大の里、横綱への昇進で大関は琴桜だけに…名古屋場所の番付に「横綱大関」の表記

日本相撲協会は28日に東京の両国国技館で、7月13日から始まる大相撲名古屋場所(IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開催しました。この席で、大関である大の里(24歳、二所ノ関部屋)の横綱昇進が満場一致で承認されました。茨城県阿見町にある二所ノ関部屋で行われた昇進伝達式で、大の里は「唯一無二の横綱を目指します」と口上を述べました。
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大の里の昇進により、大関は琴桜1人となりました。新横綱が西に位置することが予想される名古屋場所の番付では、横綱が大関を兼ねる「横綱大関」として記載されることになります。江戸時代からの伝統で、小結、関脇、大関は番付から省略できないため、大関が不在の場合、横綱が大関を兼ねる形を取ります。直近では、2023年夏場所で照ノ富士が「横綱大関」として、貴景勝との1横綱1大関体制を取っていましたが、その後、霧島が大関に昇進し、この状態は解消されました。