大の里が「唯一無二」を口上に選んだ理由は? 大関昇進に続き横綱昇進伝達式でも用いた決意の言葉

新たに横綱に昇進した大の里(24=二所ノ関)は、28日に茨城県阿見町で行われた横綱昇進伝達式で「唯一無二」の精神を示しました。伝達式では「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します。本日はありがとうございました」と堂々と述べられました。
この「唯一無二」という言葉は、大関昇進伝達式でも用いられました。大の里は式後の記者会見で「自分自身で熟考した結果、この言葉しかないと思い、当初予定していなかったものの、やはりこれがぴったりだと感じて選びました」とのことです。
優勝の翌日の記者会見では、大関昇進の場合とは異なる言葉を考えていましたが、最終的に選んだのは伝達式の前日、27日でした。
「昨日の昼頃に自分で何がいいか考えた結果、この言葉がふさわしいと感じて決めました」と語り、「伝達式はこれが最後となるため、横綱としての口上に入れ、この言葉の通りに邁進しようと決心しました」と強い意志を見せました。
◆唯一無二(ゆいつむに) この世でただ一つしか存在しないこと。他に同類がなく、その唯一の存在であること。