【欧州チャンピオンズリーグ】インテル、15シーズンぶりの4度目の優勝ならず スクデットに続きビッグイヤーも逃す

0
202506010000021-w500_0

15シーズンぶりの4度目の優勝を狙ったインテル・ミラノ(イタリア)は、0-5でパリ・サンジェルマン(フランス)に敗れました。シモーネ・インザーギ監督(49歳)は、2シーズン前の決勝でマンチェスター・シティ(イングランド)に惜しくも敗れた雪辱を果たせず、国内リーグ戦での2位に続き、チャンピオンズリーグでも準優勝に終わりました。

「ファンを笑顔にしたい」。そんな思いを抱えて臨んだ決勝の舞台。インテルは準々決勝でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、準決勝ではバルセロナ(スペイン)との激戦を制して勝ち上がりました。

序盤から自陣に引いて守る予想通りの展開でした。しかし前半12分、右サイドから崩され、最終的にハキミ選手に得点を許しました。その1分前にも、左サイドをデンベレ選手に突破され、シュートを打たれましたが、これはGKゾマーの正面に。それでも3バックの横のスペースを相手に攻略されました。

20分には、ロングカウンターを受け、19歳のFWドゥエ選手に右足でのゴールを奪われました。36歳のGKゾマー、37歳のDFアチェルビ、36歳のMFムヒタリアンと、多くの経験を持つ選手たちが歴史的に初の35歳以上の選手3人で先発。しかし、パリSGの19歳アタッカーにさらなる得点を許してしまいました。

後半開始からの交代はありませんでしたが、9分にけがが万全でないDFパヴァールに代わりDFビセック、MFディマルコに代わりMFザレフスキが出場。しかし、ザレフスキはその2分後にパリSGのMFファビアン・ルイスに対してファウルをしてイエローカードを受けました。13分にはインザーギ監督が審判への抗議でイエローカード。試合の流れは大きく変わらないまま、交代出場のビセックが負傷退場するアクシデントがありました。

その直後、後半18分に速攻から再びドゥエ選手に得点を許し、勝敗は決定的となりました。スタジアムには涙を流すインテルサポーター。28分にも攻め上がった最終ラインの背後をFWクワラツヘリア選手に抜け出されて失点。42分にも途中出場の19歳MFマユル選手に5点目を許し、完敗を喫しました。今シーズンはスクデットに続き、ビッグイヤーも逃し、笑顔で終わることはできませんでした。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *