大の里の横綱昇進で待遇が激変 – 月給が大関の250万円から300万円に、付け人も3人から10人に増加

日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で行われた大相撲名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会において、大関の大の里(24=二所ノ関)の横綱昇進を全会一致で承認しました。「第75代横綱 大の里」が正式に誕生し、相撲界の頂点に立つことで周囲の環境も大きく変わります。
◆横綱になると…
▽収入:月給は大関時代の250万円から横綱として300万円に増加します。巡業などでの宿泊や日当は1日9500円から1万1000円に引き上げられます。また、協会から昇進祝いとして名誉賞100万円が贈られます。師匠に対する養成奨励金も10万円増の30万円が1場所ごとに支給され、引退時の養老金も基本給が500万円増の1500万円となります。
▽付け人:横綱として付け人の数は大関時代の約3人から10人近くに増えます。これは綱締めなどの責任が増えるためで、必要な物を入れるための明け荷も1つから3つに増えることになります。
▽待遇:負け越しても休場が続いても地位が下がることはありません。引退後も5年間はしこ名のまま年寄として協会に残ることが可能です。