武居由樹、初のメイン防衛戦に臨む「プレッシャーは力に変える」計量を一発でクリア

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プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)は、初となる世界戦メインイベントに向けて、計量を見事に一発でクリアしました。

28日に横浜のBUNTAIで行われる試合で、同級7位のユッタポン・トンデイ(31=タイ)との2度目の防衛戦に挑みます。27日には試合会場でファンに向けて公開の前日計量に臨み、リミット(53.5キロ)より400グラム軽い53.1キロでパスしたユッタポンに対し、武居はリミットで計量をクリアしました。計量後には約22秒間のフェースオフ(にらみ合い)が行われ、握手を交わし、健闘を誓い合いました。

上半身裸で並び、ユッタポンの仕上がりを確かめた武居は「顔つきが非常によかったですね。並んでみると少し背が低い印象でしたが、握手をした時には戦う目付きがありましたね」と、試合への気持ちを新たにしました。苦しいとされる減量でしたが、「ここ最近で一番うまくいきました。バンタム級リミットは3度目。減量の方法も理解できてきた」と、その成果を実感しているようです。

昨年行われた世界戦の2試合は、いずれも判定勝ちでしたが、ユッタポン戦では野性味をテーマに掲げ、KOを目指す強い意志を見せています。「練習から調子がよく、今はとても良い状態です。リングに上がる自分が楽しみです。昨年の2試合は考えすぎたかもしれませんが、今回は感覚を信じて戦える自信があります」と、武居は自信を見せました。

この試合は元々1月24日に予定されていましたが、武居の右肩負傷により再設定されることとなりました。「多くの方に迷惑をかけてしまった」との謝罪の気持ちを胸に秘めつつ、「明日は爆発したいと思います。プレッシャーはありますが、それを力に変えてきました。プレッシャーはかけてもらった方がいいんです」と強い決意を語りました。

横浜文化体育館がリニューアルされた横浜BUNTAIで初めて開催されるボクシング興行となります。所属する横浜で迎える自身初の世界戦メインイベントで、武居は「大橋ジムにゆかりのあるBUNTAIで、自分がメインを務めるので、大橋ジムの看板を背負って戦うつもりです。勝ちたいですね」と、勝利への強い決意を示しました。

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