスと対戦

元プロボクシング世界6階級制覇王者であるマニー・パッキャオ(46歳、フィリピン出身)が、21日(日本時間22日)に自らの公式インスタグラムで重大発表を行いました。7月19日(同20日)にアメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるMGMグランドで、WBC世界ウェルター級の現王者マリオ・バリオス(30歳、アメリカ出身)に挑戦すると発表しました。 最新のWBCウェルター級ランキングで5位に位置するパッキャオは、「バリオスと対戦するためにリングに戻ります。歴史を作ろう!」と熱い意気込みを述べました。 パッキャオにとって、この試合は2021年8月に行われたWBC世界ウェルター級王座統一戦でキューバのヨルデニス・ウガスに敗れて以来、約4年ぶりのボクシング復帰戦となります。彼はボクサーとして活動する一方で、2010年からフィリピンの議会で下院議員や上院議員としても活躍し、政治の舞台にも進出してきました。2022年にはフィリピン大統領選にも出馬しましたが、惜しくも落選しました。また、パリ・オリンピックへの参加意欲を示し、特別枠での出場を目指しましたが、年齢制限により叶いませんでした。 さらに、2024年7月には日本の総合格闘技団体RIZINに参戦し、RIZINの大会で元K-1王者の安保瑠輝也と特別ルールの下でのエキシビションマッチに挑戦しました。この特別ルールではキックや裏拳が禁止されていました。

【阪神】ビーズリー、4回途中2失点に藤川監督「見ての通り」不敗神話途切れ、次回先発は未定

止むことのない激しい雨の中、阪神の連勝は3でストップしました。最後まで巨人を追い詰めたものの、わずか1点差で惜しくも敗北。藤川球児監督(44)は「常に、一試合一試合を地道に集中して戦っている」と述べました。助っ人の2つの不敗神話もここで途絶えました。4月17日のヤクルト戦(神宮)以来の先発となったジェレミー・ビーズリー投手(29)は、4回途中で6安打2失点し、今季2敗目を喫しました。3回までは毎回得点圏にランナーを背負いながらも抑えていたが、4回の先頭打者・中山に四球を与え、無死一、二塁のピンチから浅野に先制の適時二塁打を打ち込まれました。さらに交代した富田も流れを止められず、3連打を浴び、この回に一気に4点を失いました。ビーズリーは「悪天候を言い訳にはできない。出だしは良かったが、その後安定した投球ができなかった。これを今後修正し、もっと安定した投球を目指さなければならない」と振り返りました。この日まで甲子園では通算16試合の登板で5勝0敗、巨人戦も7試合で4勝無敗でしたが、どちらの記録も初の敗戦となりました。藤川監督はビーズリーの粘りについて問われると「そうですね。見ての通りですね」と控えめにコメントし、次回の先発は未定としました。2位の広島は試合が雨で中止となり、ゲーム差は1に縮まりました。それでも最後まで粘りを見せた打線は巨人にとって脅威となりました。4点のビハインドを抱えながらも集中力を切らさず、4回に大山が1点を返し、6回には再び差を詰め寄ろうと奮闘。7回には7番梅野からのつなぎで1点差まで迫りました。悪条件の中で腕を振ったリリーフ陣にも、監督は感謝の意を示しました。「今日のマウンドは、途中から登板した選手にとって両チームとも厳しいものでした。しかし、最後までしっかり腕を振ってアウトを取ってくれたので、良かったと思います」。プラス材料を得て、次のカード連続の勝ち越しを目指します。【磯綾乃】

【中日】井上監督「145cmの…小さな大巨人の田中幹也さまさま」9回決勝弾を絶賛/一問一答

中日ドラゴンズがDeNAベイスターズに競り勝ち、借金を3に減らしました。試合の9回、田中幹也選手(24歳)が左翼スタンドに決勝となる1号ソロホームランを打ちました。井上一樹監督(53歳)は、「小さな巨人、田中幹也さまさま」とその活躍を称賛しました。 試合後の井上監督のインタビューは以下の通りです。 -9回に田中選手が決勝のソロホームランを打ちました。 「私もあれは予測できませんでした。しかし、開幕から出遅れた中で、今は何試合か出場していますが、彼を外すのは難しいほど活躍しています。小さな巨人とでも言いましょうか、今日は本当に大きく見えましたよ。あの155センチ(実際は166センチ)が」 -現在も試合に出続けている田中選手の体調はどうですか。 「まあまあです。今も話をしましたが、彼は『大丈夫』と言っていました。何か不具合があったとしても、選手は大丈夫と言うものですから、こちらが表情や動きを見ながら判断しないといけないと思っています」 -先発の三浦選手は6回途中で3失点でした。 「田中選手が打ってヒーローのようになりましたが、昨日の大敗(2-10)から考えると、まずは三浦投手に感謝ですね。細かく指示を出してきましたが、今日のピッチングに反映してくれました」 -どんなことを助言しましたか。 「『全てにおいて準備が遅い』とか、『練習をおろそかにするな』ということですね。セ・リーグとパ・リーグで野球の違いもありますし、打席で『打ってこい』とは言いませんが、それをきちんとやっておかないとリズムが乱れたり、切り替えが必要だったりと、まだ学ばないといけないことがたくさんあるんですよ」 -2回には板山選手が本塁打を放ちましたね。 「『ホームランバッターの雰囲気を出し過ぎだよ』と私は言いましたが、(18日の)東京ドームのホームランでね、今日もたまたまホームランが出ましたが、その思い切りの良さが出てきたと思えば、板山選手にも多くのチャンスがあります。だから今が競争という形で、良い相乗効果があるのではと思っています」 -昨日の試合後に「考え直すところがある」と言われてました。 「選手たちが打たれて大敗した日の翌日に、『あれが悪かった』『これが悪かった』と言うと、動きや振りが鈍くなるので、それはあまり言わないようにしていました。今日は外国人選手を少しいじったりしましたが、日本人でも外国人でも打てないと落ち込んでしまうものですから、『いやいや、それで大丈夫だよ』といった感じで励ましていました。今日の勝利は、打てなかった選手や重要な場面で結果を出せなかった選手の中で、また何かを復活させてくれたという大きな勝利となりました」 -プロ野球でも田中選手のような小柄な選手が頑張れる姿は子供たちに勇気を与えると思います。 「本当にそうですね。145センチ(実際は166センチ)の田中幹也がこれだけのことをして…。今日は本当に“小さな大巨人”の田中幹也さまさまだと監督が言っていました。子どもたちは大谷翔平選手を見て、『あれくらい大きくならないとダメかな』と思うかもしれませんが、『そうじゃない。小柄な選手でもこれだけ活躍できる』ということを示す、ぴったりの選手だと思います」

鈴木誠也、遊撃内野安打で出塁し、カブスは3カード連続で勝ち越し

シカゴ・カブスの外野手、鈴木誠也選手(30歳)はこの試合で「3番・右翼手」としてスタメンに名を連ね、4打数1安打を記録しました。試合の初回、第1打席では空振り三振に倒れました。第2打席の3回ではライトフライに終わりました。第3打席の6回では、遊撃への内野安打で出塁しました。第4打席の8回では再び空振り三振に終わりました。現在の打率は2割5分3厘となっています。カブスはこの試合に競り勝ち、3つのカードで連続して勝ち越すことが決まりました。

菅野智之が6回2失点の好投、勝敗なし オリオールズが延長戦を制し連敗を8でストップ

オリオールズの菅野智之投手(35)は、6回で5安打2失点、1四球、3奪三振という安定した投球を見せたものの、勝ち負けはつかなかった。1回の立ち上がりは、3者凡退とし、上々のスタートを切った。2回に2死後、四球と安打を許したものの、次の打者を抑えて切り抜けた。3回と4回には単打を許しつつも無失点でしのいだ。5回には1点リードで迎えたが、1死二塁から投ゴロの間に二塁走者が好走塁を見せ同点に追いつかれた。6回に4番のホスキンスにソロホームランを浴び、1点をリードされ、88球で降板した。これにより防御率は3.07となった。クオリティースタート(6回以上で自責点3以内)は今季5回目。オリオールズは延長11回に4点を奪って接戦を制し、連敗を8でストップ。この勝利は、ハイド前監督の解任後、チームを率いるマンソリーノ監督代行にとって初めての勝利となった。

【卓球】戸上隼輔、張本智和に完勝 4-1で日本勢対決制す 初の世界選手権16強入り

24年パリオリンピックの代表選手である戸上隼輔(23歳、井村屋グループ所属)は、世界ランク4位の張本智和(21歳、トヨタ自動車所属)に見事な勝利を収めました。スコアは4-1(11-7、11-9、9-11、11-5、11-9)と快勝し、自身初となる16強入りを果たしました。試合序盤から高精度のサーブや力強いショットで主導権を握り続け、張本選手を圧倒しました。

【横浜】宮市亮、エンジン全開からの痛恨…右ハムストリング肉離れに「自分の弱さ、情けなさ」

横浜F・マリノスはヴィッセル神戸に1-2で敗れ、クラブワーストとなる7連敗を記録しました。この試合で左ウイングとして出場したFW宮市亮(32)は、水を得た魚のごとく輝きを放っていました。 苦境から脱出するため、チームはこれまでの戦術を見直し、シンプルに前方へボールを蹴り出す戦法を採用しました。GKからのビルドアップをあえて避け、ゴールキックは全て前方へ展開しました。 前半2分、飯倉のロングキックを神戸DF山川が目測を誤る中、背後へ流れたボールを宮市が独走し、左足でシュートを放つシーンが見られました。角度が厳しく、ボールはサイドネットにかかりましたが、意図が見えた瞬間でした。 その後も宮市は果敢にスプリントとドリブルを続け、チャンスを生み出しました。しかし、前半29分にシュートを放った際、右ハムストリングを痛め、これは自身だけでなくチームにも大きな痛手となりました。宮市は担架でピッチを去ることになりました。 試合後、宮市は「ピッチ内での皆の方向性が一致していると感じた。この戦い方を基盤に継続すべきだと思う」と手応えを感じた様子でコメントしました。 前半はシュート数で9-4と上回り、横浜は多くの好機を作っていましたが、宮市の負傷退場が試合結果に影響を及ぼした可能性があります。 「自分が出るからにはスプリントが求められるし、そこで何かを変えたかったし、勝ち点3を狙いたかった。このようにケガをしてしまうのが、自分の弱さであり、情けなさだと思います。でももう一度立ち上がり、前を向いてがんばりたいと思います」と宮市は悔しさを滲ませました。 右太もも裏の肉離れにより、3日後の鹿島戦出場は不透明で、6月の試合出場も厳しい状況です。「情けなさは残りますが、しっかりリハビリして戻ってきたい」と前向きな姿勢を見せました。